【訃報】加藤剛さんが死去。代表作に時代劇「大岡越前」、映画「砂の器」など
時代劇「大岡越前」や映画「砂の器」などの代表作を持つ俳優の加藤剛さんが、先月18日に亡くなっていた事が分かりました。80歳でした。

TBS時代劇「大岡越前」
かつてTBSで放送されていた「大岡越前」では、加藤さんが主演の大岡忠相役を務め、自身の代表作となりました。月曜の夜8時枠で1970年から約30年にわたり放送された同作は、水戸黄門などと並び国民的な時代劇と称されています。

TBS時代劇「大岡越前」でのワンシーン
また、松本清張原作による映画において特に傑作として高く評価された「砂の器」では、過去に背負った暗くあまりに悲しい運命を音楽へと変換する天才ピアニスト兼作曲家を好演。同作が公開された1974年以降、4回もドラマ化されるなどしています。
加藤さんは1938年2月4日生まれ、静岡県榛原郡白羽村(御前崎市)出身。都立小石川高校から早稲田大学文学部演劇科を経て、俳優座養成所に入所しました。この時の倍率は20倍とされています。
昨年末に出演したテレビ朝日「徹子の部屋」では、以前と比べてかなり痩せ細った印象で、ファンを心配させていました。今後、お別れ会が開かれる予定となっています。

映画「砂の器」
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