長谷川秀樹が指導する「ねわざワールド品川」へ行ってきた!
ねわざワールドは全国43ヶ所で展開され、日々「寝技を知りたい、練習したい」という方々に技術を教えられています。
ミドルエッジ編集部は、今回「JBJJF公認アカデミー ねわざワールド品川」さんの練習にお邪魔してきました。
当日は品川区中延にある「レンタルスペース ティアラ」を練習場として利用されていました。取材中には、仕事帰りの社会人の方が続々と集まり、終始和やかな雰囲気で柔術を学ばれていたのが印象的でした。

外観
ねわざワールド品川で指導されているのが長谷川秀樹さんです。これまでにブラジリアン柔術だけではなく、柔道やレスリングなども学ばれ、様々な大会で優勝しています。まさに”ねわざの申し子”といった方ではないでしょうか。
そんな長谷川さんにお話を伺いました。

長谷川秀樹さん
ミドルエッジ編集部(以下:ミド編)
「ねわざワールドと聞いて、黙々と練習に打ち込み、厳しい声も飛び交っているのかと思っていたら、とても和やかな雰囲気で正直驚いています。」
長谷川さん
「そうですね。ねわざワールド品川では未経験の方が3割程いらっしゃいます。大会への出場者もいますが、練習のみの方や運動不足解消の趣味として始められる方も多くいらっしゃいます。」
ミド編
「練習される施設がいくつかあると伺いました。在籍人数などを教えてください。」
長谷川さん
「練習場所は、他に品川区総合体育館や同じ品川区の戸越体育館、港区スポーツセンターなどがあります。土日は場所を変えています。土日の参加人数は大体30~40名で、在籍人数は160名程となっています。」
<輝かしい戦績>

ミド編
「今日練習に参加されている方で女性も多いですね。」
長谷川さん
「そうなんです。女性が多いのが特徴です。男女比は大体15%で、女性は25名も在籍しています。これは男性にも言えることですが、柔術は打撃がなく投げ技が少ないので、他の格闘技に比べて怪我が少なく、顔も傷つきにくいんですよね。なので女性にも安心して参加していただいています。」
ミド編
「月会費 3200円(女性・18歳以下の方は半額)とあり、非常に通い続けやすいなという印象です。ご参加の皆さんが親睦を深める機会もあるんでしょうか?」
長谷川さん
「はい、飲み会やBBQ、新年会も行っています。皆さんと一緒に格闘技観戦に行くこともあります。ねわざワールド品川で知り合って結婚されたカップルもいらっしゃるんですよ!」

幅広い年代の男女が積極的に参加!
ミド編
「ねわざワールド品川さんに通われている方は、品川区の方ばかりですか?」
長谷川さん
「品川区をはじめ大田区や目黒区の方も多いですね。なかにはご自宅は茨城ですが、勤務地が品川なので通われている方もいらっしゃいます。」
ミド編
「年齢層はいかがですか?」
長谷川さん
「40~50代の方が多いですね。特に40代の方が多く通われています。また、18歳以下のお子さんも通われるなど幅の広い年齢層が特徴です。」
《練習の流れ》
・「準備運動」
・「技の研究」
2、3つの技を毎回コーチング
※取材日は三角締め(通常の下からではなく、背後から決める形)など。
・「打ち込み」
3分×2回
・「スパーリング」
5分×10本
※強制ではないので、自由参加となっています。ずっと連続で行う方もいらっしゃるそうです。
※上記を適宜休憩を入れつつ、2時間程度で行います。遅刻早退自由。週に4、5回開催されています。

