現存する最古のホストクラブとして知られる「愛本店」の入居ビルが、2020年6月に取り壊されることが決定
新宿・歌舞伎町における日本最大のホストクラブグループ「クラブ愛」の元社長で、昨年10月に亡くなった愛田武さん。今回、現存する最古のホストクラブとして知られる「愛本店」の入居ビルが、2020年6月に取り壊されることが決定しました。
愛田さんの訃報から1年も経たずに、歌舞伎町の”顔”がまたひとつ姿を消すことになりました。
生前、愛田さんが作り上げた同店は、200坪、50席の空間にゴージャスな内装が施されています。一歩、店内に入るとまるで昭和へタイムスリップしたかのような錯覚にとらわれるのではないでしょうか。
《優れたイメージ戦略、人気ホストを輩出》
かつてベッドのセールスマンを経てホストに転身した愛田さん。当時、ホストクラブはジゴロなどと呼ばれてました。しかし、“ホストクラブ”と名称へと変え、女性にも親しみやすい存在に移行させていきます。また、当時はショバ代とされる徴収システムがあり、ホスト自らが一日数百円を店に納めていましたが、こちらも撤廃。さらには発想を逆転し、最低保証給として一日2000円からの手当てをホストへ還元するなど、現在では業界の常識となっているシステムを導入したことでも知られています。
また、人材の発掘にも優れ、TVでも人気を博した城咲仁さんや”ガブガブいっちゃうよ~”のギャグで一世を風靡した零士さんといった人気者も多数輩出しています。
 
  	ホスト王・愛田流 天下無敵の経営術
発表を受け、Twitter上では「ホスト「愛」の看板が赤く目立って、東京育ちの私でも、ザ・東京と感じがして感動した記憶があります。」「取り壊しかあー…内装めっちゃ豪華でまさにホストクラブ!!ってゴージャスさが良かったんだけどね ちなみにトイレも豪華だった」など、同店に関するツイートが多く呟かれています。
人知れずボランティア活動に取り組んでいた愛田社長
生前、愛田さんは長らくボランティア活動に取り組まれていたそう。その知られざるエピソードに改めてその功績とお人柄が偲ばれます。
現在、同店の移転先はいくつかの候補はあるものの、まだ確定していません。昭和・平成と夜の街を代表する同店の継続を、切に願っているファンは多いのではないでしょうか。
特集記事
マネーの虎などにも出演!ホストブームの仕掛け人「ホストの帝王」愛田武さん死去。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
歌舞伎町元12年間No.1ホスト王「零士」が暴露!バブル時の仰天プレゼントから独立にまつわるトラブルまで - Middle Edge(ミドルエッジ)
 
     
    




