全日本プロレスのリングから生配信!
ユーザーの皆さまが “いい本”を互いに教えあったり、好みの“読書人”に出合ったりすることのできる、プラットフォームである「シミルボン」がお届けする配信番組「ライブ選書」。
第6回目の舞台は、なんと全日本プロレスのリングから生配信! 読書家としても有名な同取締役の現役プロレスラー・大森隆男さんへ、プロレスファンにはおなじみの芸人・東京03豊本さんが、「本当の強さ」についてトークを行うとのことで潜入取材をしてきました。

東京03の豊本さんと秋山選手と諏訪魔選手の書籍を手にする大森選手
本番前に和やかにお話を2人。
今、話題になっているレスラーの裏話や共通のプロレスラーのお話などそのままトークイベントに出来そうなくらい濃い中身を本番前に繰り広げる2人。番組本番前の肩慣らしとは思えないほどに盛り上がっていて、本番のトークにも期待が膨れていると本番開始の合図が!
まずは、「プロレスラー大森の人生に影響を与えた本ベスト3」
プロレス界でも大森選手は読書好きで有名。そこを早速広げていく豊本さん。
まずは、「人生に影響を与えた本ベスト3」というお題に対して真摯に答えていく大森選手。
自身の人生に重ね合わせたような書籍として、「青が散る」(宮本輝)と「兄弟」(なかにし礼)を紹介された。大森選手にもお兄さんがいるので、兄弟ものが心に響いたとのこと。青が散るは大学生としてのキャンパスライフを重ねたそう。
そして突然のコミックが登場。プロレスファンの誰もが通った道「プロレススーパースター列伝」大森選手はそこに出てくるトンパチエピソードさえも飲み込んでしまうようなプロレス界そのものに憧れを抱くきっかけになった書籍とのこと。
「プロレスラーを目指していたころに支えてくれた本ベスト3」

大森選手が選んだ本たち
大森選手はミドルエッジには何度もご登場頂いていることもあり、読者の方はご存知の方もいらっしゃると思いますが、プロレス界に入るために部活を柔道部にしたり、大学ではアメフト部に入部など小さい頃からプロレスラーへの憧れが強かったことは何度もお話になっています。
そんな大森選手の支えになったのは、武者小路実篤先生でした。
武者小路実篤マニアでもある大森選手は、武者小路実篤記念館に足繫く通ったり、実篤先生が作りあげた理想の村「新しき村」に非常に感銘を受けたそうで、大学まで2時間かかる通学中の電車でいつも手にしていたのは、武者小路実篤の本だったそう。
「作家先生の名前に反して、非常に読みやすい」(大森選手談)とのこと。
大森選手の「強くなるために読む本ベスト3」

トークが弾んでいるお2人
ここで大森選手が1冊目に取り出したのは、「真説佐山サトル」。プロレスラーでありながら、プロレスファンであることを豊本さんに突っ込まれる。強くなるためには我を通すことを佐山さんから学んだそう。
2冊目は、「筋トレが最強のソリューションである」とド直球の本を紹介する大森選手。思考の文章化に非常に感銘を受けた本がこちらだそうで、大森さんは悩みがあったら筋トレをしろとのこと。
3冊目も思考の文章化に感銘を受けた自己啓発書「7つの習慣」。強くなる=自分の思考の整理となっている点が大森さんらしい受け答えであった。
プロレスラー大森選手が「弱気になった時に読む本」
本を沢山読むからか大森さんの言葉遣いが丁寧で他のプロレスラーとは違うというところを指摘する豊本さん。
「春の夢」(宮本輝)は、物語を通して人生を教えてくれる本とのこと。若い頃の心理描写がとても好きだとのこと。次はノンフィクション作家の沢木耕太郎「無名」。好きになった本があると作家ベースで本を読み漁ってしまう大森選手はやはり本が好きだと分かるエピソード。
『プロレスラー大森の考える"強さ"とは何か』
プロレスと本(読書)が非常に似通っていると熱弁を振るう大森選手。
プロレスが人生を内包しており、本を読むことも人生を内包しているんじゃないかとの理論を豊本さんにぶつけるが、強さ=プロレス=本となってしまう方程式に余計悩んでしまっていた模様。
最後に大森選手に「読書とは何か?」を回答してもらうと、「人生の疑似体験」と真摯に回答する大森選手。
全日本プロレス社長の秋山選手と諏訪魔選手の本をちゃっかり紹介して番組は終了。
アーカイブとして動画もありますので、是非合わせてご覧下さい!
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