ガゼボについて
イタリアでは定着した人気があるといわれているガゼボ。
そんなガゼボはデビュー前はパンクバンドを組んでいたそうです。
1982年にデビューし、翌年にはショパンをテーマにした曲「I Like Chopin」をリリースしました。
ミュージシャンとしての地位を着々と築いていたのですが、徴兵の為1984年には軍隊に入隊します。
その後1986年には音楽活動を再開。ポップスやダンスミュージックのジャンルで活躍し、イタロディスコサウンドを牽引しました。
ガゼボは2018年にも新曲「ラ・ディヴィーナ」をリリースしており、まだまだ現役で活動中ようです。
ガゼボ 公式ホームページはこちら
GAZEBO Official Website - I Like Chopin, Masterpiece, Lunatic, Telephone Mama
ガゼボの歌った「I Like Chopin」
「I Like Chopin」は1983年にガゼボがリリースしたシングルです。
ジャンルはイタロディスコになります。
当時イタリア、オーストリア、ドイツ、スペイン、スイスで週間チャート1位を獲得したこの曲は、ガゼボの代表曲であり、大ヒット曲となりました。日本でも洋楽チャートで1位になりました。
ただ、世界中でヒットしたという表現は些か語弊がある様で、イタリア人のガゼボは英語で歌っていることもあり、正直あまり達者な英語ではないんですね。その為、英語圏でのチャートではあまり上位に行きませんでした。
ネイティブな英語でないことがかえって良いのかもしれませんが、私にはとても聞き取りやすい英語でした。
悲しげで哀愁のある旋律はとても美しい世界が表現されていると思います。
小林麻美について
小林麻美さんは1972年に歌手デビューをしました。デビュー曲「初恋のメロディー」はオリコン18位まで記録しましたが、その後の歌手活動はあまり順調だったとはいえない様子でした。その為、歌手活動は打ち切りとなってしまった過去があります。
しかし、1984年に8年ぶりに歌手としてガゼボの「I Like Chopin」をカバー。これが大ヒットとなりました。
その後所属事務所の社長と結婚を機に引退をしますが、2016年に芸能活動を再開されています。
小林麻美が歌った「雨音はショパンの調べ」
「雨音はショパンの調べ」は1984年にリリースされた小林麻美さんのシングルです。
ガゼボがリリースした「I Like Chopin」のカバー曲になります。
この曲の注目すべきところは、なんといっても日本語の詞が松任谷由実さんであることではないでしょうか?小林麻美さんと親交のあった松任谷由実さんはこの仕事を引き受け、「松任谷由実」名義で他人に提供した作品では初の1位獲得します。
尚、小林麻美さんのアンニュイさを帯びた大人な女性の雰囲気で歌ったことが支持され、大ヒットにつながったと言われています。
当時の小林麻美さんは女性ファッション誌を中心としたモデル業やライフスタイル啓蒙的活動が多かった為か、この曲をテレビで歌うことがありませんでした。ご本人は歌いたかったと語られています。