漫画家・高寺彰彦さん死去。
「サルタン防衛隊」「トラブル・バスター」などの作品で知られる漫画家・高寺彰彦さんが23日、亡くなっていたことが明らかとなりました。58歳でした。
第一報はこちらです。
2014年に多発性骨髄腫と診断され、以来闘病生活を続けていた高寺さん。今年3月には四肢麻痺により画業の廃業を余儀なくされていました。彼の突然の訃報には、多くのファンや漫画関係者が哀悼の意を表しています。
関係者から追悼コメントが続々と届いています。
高寺彰彦さんの軌跡を振り返る。
高寺さんは1960年、静岡県下田市出身。漫画誌「ぱふ」にて投稿をする傍ら、大友克洋さんとの出会いをきっかけに、大友さんのアシスタントとして本格的な活動を始めました。
1980年、漫画家デビュー。
1980年、「マンガ奇想天外 SFマンガ大全集 No.4 1981年 WINTER」にて「FOGGY GOBLIN」を発表し漫画家デビューを飾った高寺さん。漫画家としての活動の傍ら、大友さんのアシスタントは継続。アシスタントは大友さんが「AKIRA」を発表した頃まで続けたとのこと。

1984年、「サルタン防衛隊」を発表。
1984年には、週刊ヤングマガジンに掲載された作品を集めた短編集「サルタン防衛隊」を発表。原作は大友さん及び高千穂遙さんが担当しており、当時は大友さんが高寺さんの仕事を手伝うこともあったとのことです。

1996年、「トラブル・バスター」を発表。
90年代に入ると、景山民夫さんによる同名小説の漫画化作品「トラブル・バスター」を発表。テレビ局の裏側で起こるトラブルに対し奮闘する元ディレクターを描いた作品で、映画化もされています。

その他「ネオデビルマン」「かちかちやま」など精力的な活動を行っていた高寺さんですが、2014年には前述の通り多発性骨髄腫と診断され、闘病生活を余儀なくされていました。50代という若さであり、今後も漫画家としての活躍を期待されていただけに、このたびの訃報は残念でなりません。ご冥福をお祈り申し上げます。
公式ツイッター
高寺 彰彦 akihiko takadera(@Ace_Number1)さん | Twitter
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