メリルをご存知ない方は皆無でしょうが、老婆心から・・・

1979年当時のメリル・ストリープ

バラク・オバマ大統領と(2014年11月24日)
幼少期は裕福な環境で育つ!!

1966年、高校生の頃のメリル・ストリープ

1966年、Bernards High Schoolでチアリーダーとして活躍した頃のメリル
メリルの若い頃は映画には興味なかった!!
メリルはこの頃、映画俳優になることには興味がなかったが、1976年の映画『タクシードライバー』のロバート・デ・ニーロの演技力に深い感銘を受けて彼女に大きな影響を与えたそうだ。彼女は映画の役獲得のため、オーディションにも積極的に参加を始めた。映画『キングコング』のヒロイン役のオーディションにも出ているが、プロデューサーのディノ・デ・ラウレンティスに酷評され落とされている。まぁ、どこにでもこんな話はあるもんだ。ドンマイ!!

ジュリア [DVD]
戦争映画に出ている時のヴァネッサ・レッドグレーヴとメリル・ストリープ。重なって見えてしまうことがある。ストリープの先を行くのがレッドグレーヴのような気がする。そんな言われ方は嫌だろうけど。このジュリア役は美しく聡明で芯が強く大らかで深いレッドグレーヴの持つ雰囲気にピッタリだと思う。リリアン役を立候補したジェーン・フォンダもこの役以外考えられない。スリリングなシーンでドギマギしてるところは見てるこっちも一緒になって焦ってしまう。座布団2枚!!
出演2作目でアカデミー賞にノミネート!!

ディア・ハンター デジタル・ニューマスター版 [DVD]
息苦しくなるほどの緊張感を強いるロシアン・ルーレット、映画音楽の大家とは同名異人のギタリストによる名曲「カヴァティーナ」、そして鬼気迫るクリストファー・ウォーケンの演技が深く深く記憶に刻まれていた。出征壮行の鹿狩りの後、ジョージ・ズンザのピアノ演奏が導く静かな余韻にヘリコプターのローター音が重なり、一気にベトナムの戦場へと転換する場面も忘れ難い。本作が内包する凄みと怒り、ロバート・デ・ニーロをはじめとする俳優たちの名演を堪能することができる。
1979年公開の『クレイマー、クレイマー』でアカデミー助演女優賞!!

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ダスティン・ホフマンと名子役ジャスティン・ヘンリーの妻に去られた父子の日々の奮闘ぶりが丹念に描かれていて、同じ男として複雑な感情がこみ上げてきた。それまでこの男があまり家庭のことを省みなかったということもわかってくるのだが・・・。
女は社会的成功を手にすると今度は子どもを取り返しに裁判をおこすのだが、今見ると、単に単純な悪役にならず、女性の社会的進出や、妻としての悩みを体現しているように見えて、共感を得るのは演技力のなせる技かと思えるようになった。
古い作品だが、現在も女性を取り巻く社会の状況は何もかわっていないことを考させられる。
初めて見た時は結婚前だったので、私にとっては相当衝撃的な作品だったことを記憶している。一時期、女恐怖症に陥った覚えがある!!(笑)
とにかく泣ける映画!「クレイマー、クレイマー」 - Middle Edge(ミドルエッジ)
1982年、ついにアカデミー賞主演女優賞獲得!!
『クレイマー、クレイマー』以降、メリルは名実共に米国を代表する女優の一人として、最低一年に一本の映画に出演するようになり、問題作、話題作などが目白押しだ。
中でも1982年に公開されたナチスによるホロコーストを題材にした映画『ソフィーの選択』でメリルは初めてアカデミー賞主演女優賞を獲得した。

ソフィーの選択 [DVD]
映画のコアになっているホロコーストは、被害者であるユダヤ人から告発的に描かれることが多いテーマだが、この作品の作者スタイロンはユダヤ人ではなく、ソフィーもユダヤ人ではなく、ポーランド人という設定だ。映画は原作をかなり絞り込んだ形で作られているが、小説の雰囲気は十分に残っており、監督パクラが原作を尊重していたことが伝わってくる。ブルックリン・ブリッジで祝杯をあげるシーンは感動的だった。
メリルの快進撃が止まらない!!
以降も精力的に映画出演し、特に『恋におちて』(1984年)、『愛と哀しみの果て』(1985年)、『永遠(とわ)に美しく・・・』(1992年)、『マディソン郡の橋』(1995年)など、実に多彩なジャンルの映画に出演し多才な所を惜しげもなく出している。
また、近年には2011年の『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で実に29年ぶりのオスカー主演女優賞を獲得、通算3度目の受賞となった。
ちょうどミドル・エッジにこれらの映画に関する記事があったので、皆様にもご紹介しよう。
アカデミー賞受賞作。アフリカの大自然を舞台に主人公の恋愛と過酷な日常生活を描いた映画『愛と憎しみの果て』 - Middle Edge(ミドルエッジ)
人は誰でも恋におちる。映画「恋におちて」、ここで描かれている恋をゲス不倫と呼んでいいものだろうか? - Middle Edge(ミドルエッジ)
どんな手をつかっても美しくなりたい!!1992年映画「永遠に美しく…」 - Middle Edge(ミドルエッジ)
クリント・イーストウッドが手がける!!4日間の確かなる愛の物語・映画『マディソン郡の橋』 - Middle Edge(ミドルエッジ)
メリルのプライベートは女優にしてはすごくシンプル!!
映画『ディア・ハンター』でも共演したジョン・カザールと婚約していたが、カザールが1978年3月12日に癌で死亡したために結婚に至らなかった。同年9月30日、彫刻家ドン・ガマー(Don Gummer、ドナルド・ガマー)と結婚し、4人の子供をもうけた。子供たちも全員、ショウビズ界に進出している。
こうしたシンプルなプライベートも多くの人々に尊敬される一因でしょうね!?