深作欣二監督映画『魔界転生』
『魔界転生』(まかいてんしょうは、山田風太郎の伝奇小説として、1964年12月から1965年2月まで『おぼろ忍法帖』という題で『大阪新聞』に連載されていた人気連載小説でした。
そして惜しまれつつが、連載終了していましますが、山田風太郎自身が『魔界転生』と改題し、1981年に深作欣二監督で映画化されました。
日本での観客動員数200万人、配給収入10億5000万円という記録を打ち出し、その豪華なキャスティングも注目された現在でも語り継がれる映画とされています。
深作欣二監督映画『魔界転生』は海外で『Samurai Reincarnation』として紹介され、映画の中で描かれた柳生十兵衛は、イコール日本のサムライの姿として、定着するほどです。
日本のサムライの強さやしなやかさ、スピード感などもその後の海外の監督、演出者にも影響していると言われています。
1981年映画『魔界転生』ストーリー
ストーリーの中に登場する天草四郎時貞役に沢田研二さんというのも話題になった一つです。天草四郎時貞のイメージに多くの人が持つ中性的であり、カリスマ性のあるキャラクターによく、ジュリーを!と映画を観る前も観た後も思えた人が多かったことでしょう。
小説による『魔界転生』という秘術とは?
原作と深作映画『魔界転生』の違い
深作欣二監督映画『魔界転生』の見どころ
深作映画、山田風太郎原作の『魔界転生』の違いを踏まえたうえでも、深作欣二監督の演出がひと際際立つ作品としての見どころをご紹介しましょう。
奇想天外な世界観の衣装・メイク
深作作人『魔界転生』では、衣装やメイクもとても話題になりました。衣装を手掛けたのは、辻村ジュサブロー(現寿三郎)さんで、人形劇衣装や舞台衣装で注目されていました。
衣装では特に、柳生十兵衛の野性視的なものと天草四郎の西洋風できらびやか装いの対比をうまく演出に盛り込んでいたのが印象的でもありました。
また、魔界衆の目にゴールドのコンタクトを使う演出も不気味さをうまく表現していました。
デビュー間もない真田とジュリーのキスシーン
若山富三郎さんの殺陣とまばたき封印の演技力
柳生十兵衛が魔界衆となってしまった父の柳生但馬守宗矩との一騎打ちの殺陣シーンでは、若山富三郎さんのスピード感ある殺陣が絶賛されています。
また、魔界衆となり生き返った後の柳生但馬守宗矩を演じる若山さんの演技がまばたきもせず、この世のものとは思えないとこちらも絶賛されました。
妖艶ガラシャと言えば!佳那晃子
ジュリーの妖艶生首シーン
主演は千葉真一さんと言いつつ、この深作監督映画の「魔界転生」では、様々な見どころがあるので、今の時代に観ても興奮すること間違いなしの演出とストーリーです。
深作映画『魔界転生』の豪華キャスト陣
魔界転生キャスト陣の時代の流れと現在
千葉真一さんの二人の息子
2019年11月7日に千葉真一さんは、芸能生活60周年のパーティーを開いていますが、そこでマスコミが二人の息子さん達と千葉さんの3ショットを狙っていた様ですが、真剣佑さんはパーティに来られたようですが、一緒に囲み取材がなかったことで、親子の仲が良くないのでは?などと言われていることもあったようです。
千葉真一さんは自分を超えられないんだら役者を辞めろなんて言ったこともあったようですが、エ英語も堪能な息子さんたちの将来はハリウッドで...と期待もしてしまいます。
沢田研二
真田広之
佳那晃子
まとめ
1981年公開の深作欣二監督映画『魔界転生』が今、観てもすごい!面白い!と評判がいい映画の一つとして名前が挙がります。
主役は、千葉真一?沢田研二?などと言われていますが、脇を固めた他の出演者もすばらしい!と絶賛されています。
今一度、注目したい作品であっることは間違いないですね。