ソナタ・アークティカとは
『Tricky Beans』として結成された活動初期はハードロックが主体のバンドでしたが、後にクラシカルなキーボードを大々的に取り入れ、叙情的なメロディと疾走感が加わり、北欧メタル特有の荘厳さ持つ様になったソナタ・アークティカ。
北欧メタルというと、どうしてもストラトヴァリウスを思い浮かべますが、このソナタ・アークティカも今では北欧メタルの代表格となっています。
北欧のプログレメタルの雄であるロイヤル・ハントからは「僕たち(ロイヤル・ハント)とストラトヴァリウスをミックスさせた様な音だね」と評されてますが、個人的には今回特集するファーストとセカンドアルバムでは、プログレの要素はやや少なく、純粋な北欧メタルの様に思えました。
ソナタ・アークティカ 公式ホームページ
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ファーストアルバム 『Ecliptica』
『Ecliptica』は、1999年にリリースされたソナタ・アークティカの記念すべきファーストアルバムです。
1曲目の「ブランク・ファイル」から堂々たるパワーメタルサウンドをぶちかましてくれる内容になっており、「マイ・ランド」や「フル・ムーン」など名曲が揃っています!
ブランク・ファイル
ファーストの一曲目からぶちかましてくれた「ブランク・ファイル」
まだハードロック調の要素が若干残っており、セカンドの曲に比べるとやや疾走感は劣るかもしれませんが、このアルバムのソナタ・アークティカが最も好きだ!という方も多いのではないでしょうか?
個人的に、Mr.BIGのポール・ギルバードとJudas Priestのスコット・トラヴィスが以前在籍していたRacer Xを彷彿させるサウンドでした。
たまりませんな(^^)/
フルムーン
極めて叙情的なイントロから始まるこの曲。ソナタ・アークティカの中ではミドルテンポとよんでも良いかもしれません。
この曲はソナタ・アークティカの代表曲であり、メタル好きなら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
ソロでも大胆なシンセサイザーが入っており、単純にメタルと形容するには難しいですが、名曲ですよね!
セカンドアルバム『Silence』
満を持して2001年にリリースされたこのセカンドですが、ファーストよりパワフルで疾走感の強い作品となっています。
好き嫌いはあると思いますが、個人的にはこのセカンドがソナタ・アークティカの真骨頂かなぁと思いました(^^)/
サン・セバスティアン
のっけから問答無用の疾走感(笑)
これぞソナタ・アークティカ!といった一曲ですよね(^^)/
私としてはこの曲がソナタ・アークティカの代表曲の様に思います。
ソナタ・アークティカにとっては、この時期はメンバーの入れ替わりが激しかった時期です。なかなか難しいところもあったと思いますが、しっかり仕上げてきてますよね!
ウルフ・アンド・レイヴン
多くの方は、この曲をソナタ・アークティカの代表曲に上げることが多いのではないでしょうか?
確かに相当力が入ってますし、ボーカルのトニー・カッコもキレッキレですよね(笑)
バリバリのツーバスを聴かせて疾走する曲ですが、途中でややプログレっぽい変化も入っており、あぁ・・・北欧メタルだなぁ・・・と、しみじみ思いました。
ソナタ・アークティカを聴き直してみて
とにかく、正統派の北欧メタルですよね・・・
ストラトヴァリウスやロイヤル・ハントとの比較はあると思いますが、この初期の頃のソナタ・アークティカは、独自の世界観で疾走していた様に思えます。
近年のソナタ・アークティカは、その疾走感がやや抑えられ、プログレやシンフォニックさが強調されている様に思われます。
賛否両論はあると思いますが、これからのソナタ・アークティカの活躍も期待したいですね(^^)/