そもそも土管って何する物?
土管じゃなくてヒューム管?
Wikipediaによるとアニメや漫画等に出てくるような大口径のコンクリート製の土管を「ヒューム管」と言うようです。
下水道を通したり、農業用水を通す為に使うそうです。
う~ん、ずっと土管だと思っていて大人になって、あれは土管じゃなくて「ヒューム管」と分かっても・・・。
今更「ヒューム管」って呼べないんですけど💦(ここでは土管で表記します)
何で空き地に置いてあったの?
空き地に土管の謎①の説
色々と調べたら理由は今から50年以上前の昭和40年頃の高度成長期に関係がありました。
何でも昭和40年代は日本の便所が汲み取り式から水洗に変わった時代で、至る所で下水道工事が行われていたそうです。
それで空き地という空き地に工事用の土管がストックとして置かれていたという説があります。
当時は行政も緩かったんでしょうか?現代だったら空き地に土管など置いていったら不法投棄で問題になりそうですが・・・。
で、そんな時代の真っ只中に連載が始まった漫画「ドラえもん」の中の空き地にも、当然の様に土管が描かれたと言われています。
実は空き地では無かった②の説
もう1つの説が、空き地だと思っていたら空き地ではなく工事の資材置き場だったと言う説。
確かに今より行政が緩かったとしても、空き地に勝手に土管をストックとして置いていったら問題になりますよね~。
映画版の「ドラえもん」とかでは土管以外にも角材とかセメントとか無造作に置いてあるのがちゃんと描かれているので工事の資材置き場と言うのが分かります。
漫画の中では資材置場で遊んでいた子供たちの場所が段々空き地に変換したのでは?とも言われているそうです。
ケガや事故など無かったの?
上に乗って騒いだり隙間に潜り込んだりするのは、大変危険なことだったのだ。 乗っていた土管が転がり出し、下敷きになって男の子が亡くなるという痛ましい事故も現実に発生していた。
https://bonkura-oyaji.blog.ss-blog.jp/2009-07-16空き地に土管はあったのか?:昭和生まれだ、文句あっか!:So-net blog
昭和40年からさかのぼって、昭和30年代頃って、そこら中の空き地に土管がゴロゴロ沢山あったそうで、子供たちにとって遊び場=空き地=土管が定番だったそうです。
で、土管の隙間に潜り込んで出れなくなる子供や乗っていた土管が転がり出し、下敷きになって亡くなったお子さんも沢山いたようです。
藤子・F・不二雄先生の配慮
こういう危険な場所が子供たちを魅了することを藤子・F・不二雄が把握していて、敢えてマンガで再現したのだという。
https://bonkura-oyaji.blog.ss-blog.jp/2009-07-16空き地に土管はあったのか?:昭和生まれだ、文句あっか!:So-net blog