早くも9月です。一年過ぎるのが早すぎて、嫌になっちゃいますね。
もうこんなんじゃあっという間に紅白歌合戦ですよ!まぁ観ないんだけど。
正直真夏より、残暑が一番きつい。
引きこもりのワタクシは暑さにやられ、今更になってダウンしました。本人としても今!?って感じ。
こういう何でも遅れてやってくるあたりが「老い」ですね。死にたい。
スリーピー・ホロウ
無くした首を……知りませんか?
今回のコラムは90年代ラストに公開された「スリーピー・ホロウ」
ワタクシの紹介する作品にしては記憶に新しい方かもしれませんね。といっても日本公開99年ですけど……。
まだまだ生まれたての小鹿だった亜妖ちゃん、この映画のテレビCMが怖くて怖くて、画面の前でガタガタ震えてました。
「無くした首を……知りませんか……?」みたいなこと言ってるCMだったと思う。子どもには衝撃的でしたよ。
昔はホラー映画のCMとかばんばんゴールデンタイムに流してましたもんね。時代は変わりましたねぇ。
かまいたちの夜、スリーピー・ホロウ、せがた三四郎が亜妖の中で怖いCMビッグスリーでした。
ちなみにせがた三四郎は今でも何故か怖いです。♪せ~がた~三四郎♪せ~がた~三四郎♪
せがた三~四郎!「‘$%#$!」←いつもここ何言ってるか聞き取れなかった。分かる人教えてください。
さて、どうでもいいこと言ってないで本題に移りましょうか。このままだとせがた三四郎の話で全て終わってしまいそうです。
鬼才、ティムバートンによるゴシックホラー

冒頭からこんな怖いカボチャが現れます。ゴシック感満載で大興奮しますね。
しかしのっけからショッキングなシーン、なんと騎手の首がはねられてしまいます。

見事なまでの首ばっひょん。
なんとこのスリーピーホロウという村では、首を切断される事件が次々と起こっています。
すでに二週間で三人ほど犠牲者が出ており、斬られた首の行方は分かっていません。
そんな事件を聞きつけて、ニューヨークの警察よりイカボットという捜査官が村へ派遣されることに。
ちなみにイカボット、華々しくこの業務を任命されたわけではありません。

そう、この警察署では拷問が当たり前。
そういった方針に反発するイカボットは上の人間から反感を買い、島流しならぬ村流しみたいなもんにあってしまうのです。
「おいこら、事件解決してこいや~」と。なんと理不尽な!

スリーピーホロウという村は、オランダの移民が作った孤立した村なのです。

これを見ればお分かりでしょうか……ちょっとどころか、かなり不気味な雰囲気が漂いますね。
ゴシックな世界観大好きなワタクシですから、絵を見ている限りはテンションが上がります。
でも行けと言われたら絶対に断ります。いや、マジで。
スリーピーホロウはちょっぴり暗くて、閉鎖的な村のようです。
ですが……

そんな村にも美少女がいるんだなぁ~ゲヘヘヘヘヘヘヘヘ!
イカボットもカテリーナ(美少女)を一目見て、惚れ惚れしてしまいます。
しかし惚れてまうやろー!と浮足立っている場合ではありません。
村へ着くやいなや別室へ案内され、この場所で頻発している事件についての話をすることに。
村のお偉いさんたちは、この事件は数十年前に殺されたドイツ人傭兵の亡霊の仕業だと、口を揃えて言うのです。

歯がギザギザで、顔が白くて怖い雰囲気を持つ男性。とにかく事件はこのお方の仕業だと。
実際このドイツ人傭兵も首チョンパして殺されていますから、「その亡霊が出たんじゃあ!」とお偉いさんたちは信じてやまないのですね。
ですがイカボット、そんな簡単に幽霊など信じません。
ましてやこの主人公科学が何より得意ですから、幽霊を信じないのなんて尚更です。
ですがその亡霊の悪しき行いを決定づけるかのように……

遂に夜中、四人目の犠牲者が出てしまいます。
それにしても首チョンパの断面図がなかなかキテます。本当にPG-12かと言いたくなるくらい。
しかもこの首斬り、ただの斬り落としではありません。(何か豚肉切り落としみたいな言い方になっちゃった)
「傷口が塞がっている。刃が焼けていたようだけど、水ぶくれや焦げた跡もない」と……。
ますます謎が深まる首斬り事件、真相やいかに!?
美しい世界観へいらっしゃい
終始ホラーテイストな雰囲気が漂っているのですが、これがまた好きな人にはタマラナイ。
ティム・バートンの世界が大好きな方にはうってつけでしょう。
幻想的な美しさ、深まっていく謎に虜になってしまうはずです。
ファンタジー要素が強いので現実的な怖さが好きな方には向きませんが、ミステリー好きなら一回は観ておくべきでしょう。
素敵な余韻の残る、そんな作品だと思います。
亜妖ちゃんが紹介する作品の中では比較的マイルドな方なので、秋の夜長にぜひ楽しんでくださいね。
さ、次回は体調を整えてエグいやついーこうっと☆☆☆
次回もお楽しみに!