忖度まんじゅうでお馴染みヘソプロダクション!代表の稲本ミノル氏にインタビュー!

忖度まんじゅうでお馴染みヘソプロダクション!代表の稲本ミノル氏にインタビュー!

株式会社ヘソプロダクションは、2017年に10万箱を売り上げた「忖度まんじゅう」をはじめ、「マジックふりかけ」「パインバウム」といったどこか懐かしいコラボ商品で、日本中をニッコリとさせ続けています。今回、代表の稲本ミノルさんにお話を伺いました。


「忖度まんじゅう」などユニーク商品で知られる株式会社ヘソプロダクション!代表の稲本ミノル氏にインタビュー!!

大阪からユニークな商品を発信し続ける株式会社ヘソプロダクション。今回ミドルエッジ編集部は、大阪市福島区の本社オフィスにお邪魔してきました!

ご対応いただいたのはなんと代表取締役である稲本ミノルさん!そこで同社の知名度を全国区にした土産菓子「忖度まんじゅう」や数多くの企業とコラボして作り上げた各商品のエピソードを根掘り葉掘りお伺いしてきました!

代表取締役・稲本ミノルさん

「忖度まんじゅう」の大ヒット

相手の心情を推し量り、配慮するという意味の「忖度」がメディアで大きく取り上げられ、流行した2017年。稲本さんは「忖度」という言葉に日本文化らしさを感じたと言います。

その後、いかにも日本的な和菓子であるまんじゅうを用いて、言葉を形ある商品へと変換します。それが「忖度まんじゅう」でした。そして、このアイデアが多くの人に受け入れられ、大ヒット商品に!
20万箱を超える売り上げを記録し、最終的に流行語大賞までを受賞することとなりました。

忖度まんじゅう(9個入) 680円+税

ユーキャン新語・流行語大賞・受賞語「忖度」

稲本ミノル氏がヘソプロダクションを立ち上げるまでの道のり

忖度まんじゅうで一躍脚光を浴びる形となったヘソプロダクションと稲本さん。
これまでどういった人生を歩まれてきたのかが気になり、お伺いしました。

京都ご出身の稲本さんは、大学では意外にもデザインではなく、演劇と舞台芸術を専攻されていました。そして、大学卒業後には報道番組の制作会社でアシスタントとして働き始めます。
事件が起きれば24時間体制で対応していましたが、やがて「こんなんしてても、プロデューサーにはなられへんわ」と感じ退職されます。

そこからは「プラプラしていた」とご自身で振り返るように「適当な生き方をしていた」そう。また、「当時は自信家だったんでしょうね。自分はいつか表現者もしくは物書きとして成功するから」と、若さゆえの根拠のない自信を持って適当な生き方をしていたそうです。

しかし、25、6歳の頃に「夢がいっぱいあることはかっこ悪いと思えた。まだ夢が残っているということはチャレンジしていない。消去法のように消えていない、逃げてきたんやな。これからやりたいこと全部やってみようと思った」。

そこから流れが変わり始めて、詩集を出版するなど、表現者としての一歩を踏み出すことに成功します。

オフィスにディスプレイされた忖度まんじゅう

一方で、現在は経営者でもある稲本さん。経営的な視点はどうやって培ってきたのでしょうか。
当時自信家だったとおっしゃる稲本さんは、サラリーマンに関しても「そこそこやれるんちゃうかな」と思っていたそうです。しかし、その自信が本物であったことを証明します。

28歳の時に10名程度の雑貨や玩具の卸を行う中小企業に入社し、1年でどこまで上り詰められるかとご自身に負荷を与え、チャレンジを始めます。結果、そこで見事に成果を上げ高い評価を得ます。しかし、そこであることに気付いたそうです。

それは「自分が作りたいものを売りたい」ということでした。

それまで、その会社では従来の営業のやり方に縛られずにご自身で商材を企画し、売り先を見つけてきては売るを繰り返していました。ですが、結果をいくら出しても、その内容がそもそも業界自体に合わないと指摘され続けていました。

そうして、自分が作りたいものを売りたいと考え始めます。さらにご自身の性格も「人のお金を使ってコレ売れますよと、無責任なことをやっていることが自分の性格に合わなかったんです。もっと手応えのあるモノづくりがしたい、本当に作りたいものはリスクを負う覚悟がある」と語るように、モノづくりへの真摯な思いが芽生えていきます。

アイデアマンであり、優れた営業マンでもある稲本さんは、新たに設立した関連会社の代表にまで上り詰めますが、結局10年間働いた会社を辞め、ヘソプロダクションを立ち上げることとなります。

