今やハリウッドの重鎮として多くの俳優陣から尊敬される存在のメリル・ストリープに纏わるよもやま話

今やハリウッドの重鎮として多くの俳優陣から尊敬される存在のメリル・ストリープに纏わるよもやま話

舞台女優としてデビューしてから俳優最多のアカデミーノミネート記録を持ち、多くの俳優陣から尊敬の念を持たれているメリル・ストリープ。だが、現在も最低、年に1本は映画に出演している。平凡な主婦役(『マディソン郡の橋』)から英国首相(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』)まで、ジャンルもシリアスからコメディーまで何をやってもシックリくるのが彼女の魅力だろう。今69歳の円熟期を迎えた彼女に纏わる思い出をたどります。


メリルをご存知ない方は皆無でしょうが、老婆心から・・・

メリル・ストリープは1949年6月22日生まれの米国の女優だ。メリルはメディアでは「彼女の世代において最高の女優」として賞賛されている。メリルは、これまでアカデミー賞に3回も輝き、ノミネートだけでは21回もあり、女優では過去最高記録に数えられる。またゴールデン。グローブ賞に31回もノミネートされた記録ずくめの大女優である。

本名	 Mary Louise Streep
生年月日	1949年6月22日(69歳)
出生地	米国、ニュージャージー州 サミット
国籍	 米国
身長	168cm
活動期間	1977年 -
配偶者	ドナルド・ガマー(1978年 - )

1979年当時のメリル・ストリープ

これはつい最近の出来事ですが、米国で文民最高位の勲章となる「大統領自由勲章」の授章式が2014年11月24日、ホワイトハウスで開催され、オバマ大統領が女優メリル・ストリープさんにも勲章を授与したことは読者の皆様もご存知でしょう!?。かたや、トランプ現大統領にはコテンパンに罵られたりして、彼とは犬猿の仲になっているようにも見える!!。

バラク・オバマ大統領と(2014年11月24日)

幼少期は裕福な環境で育つ!!

メリルは1949年6月22日、米国のニュージャージー州サミットで生まれた。彼女はコマーシャル・アーティストや美術・エディタを営むマリア・ウィルキンソン・ストリープ(旧姓メアリー・ウルフ・ウィルキンソン)を母として、父は製薬会社役員であるHarry William Streep、Jr.の長女としてこの世に生を受けた。なお、彼女には2人の弟、ダナデビッドとハリーウィリアムIIIがいる。

1966年、高校生の頃のメリル・ストリープ

高校時代から演劇に興味を持ち始めたメリルは高校卒業後、ニューヨーク州ポキプシーにあるヴァッサー・カレッジ演劇科に進学した。同カレッジ在学中に奨学金を得て、イェール大学演劇大学院(当時クラスメイトには、シガニー・ウィーバーもいた)で学び、卒業時にはキャロル・ダイ演技賞を受賞し、演技に磨きをかけていた。同大学院を修了後、奨学金によりイエール・スクール・オブ・ドラマへ入学。卒業後の1975年頃には、ニューヨーク・シェイクスピア・フェスティバルで舞台に立ち始め、注目されるようになった。

1966年、Bernards High Schoolでチアリーダーとして活躍した頃のメリル

メリルの若い頃は映画には興味なかった!!

メリルはこの頃、映画俳優になることには興味がなかったが、1976年の映画『タクシードライバー』のロバート・デ・ニーロの演技力に深い感銘を受けて彼女に大きな影響を与えたそうだ。彼女は映画の役獲得のため、オーディションにも積極的に参加を始めた。映画『キングコング』のヒロイン役のオーディションにも出ているが、プロデューサーのディノ・デ・ラウレンティスに酷評され落とされている。まぁ、どこにでもこんな話はあるもんだ。ドンマイ!!

1977年、フレッド・ジンネマン監督の『ジュリア』で映画デビュー。アメリカの作家リリアン・ヘルマンの『Pentimento: A Book of Portraits』(1973年)を原作とする。リリアンとジュリアの友情、および作家のダシール・ハメットとの愛が描かれている。

監督	フレッド・ジンネマン
脚本	アルヴィン・サージェント
原作	リリアン・ヘルマン
製作	リチャード・ロス
製作総指揮	ジュリアン・デロード
出演者	ジェーン・フォンダ
    ヴァネッサ・レッドグレイヴ
    メリル・ストリープ

メリルはちょい役なんですが、やはり存在感がハンパない!!

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戦争映画に出ている時のヴァネッサ・レッドグレーヴとメリル・ストリープ。重なって見えてしまうことがある。ストリープの先を行くのがレッドグレーヴのような気がする。そんな言われ方は嫌だろうけど。このジュリア役は美しく聡明で芯が強く大らかで深いレッドグレーヴの持つ雰囲気にピッタリだと思う。リリアン役を立候補したジェーン・フォンダもこの役以外考えられない。スリリングなシーンでドギマギしてるところは見てるこっちも一緒になって焦ってしまう。座布団2枚!!

出演2作目でアカデミー賞にノミネート!!

