《プレイステーション クラシック》の情報が公開!
9月19日15時03分に投稿されたツイートが話題を呼んでいる。
いいね・リツイートともに4万超え、ツイッターの動画再生数に至ってはすでに100万を突破している。これからも伸びるだろう。
コンセプトとしては2016年に発売された《ニンテンドークラシックミニ》、先日発売延期が発表された《メガドライブミニ(仮)》に似ている。
大ヒットしたハード機がコンパクト版として再登場。そこには懐かしの人気ソフトが何十本か収録されている――というものだ。
《抽選先行予約の申し込み受付》はすでに始まっている!
公式サイトにはより詳しい情報が
気になる! 詳しく! 情報をくれないか!?
……ということで基本中の基本、公式サイトをチェックしていこう。
小さくなった「プレイステーション」に懐かしの20作品内蔵。「プレイステーション クラシック」12月3日発売 | PlayStation.Blog
サイトではまずツイートと同じ情報に触れる。
プレイステーションがデザインをそのままにして復刻、ソフトを20本内蔵した《プレイステーションクラシック》が約1万円で2018年12月3日に数量限定発売――とのこと。
公式は続いて《PSとはどういうものだったか》のおさらい。
小さくなった「プレイステーション」に懐かしの20作品内蔵。「プレイステーション クラシック」12月3日発売 | PlayStation.Blog
さすが本家、簡潔明瞭にまとめている。
さて、そろそろいくつかの注目情報が登場している。順を追って整理していこう。
・ソフトは内蔵式
小さくなった「プレイステーション」に懐かしの20作品内蔵。「プレイステーション クラシック」12月3日発売 | PlayStation.Blog
復刻とだけ聞くと「うちにある大量のPSソフトが目を覚ますぞ!」という気持ちになる方もいらっしゃるかもしれない。だが今回は内蔵式なので、今からゲーム屋に行ってPSソフトを購入してもそのソフトを《クラシック》で活用することは……できない……!
・希望小売価格9,980円+税で2018年12月3日(月)より数量限定で発売
チェックポイントである。数量については触れられていないが、事によっては品薄、品切れが発生するだろう。
「できるだけ早く! しかも確実に手に入れたい!」という方は今後の情報を見逃すべからず。
・デザイン
デザインの踏襲は結構徹底されている。見た目、ボタン配置はもちろん、コントローラーも箱のパッケージデザインも再現されるらしい。
コンパクト化については縦横が約半分、体積はなんと5分の1にまでダイエット。だいぶスリムになった。
・コントローラー
付属としては専用のコントローラーが2個同封されている。
画像を見る限り初期の仕様。今やコントローラーの標準装備とも言える《3Dスティック》が無いためだいぶスリムに見える。もちろん見た目通り軽く、握りやすい。
なお接続方法は詳しく書かれていない。〝専用〟の文字があるのでよく見かけるUSBのコントローラーは使用できない可能性がある。
・ケーブル
ディスプレイとの接続には汎用性の高いHDMIケーブルが採用されている。
各ご家庭に1本くらいは……と言うと雑だが、パソコンによく馴染んでいる方のお宅なら家に数本あってもおかしくない。
ネット通販で気軽に手に入る他、電気系量販店、ホームセンターなどで見かける。
もうひとつ、アダプタと接続するためのUSBケーブルも付属している。
だが〝アダプタ本体は別売り〟である。
小さくなった「プレイステーション」に懐かしの20作品内蔵。「プレイステーション クラシック」12月3日発売 | PlayStation.Blog
こちらもインターネットか各店舗で条件にあうアダプタを用意しよう。
・動作環境温度は5℃~35℃
細かいところだが一応覚えておきたいポイント。
コンパクトなサイズになったということは持ち運びが可能だったり、やや狭いところにも無理やり置けちゃったりする、ということでもある。
だがあんまり狭いところや過酷な環境で動かしていると正常に動作しなかったり寿命を縮めることにも繋がってしまう。
発売されるのは12月だから暑さはだいじょうぶだろうが、氷点下の日などには注意を。
もちろん暑さも精密機械の大敵だ。しっかり対策をして大事に使ってあげたい!
収録タイトル
さてご注目、収録タイトルの情報について。
小さくなった「プレイステーション」に懐かしの20作品内蔵。「プレイステーション クラシック」12月3日発売 | PlayStation.Blog
小さくなった「プレイステーション」に懐かしの20作品内蔵。「プレイステーション クラシック」12月3日発売 | PlayStation.Blog
収録タイトルは20タイトル、うち明かされているのは5タイトル。
「R4 RIDGE RACER TYPE 4」(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)