それまで付き合いのあった小売店の方々の後押しもあり起業しますが、当初は3人でのスタート。「給料も払えるか分からない状況だった」と振り返るように、資金に余裕は無かったようです。しかし、それでも夢をひとつひとつ消していくように奮闘され、現在に至っています。

最後にこれからの展望をお伺いすると、現在は”変化球的な商品”を開発している感覚があるそうで、「今後はストレートでも勝負できる会社になりたい」と語ってくれました。

さらに、大阪の新定番となるお土産作りにも情熱を注いでいくようです。稲本さんはこう語っています。「お土産には例えば東京ばななや博多通りもんがありますけど、大阪でも100年売り続けられるお土産を開発したいんです。普遍的でストレートなものを考えて育て上げたい」。

ご本人は開発に数年はかかると想定されていましたが、ひょっとすると近い将来に”どストレート”かつ”大阪らしい”を商品をサクッと発売され始めるのでは?と、アイデアマンである稲本さんを見ているとついそんな気がしてしまいます。

ヘソプロダクションの商品をご紹介!

ここからは、ヒット商品をはじめ、どこか懐かしいレトロなコラボグッズをご紹介していきます!まずはヘソプロダクション初期のヒット商品である「パインバウム」について触れてみましょう!

その見た目からもお分かりになるように、長く愛され続けているパインアメをモチーフにしています。あの特徴的な輪っかをデザインに反映。馴染み深い商品パッケージのイメージを保ちながら、甘酸っぱくて美味しいバウムクーヘンが誕生しました。

大阪の老舗メーカーであるパイン株式会社とのコラボ第一弾として、1年以上かけて製作された力作です!また、パインアメの良い香りがする第二弾の「パインアメリップクリーム」も大人気で、一時品薄状態になるなど大きな話題となりました。

パインバウム 800円+税

パインアメリップクリーム 588円(税込)

そして、ヘソプロダクション初期のもうひとつのヒット商品「ブレーキハンドル型ボトルキャップオープナー」は、電車のブレーキハンドルを模した形状をしていて、ペットボトルの蓋をプシューッと開栓することができます。

こちらの商品は、もともと鉄道マニアに向けて作った商品でしたが、1ヶ月間でなんと6,000個も売り上げています!そして、意外にも高齢者の方のご購入が目立っているそうです。なぜなら、握力が無くなってきたので使い易いからとのこと。
実用性も兼ねた一品なんですね!

この昭和レトロな一品は、京都鉄道博物館ミュージアムショップでの限定販売となっています。

ブレーキハンドル型ボトルキャップオープナー

続いては、「?」のマークが印象的な日本初の油性マーキングペンマジックインキが、ふりかけの容器になるというと奇想天外なアイデア商品「マジックふりかけ」のご紹介。

実はアイデアを持ち掛けた当初は、発売元の寺西化学工業株式会社からの反応は微妙だったそう。それもそのはず、食品を口に入れるイメージが筆記用具とかけ離れ過ぎていて、本家マジックインキの誤飲などが危惧されていたそうです。

しかし、それでも稲本さんが諦めるはずもなく、何度も説得し商品化へとこぎ着けました!さすがですね。

味も大阪限定のたこやき、串カツ、神戸限定のカレー、餃子、京都限定の桜、七味唐辛子など関西で親しまれているものがラインナップされています。関西から全国区のお土産を発信したい、そうした稲本さんの強い想いが伝わってきます。

2019年3月末からは福岡限定商品4種(梅(桃)・焼きカレー(黄)・めんたいこ(赤)・もつ鍋(黒))が新たに発売開始となっています。

商品には本家マジックインキのキャッチコピー”どんなものにも よく書ける”をもじった、”どんなものにも よく掛ける”と記載されています笑
ちなみにマジックインキが全8種類のお塩になった「マジックインキッチン」も好評発売中です!

<第一弾:関西シリーズ(全9種類)>
大阪限定:たこやき、大阪限定:串カツ、神戸限定:カレー、神戸限定:餃子、和歌山限定:梅干し、京都限定:桜、京都限定:七味唐辛子、滋賀限定:しじみしぐれ煮、淡路島限定:ローストオニオン

<第二弾:日本の味シリーズ(全7種類)>
わさび、おかか、梅しそ、だし醤油、ちりめん山椒、すき焼き、味噌

マジックふりかけ 680円(税別)

全8種類(たこやき風味塩、明太子風味塩、焼き鳥風味塩、竹焼塩、七味塩、抹茶風味塩、カレー風味塩、梅風味塩)

マジックインキッチン 680円(税抜)

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