杏里について
1978年の高校2年生の時に「オリビアを聴きながら」でデビューされました。
その後、「CAT'S EYE」や「悲しみがとまらない」などのヒットを飛ばし、現在では通算44曲のシングルを発表しています。
70年代後半から現在に至るまで活動を続けてらっしゃる大ベテランです。
夏のバラード「夏の月」
「夏の月」は杏里さんが1998年6月10日に発表した38枚目のシングルになります。
タイアップはキヤノン「IXY」コマーシャルソング、ハウス食品「完熟トマトとシーフードのカレー」コマーシャルソングでした。
シングル「夏の月」 表面
◆8cmCDS◆杏里/夏の月/キヤノン「IXY」CMソング - ヤフオク!
イントロはしっとりとしたピアノの独奏から始まるこの曲。そこに杏里さんのボーカルが入り、夏の風景がふわっと広がります。その後の展開もしばらくはマラカスの様な楽器でのリズムが加わるのですが、中盤から一気にサウンドが広がります。
歌詞も素晴らしいのですが、この曲の展開がバラードの王道で、それでいて美しさと儚さを感じる実にクオリティの高い曲だと思います。
シングル「夏の月」 裏面
◆8cmCDS◆杏里/夏の月/キヤノン「IXY」CMソング - ヤフオク!
このシングルのジャケットは表裏共に素晴らしいので載せてみました。
海を感じるジャケットが、杏里さんのイメージとぴったりで、とても素敵だと思います。
収録アルバム『MOONLIT SUMMER TALES』
「夏の月」の歌詞
"月だけが知っていた 私達のこの恋は 今小さな花火みたいに ひっそりと終わるの"
幻想的な夏の夜、二人の恋が終わる瞬間が目に浮かび、その空気感が伝わってきます。キラキラ輝いているこの瞬間は一時ですが、永遠の記憶となりそうな気がします。
"甘えあってお互いが駄目になってしまうのなら 別々に生きていく 誰も知らない明日を"
甘えあったり傷を舐めあったりするだけ関係は、お互いを駄目にしてしまうのは、私にも心当たりがあります。居心地が良くてなかなか抜け出せないかもしれませんが、この二人の様に前を向いた一歩が必要になる時がくるものなのかなと思いました。
"旅路の様な長い夜 明けた時 微笑みあえるように"
一つの恋が終わる時に、それでも前を向いている姿が見えてきます。恋をするにしても、恋が終わるにしても、こんな前向きな姿勢を持っていたいものですよね。前向きな別れというものがあって良いと思います。
"時計を戻しても 悪いところを直しても きっとふたり同じこと 繰り返してしまうのでしょう"
ここの歌詞は心の芯に響きました・・・ 確かにそうなんですよね。 昔のことを思い出して、もしやり直せたらなんて考えたこともありますが、きっとあの時と同じことを繰り返してしまうのだろうなぁと思いました。この歌詞は私にとっては本当に意味のある内容でした。
「夏の月」の音源
Youtubeで大変音質の良い動画が見つかりました。
この曲は夏のバラードの中では屈指の名曲です。
是非一度聴いてみてください。間違いなく納得して頂けると思います。