準備運動

三角絞めをコーチングしている様子

長谷川さんご自身が技を受けながら丁寧に解説
指導者・長谷川秀樹はタイガーマスクが好きだった
1976年生まれの長谷川さんは、アニメの「タイガーマスク」(初代)が好きだったそうです。そして、小学校3年生の時に、お父様がTVで観ていたプロレス中継を一緒にご覧になってから全日本プロレスにハマっていったとのこと。
長谷川さんの小学校3年生といえば1985年です。その頃は土曜のゴールデンタイムに、全日本プロレスの試合が中継放送されるなど、絶大な人気を誇っていた時期ですね。
他にも長与千種とライオネス飛鳥によるクラッシュギャルズや2代目タイガーマスクとして活躍した三沢光晴にも魅了されたそうです。さらに全日本プロレスのウルトラセブンも好きだったということで、どうやらマスクマンがお好きなようですね。

ベルト姿が似合います!
そんな長谷川さんは高校1年生の時に柔道を始めます。当時は66kg級でした。戦歴はというと意外に芳しく無く、勝率も2割程度だったそうです。しかし、当時からねわざは得意だったとのこと。さすがです笑
長谷川さんが柔術の世界に入るきっかけは、1997年10月に東京ドームで行われた高田延彦とヒクソン・グレイシーとの一戦でした。ヒクソンのあまりにもの強さに対して興味を持った長谷川さんは、その2ヶ月後から御茶ノ水の『和術慧舟會東京本部道場』に通い始めました。。
当時の長谷川さんは大学4年生。就職活動で信用金庫の内定も取り、大学卒業後に運動したいとの理由もあり入会したそうです。

『IMPACT初代スーパーライト級グラップリング王者』のベルト
今では、ねわざワールドの指導者として、多くの受講生に技術を教えている長谷川さん。月イチでセミナーを行っていて、有名格闘技選手を招いて、受講生が指導を仰ぐ機会を設けています。
これまでにエンセン井上さんや高阪剛さん、桜井マッハさんといったレジェンドが招かれています。また、過去に試合で対戦経験があった縁もあり、「闘うフリーター」のキャッチフレーズでも知られる所英男さんも招かれています。
ちなみに所さんとの対戦結果は判定負けだったそうです。

集合写真
ブラジリアン柔術の特徴のひとつ「道衣」
<長谷川秀樹さん コメント>
ブラジリアン柔術の特徴のひとつとして『道衣』があります。
道衣というと一般的に柔道の『白』のイメージが強いと思いますが、ブラジリアン柔術衣は赤道衣、迷彩道衣、パッチを貼ってカスタム自由など、自由度の高い『着る楽しみ』のある道衣スタイルが主流となっています。
現在 国内だけで50近くの柔術衣ブランド(メーカー)があります。
私はニューヨーク発祥の格闘技ブランド『VHTS 』の日本支社である『VHTS JAPAN』(メーカー)のアンバサダー(大使)を務めております。
柔術衣は全て『VHTS JAPAN』から支給されたものを着用しています。
シンプルかつクラシックなデザインが特徴敵であり、試合でも練習でも愛用しております。
『ねわざワールド品川』の会員さんでも着用している方が増えつつあり、自信を持ってお勧めしています。
VHTS ONLINE STORE
取材後記
筆者の人生初となる格闘技施設への取材。当日、恐る恐る入口を開けると、笑顔の長谷川さんに迎えていただき、その柔らかな人柄にホッと安心して取材することが出来ました。
また、受講生の皆さんにも撮影を快く応じていただくなど、取材する側としては非常にありがたかったです。
皆さんが真剣に練習に打ち込まれる一方で、冗談も飛び交うなど、終始和やかな雰囲気が保たれていました。「格闘技 初心者歓迎」というだけあり、誰もが通いやすい施設だと実感。
練習に遅れて参加される方もチラホラお見かけしたので、仕事との両立も問題なさそうでした。仕事帰りに、運動不足を解消でき仲間も増える、ねわざワールド品川はとてもオススメです!
ねわざワールド品川の各リンク
品川区のブラジリアン柔術サークルねわざワールド品川(ねわワ品川)公式サイト
ねわざワールド品川
ねわざワールド品川(@newazasinagawa)さん | Twitter
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