『ディア・ハンター』(The Deer Hunter)は、1978年公開のアメリカ映画で、1960年代末期におけるベトナム戦争での過酷な体験が原因で心身共に深く傷を負った若き3人のベトナム帰還兵の生と死、彼らと仲間たちの友情を描いた作品。

監督	マイケル・チミノ
脚本	デリック・ウォッシュバーン
原案	マイケル・チミノ、他
製作	マイケル・チミノ、他
出演者 ロバート・デ・ニーロ
    クリストファー・ウォーケン
    ジョン・カザール
    ジョン・サヴェージ
    メリル・ストリープ

アカデミー作品・監督・助演男優(C・ウォーケン)・音響・編集賞を受賞。メリルの演技に目を止めたロバート・デ・ニーロが『ディア・ハンター』の彼の相手役としてメリルを推挙したことで、めでたく出演が叶うことに。メリルもこの同作品で第51回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。

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息苦しくなるほどの緊張感を強いるロシアン・ルーレット、映画音楽の大家とは同名異人のギタリストによる名曲「カヴァティーナ」、そして鬼気迫るクリストファー・ウォーケンの演技が深く深く記憶に刻まれていた。出征壮行の鹿狩りの後、ジョージ・ズンザのピアノ演奏が導く静かな余韻にヘリコプターのローター音が重なり、一気にベトナムの戦場へと転換する場面も忘れ難い。本作が内包する凄みと怒り、ロバート・デ・ニーロをはじめとする俳優たちの名演を堪能することができる。

1979年公開の『クレイマー、クレイマー』でアカデミー助演女優賞!!

『クレイマー、クレイマー』(原題: Kramer vs. Kramer)は、1979年公開のアメリカ映画。製作・配給会社はコロンビア映画。エイヴリー・コーマンの小説を原作としてロバート・ベントンが監督と脚本を担当した。主演はダスティン・ホフマン。

監督	ロバート・ベントン
脚本	ロバート・ベントン
原作	エイヴリー・コーマン
製作	スタンリー・R・ジャッフェ
出演者	ダスティン・ホフマン
    メリル・ストリープ
    ジャスティン・ヘンリー
    ジェーン・アレクサンダー

第52回アカデミー賞において、作品賞/監督賞/脚色賞/主演男優賞/助演女優賞を獲得した作品だ。

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ダスティン・ホフマンと名子役ジャスティン・ヘンリーの妻に去られた父子の日々の奮闘ぶりが丹念に描かれていて、同じ男として複雑な感情がこみ上げてきた。それまでこの男があまり家庭のことを省みなかったということもわかってくるのだが・・・。
女は社会的成功を手にすると今度は子どもを取り返しに裁判をおこすのだが、今見ると、単に単純な悪役にならず、女性の社会的進出や、妻としての悩みを体現しているように見えて、共感を得るのは演技力のなせる技かと思えるようになった。
古い作品だが、現在も女性を取り巻く社会の状況は何もかわっていないことを考させられる。
初めて見た時は結婚前だったので、私にとっては相当衝撃的な作品だったことを記憶している。一時期、女恐怖症に陥った覚えがある!!(笑)

とにかく泣ける映画!「クレイマー、クレイマー」 - Middle Edge(ミドルエッジ)

1982年、ついにアカデミー賞主演女優賞獲得!!

『クレイマー、クレイマー』以降、メリルは名実共に米国を代表する女優の一人として、最低一年に一本の映画に出演するようになり、問題作、話題作などが目白押しだ。
中でも1982年に公開されたナチスによるホロコーストを題材にした映画『ソフィーの選択』でメリルは初めてアカデミー賞主演女優賞を獲得した。

映画『ソフィーの選択』(ソフィーのせんたく、Sophie's Choice)は、ウィリアム・スタイロンの小説(1979年)を原作にした映画(1982年)でナチスによるホロコーストを題材に取った作品。

監督	アラン・J・パクラ
脚本	アラン・J・パクラ
原作	ウィリアム・スタイロン
製作	キース・バリッシュ
アラン・J・パクラ
製作総指揮	マーティン・スターガー
ナレーター	ジョセフ・ソマー
出演者	メリル・ストリープ
    ケヴィン・クライン
    ピーター・マクニコル

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映画のコアになっているホロコーストは、被害者であるユダヤ人から告発的に描かれることが多いテーマだが、この作品の作者スタイロンはユダヤ人ではなく、ソフィーもユダヤ人ではなく、ポーランド人という設定だ。映画は原作をかなり絞り込んだ形で作られているが、小説の雰囲気は十分に残っており、監督パクラが原作を尊重していたことが伝わってくる。ブルックリン・ブリッジで祝杯をあげるシーンは感動的だった。

メリルの快進撃が止まらない!!

以降も精力的に映画出演し、特に『恋におちて』(1984年)、『愛と哀しみの果て』(1985年)、『永遠(とわ)に美しく・・・』(1992年)、『マディソン郡の橋』(1995年)など、実に多彩なジャンルの映画に出演し多才な所を惜しげもなく出している。
また、近年には2011年の『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で実に29年ぶりのオスカー主演女優賞を獲得、通算3度目の受賞となった。

ちょうどミドル・エッジにこれらの映画に関する記事があったので、皆様にもご紹介しよう。

アカデミー賞受賞作。アフリカの大自然を舞台に主人公の恋愛と過酷な日常生活を描いた映画『愛と憎しみの果て』 - Middle Edge(ミドルエッジ)

人は誰でも恋におちる。映画「恋におちて」、ここで描かれている恋をゲス不倫と呼んでいいものだろうか? - Middle Edge(ミドルエッジ)

どんな手をつかっても美しくなりたい!!1992年映画「永遠に美しく…」 - Middle Edge(ミドルエッジ)

クリント・イーストウッドが手がける!!4日間の確かなる愛の物語・映画『マディソン郡の橋』 - Middle Edge(ミドルエッジ)

メリルのプライベートは女優にしてはすごくシンプル!!

映画『ディア・ハンター』でも共演したジョン・カザールと婚約していたが、カザールが1978年3月12日に癌で死亡したために結婚に至らなかった。同年9月30日、彫刻家ドン・ガマー(Don Gummer、ドナルド・ガマー)と結婚し、4人の子供をもうけた。子供たちも全員、ショウビズ界に進出している。

こうしたシンプルなプライベートも多くの人々に尊敬される一因でしょうね!?

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