手塚治虫「火の鳥」の幻の“続編”が小説として連載決定!!
手塚治虫がライフワークと位置付け、初期から晩年まで描き続けていた傑作「火の鳥」。このたび「火の鳥」の漫画化されていない構想原稿「大地編」が、朝日新聞の土曜別刷り「be」にて小説として連載されることが明らかとなりました。
朝日新聞による告知はこちら!
直木賞作家・桜庭一樹が小説を担当!
今回の小説化を担当するのは、アニメ化もされたミステリー小説「GOSICK-ゴシック-」などで有名な直木賞作家・桜庭一樹。2019年4月6日より、1年にわたり連載される予定となっています。
手塚の漫画家人生が凝縮した「火の鳥」!
1954年から1955年にかけて「漫画少年」に掲載された「黎明編」から、1986年から1988年にかけて「野性時代」に掲載された「太陽編」まで、手塚治虫の漫画家人生が凝縮した「火の鳥」。今回の小説の題材となる構想原稿「大地編」は、手塚プロダクションの資料室に眠っていたもので、わずか原稿用紙2枚ほどというシンプルなもの。
しかし、その原稿には続編「大地編」の骨格となる構想が遺されていました。そんな手塚の遺志を継いだ直木賞作家・桜庭一樹が、手塚がその人生を費やして描き続けた「火の鳥」に新たな命を吹き込むべく、小説化という大役に挑みます。また、小説のイラストは黒田征太郎が担当する予定となっています。
連載が始まる前に復習しておきましょう!
“アニメーター”としての手塚治虫に焦点を当てた漫画も連載開始!
また、1月24日発売の「週刊少年チャンピオン」第8号では、漫画「TVアニメ創作秘話~手塚治虫とアニメを作った若者たち~」の連載がスタートしました。
本作で描かれているのは、テレビアニメ創世期の「虫プロダクション」。手塚が作り上げた「虫プロ」では、当時どのようにアニメが制作されていたのか?その真実に迫るノンフィクションに仕上がっています。原作は「ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~」の宮崎克が担当。こちらも小説同様に、手塚ファンは要チェックです!
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