R4 RIDGE RACER TYPE 4
R4 RIDGE RACER TYPE 4 | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイト
ハイスピードコントロール――レースゲームでありながら〝爽快感〟にも気を使うリッジレーサーシリーズの第4弾。
まずオープニングからして注目を集めた。そのグラフィックは《(プレイステーションの性能の)限界を極めた》とまで評価されている。
プレイステーション後期作品でもあり、シリーズとしても熟成してきた時期であるため様々な意味での〝集大成〟的名作であると言えるだろう。
ストーリーはけっこう大人向け。
「JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻」(SIE)

JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻
JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻 | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイト
アロハ男爵はシリーズ1作目。〝元祖とびゲー〟
3Dを使った浮遊感やジャンピングアクション、カメラワーク、主観視点(FPSでよく見るやつ)が特徴。プレイ感覚としては64の「スーパーマリオ64」に近い印象がある。
「鉄拳3」(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)

鉄拳3
鉄拳3 | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイト
「鉄拳3」はアーケード版、PS版が存在している。一応PS2ソフト《鉄拳5》にアーケード版が収録されているが、単品としての移植は初か?
「ファイナルファンタジーⅦ インターナショナル」(株式会社スクウェア・エニックス)

ファイナルファンタジーⅦ インターナショナル
ファイナルファンタジーVII インターナショナル | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイト
「ファイナルファンタジーⅦ」はインターナショナル版。
何回かメディアミックスが話題になっており、《続編が開発されている》という話もある。続編については情報量が少ないので過度な期待は禁物だが、それはそれとして《Ⅶ》は名作と名高い。これを目当てに購入するのもだいぶアリだろう。
「ワイルドアームズ」(SIE)

ワイルドアームズ
WILD ARMS | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイト
シリーズ2個目の作品「ワイルドアームズ セカンドイグニッション」が話題となり、結果として再注目されたという経緯を持つ珍しいタイプのRPG。発売当時あまり話題にならなかっただけでもちろん出来は良い。
《ポポロクロイス物語》《アークザラッド》と並んでSCE三大RPGと称されることもあるようだ。
捗るタイトル予想
5作品は明かされているが残りの15作品は現在明かされていない。ウーン気になる。
こうなってくると収録タイトルを予想したくなるし、自分が好きなゲームを入れてくれという欲も出てくる。それにともなって当時のPS思い出話も始まるわけで、界隈は賑わいを見せているようだ。
ところでPSには「ビブリボン」や「モンスターファーム」をはじめとした《ディスク交換利用ゲーム》というものがちらちらある。
あと「アークザラッド」などにはメモリーカードを利用したコンバート(1作目と2作目のデータ引継システム)がある。このあたりが技術的に可能なのかが気になるところだ(仮にこれらのシステムが使えないとしても普通に復刻して欲しいという気持ちもあるが)。
しかしまだ焦るような時間じゃない。今はおとなしく残りタイトルが判明するのを待つべき時……。
仮にあんなタイトルこんなタイトルが収録されていなかったとしても希望を捨ててはいけない。昨今のゲーム復刻移植は非常に盛んだ。何しろスーパーファミコンの新作ソフトが発表されるくらいなのだから。
この調子なら《新作PSゲーム》が登場するのもそう通り未来ではないかもしれない。今後の市場から目を離さず、かつその活性化に期待しよう。