真島昌利とは

マーシーのトレードマークともいえるバンダナは、キース・リチャーズに影響を受けたもので、ブルーハーツを結成して間もない頃、汗が垂れてこないようにと巻き始めたといいます。
ギター演奏はチャック・ベリーやローリング・ストーンズのキース・リチャーズに影響を受け、ギブソン・レスポールを愛用しています。
作詞・作曲共にずば抜けた才能を持っており、シンプルかつ胸に響く楽曲が多いですね。
今回はそんなマーシーがリリースしたシングルを聴き直してみたいと思います。
アンダルシアに憧れて
「アンダルシアに憧れて」は、1989年10月にリリースされたマーシーのソロデビュー・シングルです。
アルバム『夏のぬけがら』に収録されていました。

中学の時にこの曲を聴いた時、震えたのを覚えています・・・
この曲は今でも聴くのですが、天才ではないか?と思える楽曲です。
近藤真彦さんをはじめ、山崎まさよしさんなどの多くのアーティストがカバーするのも頷ける名曲中の名曲です。
歌詞を聴いてると、その情景が浮かぶんですよね。しかもその世界観がハンパではない。
"必ず行くからそこで待ってろよ"
シビれるってこういうことなんだと思いました。
マーシーの才能が大爆発した曲だと思います。
オーロラの夜
「オーロラの夜」は1991年3月にリリースされたマーシーのセカンドシングルです。
アルバム『HAPPY SONGS』に収録されていました。

曲もさることながら、詞が良過ぎるんですよね。 こんな詞、どうやって浮かぶのか・・・
"うなる長距離トラックには 若い顔したポールニューマン"
"サルバドール・ダリの絵みたいに 夜がパラシュートをひらく"
正直ねぇ うっとりするわ(笑)
この曲、初めて聴いた時は、そこまで入ってこなかったんです。
しかし、何度も聴いてるうちに歌詞が私の中に入ってきて、その美しい詞に心奪われました。
マーシーのシングルの中で、ぶっちぎりで好きな歌詞でした。
夜空の星くず
「夜空の星くず」は1991年8月にリリースされたマーシーの3枚目のシングルです。
アルバム『HAPPY SONGS』に収録されていました。

全体的にゆったりしたこの曲は、聴いていると優しい気持ちになれます。
都会で暮らす人なんかは、ラッシュの電車にのるだけで心がイガイガする時があると思うんです。
そんな時にこの曲を聴いて欲しいなぁと思いました。
"三日月のボートに乗り込もう"
なんともロマンチックな歌詞ですよね(^^)/
それにしてもほんとにマーシーは夏が好きですよね。
私も季節では夏がダントツ好きなので、マーシーの曲が入ってきやすいのかもしれません。
GO!GO!ヘドロマン
「GO!GO!ヘドロマン」は1992年10月にリリースされたマーシーの4枚目のシングルです。
アルバム『RAW LIFE』に収録されていました。

軽快なロックンロールナンバーにのっかる強烈な歌詞が響き渡るこの曲。
なかなかテレビでは演奏出来ないだろうなぁと思います(笑)
"消費 浪費 無駄使いが 今さら やめられやしない"
"ツケをどんどんまわすんだ 利子もたっぷりとつけてな"
マーシーならではの、今の日本に対する警告なんだと思います。
こういうメッセージ性の強い曲は、繊細さと大胆なサウンドを奏でるマーシーみたいな人が歌ってくれると嬉しくなりますね。
俺は政治家だ
「俺は政治家だ」は1993年1月にリリースされたマーシーの5枚目のシングルです。
アルバム『RAW LIFE』に収録されていました。

ディストーションが効いたギターのイントロから始まるこの曲も、メッセージ性の強いものでした。
現代の拝金主義の政治や政治家に対する強烈なアンチテーゼが込められています。
"俺は政治家だ 俺に金をくれ"
"口先だけの怠け者 金で黙らせる"
金や権力をもってして力でねじ伏せる現代の政治のやり方に対しての、マーシーなりのアプローチなんだと思います。
音楽に政治的思想が加わると、なかなか難しいものになりがちですが、マーシーのストレートな歌詞のおかげで伝わりやすいものになっていますね。
カレーライスにゃかなわない
「カレーライスにゃかなわない」は1994年10月にリリースされたマーシーの6枚目のシングルです。
アルバム『人にはそれぞれ事情がある』に収録されていました。

先にリリースされたメッセージ性の強いシングル2作とは打って変わって、大変可愛らしいこの曲。
聴いているととても幸せな気持ちになります。
とにかくカレーライスについて歌いまくってる曲で、マーシーはよほどカレーライスが好きなんだろうなぁと思いました(笑)
うんうん、確かにカレーライスには人を幸せにさせる力があると思うんですよね。
"悲しい気分にサヨナラ さみしい気持ちにサヨナラ"
"今日はカレーライスだ"
いいですねぇ! 小さなことや日常に幸せを感じられることって、大事なんだと思います。
私はそんな風にこの曲からメッセージを受け取ったと思っています。
真島昌利のシングルを聴き直してみて
6枚のシングルを振り返ってみましたが、ノスタルジックな曲もあれば社会に対するメッセージ性の強い曲、そして聴いていて幸せになれる曲など、様々な楽曲がありました。
感じたのは、マーシーのソロはバンドでの楽曲よりマーシーの自由感の様なものが増している気がしました。好きな曲を作り好きな様に歌っているマーシーは、ほんとにカッコイイなぁと思いました。
ほんとに心の底からマーシーが大好きです!!
またソロのシングルを出して欲しいですよね。
これからもマーシーのことは追っかけていきたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!!