毎度おさわがせします第2シリーズは思春期世代のちょっとHな教本だった

毎度おさわがせします第2シリーズは思春期世代のちょっとHな教本だった

「毎度おさわがせします」シリーズは当時の思春期世代の性バイブル。毎週楽しみにし、そして親の目を気にしながらドキドキ見ていたちょっとHなドラマでした。前作は「中学生」の多感な時期を中心に繰り広げられていたドラマでしたが、第2シリーズでは「高校生」が中心で、子どもと大人の狭間である時期が舞台となっています。現在なら絶対放送しないであろう過激作品の中身を、大人になった今分析してみました。


毎度おさわがせします第2シリーズは期待度MAXな性バイブルドラマ

80年代後半、「性」に興味が出始めた時期の小学生から大人までの世代が衝撃を受けたドラマ「毎度おさわがせします」シリーズ。当時としては、ゴールデンタイムに「思春期の性」をテーマにしたドラマ放映が非常にショッキングでもありました。なかには放送日だけが楽しみで一週間を過ごした人や、友達や家族に聞けない恥ずかしい事も、ドラマで知りえた人もいるはずです。

毎度おさわがせします第2シリーズ主題歌もC-C-B!

「だ~れかっ♪ロマンティック~と~めてっ♪」の曲を聴くと「毎度おさわがせします」のまどかと徹の恋愛模様や、女子プロ軍団達を巻き込んでのハチャメチャ騒ぎが頭の中に浮かんできます。1985年度のオリコンチャート4位「Romanticは止まらない」は大ヒットでした。毎度おさわがせします第2シリーズの主題歌も勿論C-C-Bが担当。「空想Kiss」は1986年度年間オリコンチャート28位でした。

高視聴率連発の「毎度おさわがせします」第2シリーズ!

第1、第2シリーズ共に多摩ニュータウンの最寄駅である、多摩センター駅周辺を舞台に思春期世代の子ども達を中心に繰り広げられた青春ホームドラマです。「第1シリーズ」は平均視聴率19.5%と高視聴率を記録。期待に応えて始まった続編の「第2シリーズ」では、第1話から21.9%と好調の出だしを切り、全16話平均視聴率20%台をキープ。最終回には25.3%を記録したお化けドラマでした。

多感な思春期時代の性をリアルに再現していたレアドラマ

ゴールデンタイムにも関わらず「セックス」や「勃起」などのセリフが超ストレートに連発しており、当時の思春期世代にとっては、とても参考になり過激で夢のような時間でした。大人になった今となってはびっくりして、子ども達に聞かせないように即チャンネルを回すぐらいの冷や汗レベルです。

演出シーンにも共感する思春期世代

演出シーンにも思春期世代のリアルさが出ていました。子ども部屋のベッドの中で女の子とごちょごちょしている時に親にバレたり、着替えや入浴シーン、胸チラ、小学生の危ないごっこ遊びなどなど、興奮シーンが盛りだくさんでした。当時の同世代としては「親に隠れて大人の第一歩を進む」という共感したシーンも多かった事でしょう。親としては発見次第、即退室!即スマホ没収!です。

当時としては過激すぎて問題になった?

当時のドラマとしては高視聴率連発となった「毎度おさわがせします第2シーズン」ですが、その数字とは裏腹に、非難の声も高かったようです。ドラマと同じ世代の子を持つ親としては内容が過激すぎて子どもに見せたくないドラマだったそうです。PTAからも批判的な声が上がっていたようです。

悩み多き思春期子育て世代

非難の声を高らかに挙げていた保護者さん達。思春期世代とは非常に難しく多感な年頃でもあります。そんな子ども達がHに関する事や身体のデリケートな事に関して興味を抱き始め、親としてもどう説明すればよいのか実際の所、曖昧だったのかもしれません。しかし劇中では、同じ思春期の子ども達を持つ親として、どう接しているのか、どんな悩みがあるのか等、保護者としても共感できる部分はあったようです。

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