ロボコップのパチモン!?1987年に製作された映画「ロボポリス」!!
1987年、全世界で大ヒットを記録した映画「ロボコップ」。「ターミネーター」などと並ぶ、80年代を代表するSFアクション映画のひとつであり、後の映画に多大な影響を与えました。一方、ロボコップと同時期に「ロボポリス」という作品が製作されたのを皆さんご存知でしょうか?
こちらはロボコップですが・・・

こちらが「ロボポリス」!ご存知ですか?

「ロボポリス」どんな内容なの?
映画「ロボポリス」は、近未来を舞台としたロボット警官を描いたSFアクション映画で、原題は「R.O.T.O.R.」。日本での公開は1988年5月で、邦題が「ロボポリス」となったのはロボコップの大ヒット(日本では1988年2月公開)が原因と思われます。
こちらがあらすじです!
解説・あらすじ - ロボポリス - 作品 - Yahoo!映画
あらすじはこちらになります。ロボットによる警察部隊を組織するために「R.O.T.O.R.」が開発されたのですが、そのロボットが不完全なまま街へと飛び出し、スピード違反者を射殺するなど暴走。処刑マシーンと化した「R.O.T.O.R.」を止めるため、開発者が動き出すというストーリーです。
「R.O.T.O.R.」がスタン・ハンセン似のおっさんにしか見えない!
この映画の特筆すべきところは、処刑マシーンたる「R.O.T.O.R.」のビジュアル。ロボコップとは似ても似つかない、スタン・ハンセン似のおっさんです!アクションについても、のどかな湖畔で繰り広げられるバトルは緊張感皆無。ロボコップは低予算映画として有名ですが、ロボポリスはそれ以上の低予算だったのでしょうか!?
貴重な予告編はこちらです!!
実は「ロボコップ」にも元ネタがあった!!
ロボコップの大ヒットにより「ロボポリス」という邦題を無理矢理つけられ、現在はロボコップの粗悪なパチモンという評価を得ているロボポリスですが、実はロボコップにも元ネタがあります。しかも、それは日本の「とある特撮」なんです!
「宇宙刑事ギャバン」のデザインを引用していた!!
ロボコップのデザインは、実は「宇宙刑事ギャバン」を引用しています。ロボコップの監督、ポール・バーホーベンがバンダイに引用の許諾を求め、それが快諾されたことからロボコップのデザインは生まれました。ちなみにその後、ロボコップのヒットにより「メタルヒーロー」シリーズ第8作目として「機動刑事ジバン」が製作されたというエピソードも残っています。

つまり、ギャバン→ロボコップ→ジバンと、日米の垣根を超えてロボット刑事は進化を遂げた訳です。この流れにロボポリスも乗っていたら、もう少し違った作品になったかもしれませんね!

本編を堪能したくなった方はこちらで!
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