4th 『BUST WASTE HIP』
『BUST WASTE HIP』は1990年9月にリリースされたTHE BLUE HEARTSの4枚目のアルバムです。
このアルバムは初回限定版のプラケース入りで買ったのをよく覚えています。懐かしいですねぇ
『TRAIN-TRAIN』の評価が非常に良かった為、バンド初のオリコンチャート1位を獲得したアルバムとなりました。
マーシーはこのアルバムについて「ブルーハーツの予定調和を打開しようとしていた時期」と語っており、前作と比べて硬質なロック、ブルース、ソウルミュージック、R&Bの色が濃くなり、歌詞はストレートなものから抽象的なもの、 意味性を無視したものが増えていました。
なんといってもこのアルバムにはTHE BLUE HEARTSの代表曲となった「情熱の薔薇」が収録されており、変化をし続けた前半の締めくくりのアルバムとして納得の作品だったと思います。
代表曲 「情熱の薔薇」
5th 『HIGH KICKS』
『HIGH KICKS』は1991年11月にリリースされたTHE BLUE HEARTSの5枚目のアルバムです。
個人的にはあまり馴染みのないアルバムですが、「TOO MUCH PAIN」は流石に聴きました。
このアルバムは、インディーズ時代から演奏されていたこの曲がメジャーデビューから4年経って初音源化され収録されています。
ヒロトは「今までと違う方に、すごく力の抜けたリラックスした自分を置いてみようとした」
マーシーは「反逆的なメッセージをモロに出すより、ポップ形式にして今までロックを聴いたことのない人に届く方が、有効なんじゃないか」
と語っていました。
改めて聴いてみる必要があるかもしれませんね。
代表曲 「TOO MUCH PAIN」
6th 『STICK OUT』
『STICK OUT』は1993年2月にリリースされたTHE BLUE HEARTSの6枚目のアルバムです。
これぞTHE BLUE HEARTS後期の名盤だと思うんですよね!
「夢」「月の爆撃機」「1000のバイオリン」を聴いた時、昔からのTHE BLUE HEARTSファンにとっては涙ものだったのではないでしょうか?「1000のバイオリン」はTHE BLUE HEARTSのキャリアの集大成だった様に感じるんですよね。
バンドに窮屈さを感じていたヒロトが、THE BLUE HEARTSというバンドの在り方を見せたい、バンドを再スタートさせたいという意向のもと、今作と次作『DUG OUT』が制作なされました。その為、この『STICK OUT』と次のアルバム『DUG OUT』は気分によって聞き分けられるように曲調を分けたアルバムであり、製作段階では同時期に進められたものでした。
代表曲 「1000のバイオリン」
7th 『DUG OUT』