〝漫画の神様〟はアニメにとっていかなる存在だったのか――
NHK「歴史秘話ヒストリア」1月16日放送回、手塚治虫のアニメ創作を特集
 
  	手塚治虫
手塚治虫 - Wikipedia
 2018年11月に生誕90周年を迎えた手塚治虫。
 それを記念した90周年記念事業が展開されており、こちらは今年2019年11月まで続く予定でいる。
手塚プロダクション
 それと関連して――かどうかは微妙なところだが、1月16日午後10時25分から放送される「歴史秘話ヒストリア」は手塚治虫特集。
 それも彼の〝アニメ〟に焦点を当てている、ちょっと珍しい特集になりそうだ。
歴史秘話ヒストリア - NHK
手塚治虫アニメピックアップ
実は少々前にこのようなニュースをご紹介いたしました。
【手塚治虫90周年】上位タイトルには記念出版物が!〝手塚治虫作品ベスト10ランキング〟が開催! - Middle Edge(ミドルエッジ)
「手塚治虫漫画のなかで1番好きなものはどれか」という話なら誰と盛り上がってもおかしくないもの。
 しかし、では《手塚治虫アニメ》だとどうか。
 アニメには放映ないし公開されているタイミングと言うものがあり、違う世代の人々で話を盛り上げるのはむずかしいのではないか!?
 ……みたいなことを考えていたのですが、むずかしいことはよくわからないので一通りの手塚治虫アニメ作品をチェック。
 ネットなどで話題になっている作品などをピックアップしてみました。
どろろ
 近頃ホットなのはこちら、2019年1月より新作アニメが始まっている「どろろ」
 原作は1967年から連載されたもので、最初のアニメ化は1969年と早め。
 小説やゲームが豊富なのは意外かもしれない。
メトロポリス
《手塚治虫原作、大友克洋脚本》という骨に、5年という歳月と10億という制作費を用いた15万枚の作画を肉付けした大作映画。背景や演出効果もさることながら《ロボット(AI)と人間》というテーマが熱い。
鉄腕アトム
 
  	鉄腕アトム
鉄腕アトム (アニメ第1作) - Wikipedia
 1963年から開始された《日本初の本格連続テレビアニメ》としての「鉄腕アトム」が有名だが、漫画作品自体も連載開始は1952年と相当古い。
 最初のアニメはもとより、1980年につくられた第2弾、2003年につくられた「ASTRO BOY 鉄腕アトム」、2017年(漫画自体は2015年から連載している)の「アトム ザ・ビギニング」などが存在。周辺作品も尽きない、息の長い作品である。
火の鳥
「火の鳥」を手塚作品の代名詞としてとらえている方も多いだろう、30年以上に渡り製作された、ある意味での手塚のライフワークである。
 それだけにメディア化も多く、いくつもの劇場版映画がつくられた他、ラジオ、テレビアニメ、OVAに実写映画まである。
 特筆したいのはゲームの存在。タイトルは「火の鳥 鳳凰編 我王の冒険」と「火の鳥 鳳凰編」。両方とも発売元はコナミ。後者はシューティングゲームである……。
ブラック・ジャック
 お ま た せ 。
 そもそも漫画としてのリメイク、企画作品が多い本作は、ゆえにメディア作品も多い。
 テレビアニメ、劇場版、OVAシリーズをあわせると二桁に近い数となり、そこに地域イベント用作品などが混ざってくるから全部鑑賞するのは不可能と言えるのではなかろうか。
 個人的に印象深かったのは《超人病》を題材とする1996年の「ブラック・ジャック 劇場版」。
 しかしこちらはオリジナルストーリーであり、癖も強いので誰にでもオススメできるかと言われると微妙かもしれない。
 人には人の、ブラック・ジャック。
 
     
    




