おしゃれなテレコ?
ぶちゃけラジカセのことです。
ミドル世代の方だったら持っていた方、覚えている方は多いと思います。
U4とは三洋電機が発売したラジオカセットレコーダーのシリーズ名または製品番号のことです。
正式名はSANYO MR-U4でしたが皆、「おしゃれなテレコ」と呼んでいました。
キャッチフレーズが・・・
SANYOさんも商品会議で行き詰まってしまったのでしょうか?
“おしゃれなテレコ”って結果オーライで大ヒットしたので良かったのですが、今思えば、キャッチフレーズが、まんまと言うかベタですよね。
初代U4
MR-U4
1979年発売の初代U4は、まだ他の三洋製ラジカセと同じ「MR-」の型番を名乗っています。
その後MKII、MKIIIとモデルチェンジを続けていきました。
因みに当時の販売価格は、ラジカセがなんと43,800円です。(たか!)
現在ならミニコンポより、お高いお値段・・・がしかし、このラジカセが大ヒットしたんです、
しかも赤色が。
またU4の小型でカラフルなスタイルが「ファッションテレコ」という新たなジャンルが生まれたのです。
初期型は大型ステレオジャックでしたがカラフルな赤色ラジカセが主流となった頃からはステレオミニプラグに変更され、持って出掛けるラジカセというイメージにもなりました。
ウォークマンに対抗したの?
初代“ウォークマン
1979年同時期にSONYがウォークマンを発売し大ヒットしました。
ただウオークマンはヘッドホンで1人で音楽を楽しむタイプに対してSANYOのMR-U4は外に持ち出し皆で聴けるというのが、狙いだったかもしれませんね。
海や街でも!
ヒップホップダンス
海でも1人でウォークマン派か皆で「おしゃれなテレコ」とか。
街では当時、流行りだしたヒップホップの練習をする子たちが使っていました。
またアホな私は原チャリでも音楽が聴ける様にと前カゴに「おしゃれなテレコ」を入れ走っていたことがあります、当然、風でほぼ聞こえず出先でも盗まれる恐れがあるので持ち歩く羽目に・・・
画期的な「ダブルU4」の登場
ダブルU4
更に人気となったダブルカセットデッキ搭載の「ダブルU4」。
ダブルカセットデッキ搭載によりカセットテープからカセットテープのダビングが出来る優れものが登場。
既にシングル型を購入した奴からは「なんで始めからダブルにしないんだ!」と反発も・・・
当時、高校生だった私も欲しくて、お小遣いやお年玉を貯めていたけど、初期型は間に合わず、結果的に「ダブルU4」を買えたのはラッキーでした。