ドラゴンボールがトレンド入り! 元記事に言及したツイートは2万6千件を突破
先輩に「ドラゴンボール」をオススメされたある人の反論(?)が話題に

ドラゴンボール
ドラゴンボール 完全版 (1) ジャンプコミックス | 鳥山 明 |本 | 通販 | Amazon
「ドラゴンボール」という作品がありまして。
これは1980年代から90年代にかけて《週刊少年ジャンプ》で連載された鳥山明先生の漫画作品と、それを元にしたアニメやゲームの作品たちなのですが、正直〝そんなこと説明されるまでもなく知ってる〟というのが現実的なところかなと思います。いわゆる〝国民的作品〟というやつですね。
……なんですが、ある会社で先輩と後輩が会話をしていると、後輩が「ドラゴンボール」を読んだことがないという事が発覚。
で、そこがモノを作成、発信する会社だったせいか、先輩が
「コンテンツ制作に携わる人間として、ドラゴンボールを読んだことがないなんてありえない!」
https://liginc.co.jp/429028『ドラゴンボール』を読んだことのない僕が、先輩に反論するために全巻読了した結果 | 東京上野のWeb制作会社LIG
と言ってしまった(らしい)のです。
さあ事件だ。こう言われてしまうと後輩氏も立場が無い。あるいはムッとしたのかもしれません、
『ドラゴンボール』を読んだことのない僕が、先輩に反論するために全巻読了した結果 | 東京上野のWeb制作会社LIG
と自説を展開。
《ドラゴンボールハラスメント》なるパワーのある言葉を用いて論を広げることと相成りました。
そしてその記事が、ドラゴンボールを知っている人知らない人、モノをつくっている人いない人――と東西南北に飛び火してトレンド入りを果たしたのでした。
元記事はこちらです
『ドラゴンボール』を読んだことのない僕が、先輩に反論するために全巻読了した結果 | 東京上野のWeb制作会社LIG
後輩氏の主張
詳細については原文を読んでいただくのが確実なので、かいつまんで要点を抜き出しますと――
・次の巻を読みたいというワクワクが無い
・ストーリーや展開がイマイチ
・世界観が弱く、設定(言葉を喋る動物、空を飛びビームを出せる人間など)に違和感が強い
・絵やキャラクターは良いが、現代のコンテンツに比べるとふつう
という感じです。
もちろん「ドラゴンボール」は完全無欠の作品でもないし、なによりちょっと古い作品です。
後輩氏の言うこともメチャクチャというわけではないように思えます。
ではこの記事を読んだ人々の発言に視点を移しましょう。
各位の反応
一般の方々は「共感できる」「俺はドラゴンボール好きだけど」といった個々人の感想を述べる傾向があるようです。自然な営みですね。
これに対して業界の方々は「その作品を知らない人に対し、いかに作品をアピールするか」というあたりを見たりしているようです。
ガンダム関係者として、また「セイバーマリオネットJ」などのイラストで知られるデザイナーのことぶきつかさ氏は、
と考慮。
この話題が単純に「ドラゴンボール、好きか嫌いか」という問題ではないんじゃないかという点を指摘しています。
発言の鋭さに定評のある平野耕太先生は冷静で、
と反応。インターネット海千山千といった風格があります。
話題に乗りつつブレを見せないのが販売系の人々。
動揺しない人々を見ていると安心できますね。
この記事の言及数は多く、一部の人々は《炎上》として扱っているようですが、今回は「先輩が正しい。後輩が悪」あるいは「後輩が正しい。先輩が悪」という発言をあまり見かけないのでちょっと特殊なケースの広がり方なのかなという印象があります。
気になる方は《ドラゴンボールハラスメント》などで検索をかけてみると皆さんのコメントが出てきやすいかもしれません。
最近何かと話題の孫悟飯(?)氏もブレが無い。
改めて考える〝ドラゴンボールの魅力〟
さて、ではここで《改めて考える〝ドラゴンボールの魅力〟》を――といきたいのですが、これ真面目にやると数ヶ月とか欲しくなる話題だったりします。
というわけでぱっと思いつく、話題になりがちな要素を挙げていくと――
ベジータ

ベジータ
Amazon.co.jp: 【フジテレビ限定】ドラゴンボールZ 復活のF クリアファイル ベジータ: ホビー
主人公《孫悟空》の筆頭ライバルベジータ。
逆だった髪、鋭い眼光、見た目も中身もダークな人で、実際そこそこ悪いこともやっています。
しかしプライドが高く、信念もしっかりしている。妥協もしない。
頑固極まるってわけでもなくて、事と次第によっては悟空と共闘することもしっかりやってくれる。後半ではほとんど悟空の仲間として活躍していました。
一方で〝敵に操られることで本来の悪い自分を取り戻し、本気で悟空と闘いたい〟という人間味ある葛藤も見せてくれました。
作中では悟空を「お前がナンバーワンだ」と認めるシーンがありますが、わたしにとってはベジータのその生き様こそが〝ナンバーワン〟でした(2回死んでるけど)。
フリーザ

フリーザ様
Amazon | S.H.Figuarts ドラゴンボール改 フリーザ 最終形態 全高約12cm ABS&PVC製 フィギュア | フィギュア・ドール 通販
ピッコロもベジータもそうなのですが、敵が個性的でカリスマを持ちがちなのがドラゴンボールの魅力のひとつ。その最たるものがフリーザ様だったかなと思います。
「2変身をあと2回残している」「戦闘力は530000です」などの名台詞もさることながら、丁寧口調で実は部下のこともちゃんと気にかけているというのが立派な美学。
そのデザインも人気で、コスプレ会場などを訪れると数人のフリーザ様が集まっている光景なんかもよく見ますね。
アニメ
尺稼ぎという欠点が目立ちがちなアニメ作品ですが、怪我の功名として〝必殺技の演出が長い〟というポイントがあったりします。
演出という意味ではBGM、効果音、声優の演技――どれをとってもインパクトが大きく、特にベジータがセルに放った《ファイナルフラッシュ》の約3分にわたる演出はぜひ一度見ていただきたいところ。

ドラゴンボールZ ヒット曲集
Amazon | ドラゴンボールZ ヒット曲集16-WE GOTTA POWER- | TVサントラ, 影山ヒロノブ, TOM, 高瀬麻里子, つのごうじ, ルイ | アニメ | 音楽
……やっぱり数ヶ月かけて「ドラゴンボール」を再読、再視聴する必要があるような気がしてきました。
なにはともあれ、原作の漫画連載こそ終了しているものの今なおコンテンツとして活発に動いているドラゴンボールシリーズ。
知らない人にとっては原作漫画よりも最新のゲームやアニメの方が触れやすいというポイントもあったのかもしれません。