いくつ覚えてる?バブル期に流行った「死語」の数々!!
実に30年の歳月が経過した日本の「バブル期」。当時、様々な言葉が生まれては流行し、そして時代の流れとともに廃れていきました。しかし近年では、平野ノラやバブリーダンスなどの登場により、バブル期文化の再評価が著しいのも事実です。ここでは、そんなバブル期に流行った「死語」をいくつか取り上げてみたいと思います。

三高
バブル期男子のステータスとして持て囃された“三高”。三高とは「高学歴」「高収入」「高身長」の男性を指す言葉で、当時の女性は三高の条件を満たす男性を結婚相手として望む傾向にありました。具体的には有名大学出身、年収1000万、身長180cmといった言葉が踊っていましたが、三高狙いの女性の何割が、実際に三高男子と結婚出来たのかは定かではありません!
ちなみにバブル崩壊後には、三高の代わりに「価値観が合う」「金銭感覚が一致している」「雇用形態が安定している」の“3K”や、「comfortable(充分な給料)」「communicative(価値観やライフスタイルが同じ)」「cooperative(家事をすすんでやる)」の“3C”などが、女性が結婚相手に求める条件として取り上げられることもあります。
3K
仕事内容や労働環境が「キツい」「汚い」「危険」な場合、その職場を“3K”と呼ぶのが流行したのもバブル期のことです。主にブルーカラーの職場で用いられていた言葉ですが、その後IT業界などで「キツい」「帰れない」「給料が安い」の“新3K”が用いられたりもしました。現在は、3Kや新3Kを総称する言葉として“ブラック企業”という単語が定着している感がありますね。

アッシーくん
バブル期の象徴とも言える言葉のひとつ“アッシーくん”。女性が移動する際に自家用車で送り迎えをやらされる都合の良い男性のことで、バブル期には六本木界隈で女性を送迎するアッシーくんと思しき車が多数見受けられました。このような車を総称して「六本木カローラ」などと呼ばれたとも。
アッシーくんと並び、当時の女性に利用された存在として“メッシーくん”、“ミツグくん”という男性もいました。メッシーくんとは、その名の通り女性に食事を奢らされる男性のことで、当時流行していたイタメシ(イタリア料理)などを奢らされていました。一方ミツグくんは、女性に貢ぐことを得意とし、女性に人気のブランド物などを買わされていました。これらの男性はお目当ての女性と親しくなるために上述の行為をしていたのですが、当の女性から見ると彼らは都合の良い存在でしかなく、本命にはなり得ないというのが一般的だったようです。
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しょうゆ顔/ソース顔
人の顔立ちをカテゴライズする際によく用いられた“しょうゆ顔”、“ソース顔”。しょうゆ顔とは、顔の凹凸が少ない、丸形の輪郭、色白、といった特徴を持つ万人受けしやすい顔のことで、クセが少ないためあっさりとしたイケメンが多い傾向にあります。男臭さ・ワイルドさに欠けるため、しょうゆ顔の男性は女性に警戒心を与えづらいというメリットも。

一方ソース顔とは、目鼻立ちがくっきりとした西洋的な風貌で、凹凸が明確なためワイルドな印象を与えます。目元もくっきりとした二重であることが多く、しょうゆ顔に比べるとクセがあります。美形ではあるものの、好みの分かれる顔と言えるでしょう。

ワンレン/ボディコン
バブル期のディスコにおける正装と言っても過言ではない“ワンレン”、“ボディコン”。ワンレンとは「ワンレングス」の略称で、前髪から後ろまでを同じ長さで切り揃えた髪型です。芸能人では浅野ゆう子・浅野温子の「W浅野」をはじめ、トレンディドラマの主役級の女優の多くがこの髪型を採用していました。ディスコにおいても、女優に影響を受けたと思われるワンレンの女性が多数見受けられました。
ワンレンと並びディスコの正装であった“ボディコン”。女性のボディラインを強調したニット素材のミニのワンピースなどが、男性を魅了するファッションとして一世を風靡しました。それ以外にも「ジュリ扇」と呼ばれたジュリアナ扇子をはじめ、長い爪、トサカ型の前髪といったファッションに身を包んだ女性たちがジュリアナ東京などに集結し、当時のマスコミは彼女たちをバブルの主役として持て囃していました。
今回ご紹介するバブル期の言葉は以上となります。皆さんの記憶に残る言葉はありましたでしょうか?

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