川村結花について

東京藝術大学在学中に早稲田大学モダンジャズ研究会に属しながら、バンド活動を始めた川村結花さんは、 卒業後にSMEオーディションを経て、1994年のSMAPのアルバム『SMAP 005』に「ギョーカイ地獄一度はおいで」という曲を提供し、作家活動を開始しました。
1995年にはアルバム『ちょっと計算して泣いた』でシンガーソングライターとしてデビュー。レーベルの移籍が多く、オールタイムベストは発売されていないのですが、その一曲一曲が素晴らしいものであることは間違いありません。
尚、川村結花さんといえばやはり「夜空ノムコウ」を外して語ることは出来ません。今回はこの「夜空ノムコウ」を軸に振り返ってみたいと思います。
そして、レコード大賞作曲賞を受賞したFUNKY MONKEY BABYSの「あとひとつ」も聴き直してみましょう(^^)/
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名曲「夜空ノムコウ」について

1998年1月にSMAPの27枚目のシングルとしてリリースされた「夜空ノムコウ」は、SMAPにとって初のシングルのミリオンセラーとなった、彼らにとっても記念すべき代表曲です。
この曲こそが川村結花さんの代表曲であり、語る上で欠かせない曲になります。
今回はこの曲に携わった人から確認してみたいと思います。
作曲:川村結花
当時SMAPの音楽制作に関わっていたプロデューサーに川村結花さんが預けていた曲の1つだった「夜空ノムコウ」。この曲は思い出の詰まった喫茶店が更地になってしまったことにショックを受け、サビのメロディが浮かんだという誕生秘話があります。
この曲を作曲したことで、まわりのミュージシャンから「良い曲を書いてくれてありがとう」と言われたそうです。確かに良い曲は時代背景なんて越えてヒットするものだろうなぁと思います。

作詞:スガシカオ
「軽い気持ちで書いたら、意外なほど売れて教科書にも載って、あわてふためいた。」と語られていますが、スガシカオさんがこの曲に詞を提供したことでメジャーアーティストとして歩みだすきっかけとなったことには間違いありません。
歌詞の内容は、スガシカオさんが浪人時代に付き合っていた女性と、御茶ノ水の公園で過去や未来など様々な話をしていたことがモデルとなっているそうです。

編曲:CHOKKAKU
CHOKKAKUさん自身のアレンジにはエレクトリック・ギターをメインに使用しているそうですが、打ち込みアレンジのためにキーボードをはじめ、他楽器の演奏もこなすマルチプレイヤーと言われています。
主にジャニーズの楽曲に携わっており、その実力はTOPクラスの編曲家であることが良く判ります。

川村結花とaiko歌唱の「夜空ノムコウ」

ジャケットのアルバム『Lush Life』はご本人の歌唱になっていますが、下の動画は川村結花さんとaikoさんお二人の歌唱になっているのですが・・・
ハモリが素晴らしいです!圧巻のパフォーマンスですねぇ
男性ボーカルでは表現が難しい美しい歌唱でした。
これは是非聴いてみてくださいね!
レコード大賞作曲賞「あとひとつ」
「あとひとつ」は2010年8月にリリースされたFUNKY MONKEY BABYSの14枚目のシングルです。
朝日放送の第92回夏の高校野球の応援ソングに起用されました。

この曲の作詞・作曲はFUNKY MONKEY BABYSと川村結花さんの共作でした。
ピアノのイントロから始まるこの曲は、川村結花さんの真骨頂といえる曲だったのではないでしょうか?
全体的にピアノが良い味を出しており、胸に染み渡る名曲だと思います。
歌詞も曲も素晴らしい楽曲でしたね(^^)/
川村結花さんを振り返ってみて
「夜空ノムコウ」を久しぶりに聴き直してみましたが、ほんとに良い曲ですよねぇ・・・
この曲を作曲した川村結花さんの才能は素晴らしいものですね!
川村結花さんはここ数年はご自身のライフワークであるピアノ弾き語りのライブをコンスタントに続けているそうです。
これからも世に名曲を送り出して下さると思います。
楽しみですね(^^)/