玄関のドアは昭和30年代以降団地の増加に伴い、
防犯性の高い鍵やドアが出てくるようになりました。
引き戸から開くタイプのドアも出回ってきたようです。
鍵とチェーンが付き出したのもこの頃だったと思います。
でも玄関の鍵って今ほど厳重にかけていなかったように記憶しています。
ご近所のお宅もだいたい声をかけると「はーい!」と出てきて
玄関の鍵はかけてなかったのではないかなと思います。
インターホンもなかったので、押し売りや勧誘など
大変だっただろうなと思います。
牛乳やヤクルトの箱
今でも宅配はありますが、木製の宅配牛乳の箱は
今よりもたくさん門のあたりにみかけませんでしたか?
ヤクルトの宅配も私が小さい頃にはもうありました。
牛乳もヤクルトも何だか今よりもおいしかったような気がします。
ごちそうだったんでしょうね。
保険屋さんのおばちゃんがくれた紙風船
月に一度、生命保険の集金に来るおばちゃん。
玄関先に座って、母と話し込んでいました。
その都度私が顔を出すと決まって紙風船をくれました。
紙風船はその後ゴムの風船に変わりました。
風船が珍しかったので嬉しくて、保険屋さんが来るのが待ち遠しかったです。
お勝手口には酒屋さんが
サザエさんの三河屋さんのように
御用聞きの酒屋さんってお勝手口に
来てくれていませんでしたか?
当時は自転車で買い物というお母さんは
いなかったでしょうから助かりましたね!
玄関先の植木
今どきの戸建てのお宅には良くハナミズキや
オリーブなどおしゃれな木が植えられていたりします。
植木にも流行りがあるみたいですね。
当時は立派なお宅の門には曲げられたマツが植えられていた様に
思います。
生け垣はツゲやサザンカ、ヒイラギなんかもあったように
思います。
門をくぐるとハランやナンテン、ツワブキなども植えられていませんでしたか?
今は一年中花が楽しめるようになって
寒さにも強いパンジーなど、見かける花も変わりましたね!
ツゲ
サザンカ
ヒイラギ
ハラン