『首都高速トライアル』とは
キャッチコピー:「激走!首都高速13.9kmへの挑戦。」

この作品はタイトルの通り、首都高の走り屋をテーマとしたドラマ映画であり、この当時の車が好きだった方からすると、熱狂すること間違いなしの作品でした。
尚、この映画の内容は実際の公道で暴走行為を煽ることから、『1』の公開時点で警察の規制対象になっていました。
その為、『1』以降のシリーズの発売は難しいところだったのですが、元走り屋で当時現役レーサーであった土屋圭市さんがこの映画の中で、「なぜ公道でバトルはしないのか」「サーキットで勝負」と言うシーンを挿入することによってシリーズの発売にこぎつけました。
確かに映画の影響を受けて、実際の首都高でバトルなんてされたら、他の人に迷惑ですからね(笑)
ただ、実際に出来ないからこそ、作品でやることに意味があったと思います。
興奮しますよね(^^)/
出演者に注目!!
『1』の見どころの一つに、大鶴義丹さんや的場浩司さんの出演があります。
大鶴義丹さんはこの映画の以前にNHKのドラマに出演はしていたものの、実際はこの映画が役者としての本格デビューでした。

大鶴義丹さん
大鶴義丹bot(@LoadFevHdvwbkes)さん | Twitter
そして的場浩司さんは、この映画がデビュー作になっています。
お二人とも当たり役だと思います。
個人的には若き日の的場浩司さんを見れるのは嬉しく思いますね(^^)/

的場浩司さん
的場浩司OFFICIAL(@Koji_Matoba)さん | Twitter
『首都高速トライアル』に登場する主なマシン
※ 下の画像は参考であり、劇中の車両とは異なります。
スカイライン(R30)RSターボ
大鶴義丹さん演じる主人公・六雄が乗っていた車輌。
2台登場しているが、両方ともシルバー/ブラックのツートンでした。
当初の車輌は設定上TD07タービン搭載のフルチューニング車輌(実際にはさらに上のTD08タービンを搭載)となっていました。

日産(NI) スカイライン 2000ターボRS-X セダン
【画像提供:カーセンサーnet 】
フェアレディZ(S130)
的場浩司さんが劇中で乗った車輌です。
劇中では赤のフルエアロ仕様で、時代を感じるフィンタイプホイールを履いていました。
しかし、マフラーがノーマルである為、実際にはエアロを装着しただけの車といわれています。

日産(NI) フェアレディZ S130 2シーター クーペ
【画像提供:カーセンサーnet 】
クラウン(MS123)ハードトップ3.0ロイヤルサルーンG
劇中の警察が覆面パトカーとして使用していたこの車両。
走行時にクラウンの静かさを演出する為か、風切音しか被らないことが多かった。ただ数箇所、6M-GEUのツインカムサウンドが挿入されているそうです。

4ドアハードトップ 2000ロイヤルサルーン スーパーチャージャー(後期型)
トヨタ・クラウン - Wikipedia
カースタントはタカハシレーシング
ボスと呼ばれる髙橋勝大さんが社長を務める有限会社タカハシレーシング。
主に2輪と4輪のカースタントを手掛けています。
また、ボディースタント、劇用馬術等でテレビ、映画、イベント等にも出演しており、日本におけるスタントのパイオニア的存在です。
カースタント&ボディスタント タカハシレーシング
『首都高速トライアル2』
キャッチコピー:「今、伝説の記録が破られる…。」

走り屋達の憧れのまとである順一の記録に挑む孝広と、記録更新を狙う沢木の3人が織り成す熱きバトルが描かれている『首都高速トライアル2』。
RS対300ZX、300ZX対GT-Rは見逃せません!
『首都高速トライアル3』
キャッチコピー:「白熱する首都高!そして峠へ!男達の野望が闇を切り裂く、デス・バトル24時!」

かつての首都高記録保持者の京平は走り屋を退いていました。
そんな京平を執拗に挑発する元ライバルの祐介の存在。
第3部となるこの作品では、黒のスープラがキーとなってきます。
黒のスープラの正体は?
ドキドキものですね(^^)/
『首都高速トライアル4』
キャッチコピー:「もう、俺を止めることはできない」

癌を患っている弟の憧れでもある小島俊彦は、毎晩タイムアタックに出かける程の走り屋。
そんな小島俊彦はアクシデントを乗り越え、サーキットレースに挑みます。
チューンナップされたGT-Rでどこまで出来るのか?
最後まで見逃せない内容です(^^)/
『首都高速トライアル5 FINAL BATTLE』
キャッチコピー:「さらに、神話は加速する…」

街道レーサーである雄介が、直線・峠・首都高と、各タイムレコード保持者にバトルを挑んでいく本作品。
実質上、この作品が『首都高速トライアル』シリーズのファイナルとなりました。
根強いファンが多かったこの作品に終止符が打たれたのは残念ですが、最後まで楽しませてくれたシリーズだと思います。
『首都高速トライアルMAX』 ※未公開
キャッチコピー「どっちが勝ってもこれが最後だ!!」
首都高のチャンプである式場達也が大阪環状のチャンプである仙道誠とバトルする筋書でした。
この作品は1996年2月に発売予定だったのですが、発売直前に作中の道路交通法違反が警視庁の目に留まってしまい、その結果スタッフが書類送検され、発売中止になってしまった幻のファイナルです。
『首都高速トライアル』を振り返ってみて
やっぱり熱いですよねぇ!!
勿論ルールは大切ですし、実社会で同じことをしてはいけませんが、フィクションとしては十分に楽しめるシリーズだったのではないでしょうか?
個人的にはスープラとか聞くと熱くなる世代です。私なんてにわか車ファンですから、当時実際に劇中に出てくる車に乗っていた方は、この『首都高速トライアル』は更に楽しめたのだろうなぁと思いました。
また車に乗りたくなりました(^^)/
久し振りにドライブにでも行ってこようかなぁ