金曜日の妻たちへ
「金曜日の妻たちへ」である。略して「金妻」である。「である」と偉そうですが、まぁ、偉いんです。「金曜日の妻たちへ」は。
1983年からTBS系列で放送された連続テレビドラマで、大きな話題となりました。

金曜日の妻たちへ
なぜ話題になったか?説明するまでもありませんね。不倫をテーマにしたからです。しかも、オシャレに。このオシャレというところがミソです。親友同士のドロドロした不倫関係でありながら厭らしさがない。結果、女性ファンを取り込むことになったんですね。
テーマ曲はナント、「風に吹かれて」でした。

風に吹かれて
このボブ・ディランの名曲「風に吹かれて」をポール&マリーがカヴァーして全米2位の大ヒットとなったのは1963年のこと。今更ナンデ?という気もしますが、詩の内容的にあっているということでしょうね。
登場人物たちが抱える様々な悩み。その答えは風に吹かれているという。
小川知子
「金曜日の妻たちへ」は、古谷一行といしだあゆみ、竜雷太と小川知子、泉谷しげると佐藤友美という組み合わせの夫婦を軸とした群像劇。で、まぁ、小川知子はいしだあゆみと学生時代からの親友ですが、その夫である古谷一行と浮気しちゃうんですね。

金曜日の妻たちへ
この小川知子が実にキレイ!魅力的。もう言う事なし。いしだあゆみも美しいのですが、ここはやはり小川知子でしょう。
小川知子、当時34歳。最高すぎます。こんな浮気相手なら会社も家庭も捨ててしまいますね。そう思ったのは私だけではありません。例えば谷村新司。彼もその一人です。
「金曜日の妻たちへ」の大ファンであった谷村新司は、このドラマの世界を歌にし小川知子とデュエットすることに。それが「忘れていいの-愛の幕切れ-」でした。

忘れていいの~愛の幕切れ
歌を作るのはいい。小川知子とのデュエットも、まぁ、いいでしょう。しかし、この曲の振り付け、これは許せん!そう思った男性は多かったことでしょうね。なんと谷村新司、あろうことか小川知子のドレスの胸元から手を入れるとは!多くの男性の嫉妬を伴いつつ話題になりました。
谷村新司のエロ親父ぶりは完璧ですね。この曲は、谷村新司から小川知子に直接オファーしたのだそうですよ。狙った獲物は逃がさん!というところでしょうか。それほどまでに小川知子の胸元に手を入れたかったのか?!まさに金妻的ですね。
金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい?
「金曜日の妻たちへ」は、IからIIIまで全部で3シリーズあるわけですが、シーズン2が1984年の「金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい?」です。

金曜日の妻たちへII 男たちよ、元気かい?
今回の夫婦は高橋惠子と伊武雅刀、岡江久美子と小西博之、篠ひろ子と板東英二、田中好子と竜雷太、そして佐藤友美が竜雷太の元妻という役で出ています。この2人は前作にも出ていましたね。
シーズン2とはいっても前作とは全く別の話で、今作は舅と婿、または嫁姑関係、子供の教育問題など三世代間の問題を多く取り上げています。
高橋惠子をはじめ、岡江久美子に篠ひろ子など女性陣は魅力的です。が、なんで男性陣はお笑い的な人選だったのでしょうね。美男美女である必要はないとはいえ、2シーズンの評価が低いのはこのあたりに原因があるように思えます。
金曜日の妻たちへIII 恋におちて
シリーズ最高の視聴率を記録したシーズン3「金曜日の妻たちへIII 恋におちて」です。個人的にも大満足。何故か?小川知子が出ているからなんです!

金曜日の妻たちへIII 恋におちて
シーズン1から古谷一行、いしだあゆみ、小川知子、シーズン2から板東英二、篠ひろ子と、良いとこどりの出演者ですね。
で、今回の夫婦は、篠ひろ子と古谷一行、小川知子と板東英二、森山良子と長塚京三という組み合わせ。いしだあゆみは古谷一行の元カノで魔性の女、奥田瑛二が意外にも森山良子の浮気相手です。
魔性の女役は小川知子にやってほしかった。不満があるとすればココですね。だって小川知子の顔立ちが、もう魔性ですもんね。
小林明子が歌った主題歌の「恋におちて -Fall in love-」も大ヒットしました。ある意味「金妻」のイメージはこの曲が保っているように感じますが、個人的には小川知子。このシリーズでの小川知子の魅力は格別です。