『チータ』の愛称で親しまれている【水前寺清子】を振り返る

『チータ』の愛称で親しまれている【水前寺清子】を振り返る

水前寺清子さんといえば『チータ』の愛称で親しまれており、私達の子供の頃から活躍されていましたよね!今回はそんな水前寺清子さんを名曲と共に振り返ってみたいと思います。


水前寺清子とは

デビュー前の水前寺清子さんは、お父様の事業の失敗で夜逃げ同然で東京に来たといいます。大変苦労されたのだろうなぁと思います。

また、デビュー前は自分の芸名を「東京マリ」にしようと考えていたとか。しかし、演歌歌手としてのデビューが決まり、水前寺清子となりました。ちなみに芸名の水前寺は故郷・熊本市の水前寺成趣園から、清子は熊本ゆかりの戦国武将・加藤清正からそれぞれ取られているそうです。

尚、愛称の『チータ』は小柄だった水前寺清子さんを、作詞家の星野哲郎さんが「ちいさなたみちゃん」と呼んだことに由来しています。

今回はそんな水前寺清子さんを、代表曲とともに振り返ってみたいと思います。

水前寺清子 公式ホームページ

水前寺清子 オフィシャルウェブサイト

名曲の数々

水前寺清子さんの歌は前向きで元気が出る曲が多いですよね!
今回はそんな中から代表曲を選んでみました。きっと皆様も一度は耳にしたことがあると思います。
さっそく聴き直してみましょう!

涙を抱いた渡り鳥

「涙を抱いた渡り鳥」は1964年10月に発売された水前寺清子さんのデビューシングルになります。

この曲の作詞は有田めぐむ、作曲・編曲がいづみゆたかとなっていますが、有田めぐむは星野哲郎さん、いづみゆたかは市川昭介さんの別名義でした。
何故別名義が必要になったかというと、星野哲郎さんがクラウンレコード(後の日本クラウン)に移籍する前、日本コロムビア専属作詞家の時に書いた作品であることと、市川昭介さんはコロムビア専属作曲家であり、本来ならばクラウンの所属である水前寺清子さんの楽曲を書けないという事情による、苦肉の策だったそうです。

三百六十五歩のマーチ

「三百六十五歩のマーチ」は1968年11月に発売された水前寺清子さんの23枚目のシングルです。

「ワン・ツー・パンチ」というサブタイトルが付けられていました。

デビュー当初から演歌を歌い続けていた水前寺清子さんでしたが、この曲で初めて歌謡曲を披露しました。作詞した星野哲郎さんによると、「息の長い歌手でいるには、違うタイプの歌も歌えなくてはいけない」との思いもあってこのような楽曲を作ったそうです。

一日一歩ずつ歩み続ける人生を励ますマーチ(行進曲)調の曲であり、売上数100万枚という空前の大ヒットとなりました。

誰もが知っているこの曲は第11回日本レコード大賞・大衆賞、第2回日本作詩大賞・大衆賞に輝きました。

水前寺清子さんの代表曲であると同時に、昭和を代表する国民的な曲ですよね。

浪花節だよ人生は

「浪花節だよ人生は」は日本の演歌、ポピュラー歌謡のヒット曲であり、作詞は藤田まさとさん、作曲は四方章人さんによるものでした。

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