映画「もっともあぶない刑事」はヒットドラマ「あぶない刑事」シリーズの総決算として製作された作品でした。
ドラマシリーズ当初からの宿敵であった暴力団組織・銀星会との抗争に終止符が打たれ、この映画の後にシリーズは7年間の休止期間に入ります。ショッパナから「あぶ刑事」ブランドが全開に表現された作品として、いまだに根強い人気を誇る作品といえます。そのオープニングのセリフにこそ、タカとユージの生き様が凝縮されていますよね。
1989年4月「もっともあぶない刑事」
冒頭のふたりの掛け合いは、あぶ刑事ファンならよく真似したワンシーンではないでしょうか。タカとユージ、二人のキャラが凝縮されているとともに、なんだかバブル期を駆け抜けた男たちの挽歌にも聴こえてくるセリフです。

昨日の女、どうした…?

午前0時のチャイムと同時に別れた。

イイ女だったじゃないか…。

だって生活変えて欲しいナンテ言うんだもん…。

オトコ、変えたがるもんだ。オンナはァ…。

イマサラ変えられるかヨォ。

ムリだろうな。

こんな面白いシゴト、止められねえよなぁ。。。
ワーカーホリックとまで称された当時の日本人。規格外だったとはいえ仕事の虫だったのはこの二人も同じ。
「こんな面白い仕事、止められない。」
バブル期を駆け抜けた男たちの挽歌が、そこにはあるような気がします。
また同作に欠かせなかったのが「Where do you go from here」のインストルメンタル。ハードボイルドな二人を映し出してくれましたね。
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