両脇は、左右共にここまでしか開かないのだが……
腕を一度前方に伸ばしてから肩軸を可動させると、両腕がクロスする位置まで可動する。これはイマドキのHGUCからは出てこない設計理念
肘や膝の曲がり具合は、それぞれ90度近く、45度近くと、この時期ではまぁまぁの曲がり角度。
肘の可動範囲
膝の可動範囲
頭部は、左右に回転する軸は設けられているのだが、後頭部のパイプが邪魔をしてほぼ動かず(Z、ZZ系のキットではこういう「パイプが邪魔をして可動できない」が多い)。
開脚は、この時期のキットなのでボディと干渉するのであまり期待できなかったが、ディジェの場合、腰アーマーというよりはワンピースのようなスカート状態なので、意外と開脚できるように仕上がっている。
開脚の、まずは自然なポーズ
旧キットでここまで開脚するのは、スカート付きデザインでは優秀な方
脇の広がりや膝の曲がり、首の回転に残念さは残るが、肩のスウィングと前面への回転突き出しや、開脚、肘の曲がりなど、これまでのZ系キットにはなかった可動範囲が確保されていて、アクション性はこの時期としてはかなり高い方と言えよう。
Zガンダムや百式と比較すると、充分にダイナミックなポーズ付けが可能
付属オプションは、百式と同じ型のビーム・ライフルと、展開型と収納型のビーム・ナギナタが2つ(この辺がゲルググ系)。
ビーム・ナギナタは、柄は後ろ腰に装着可能
しかし、手に持たせるためには拳に接着しなければいけないので、ナギナタを持たせるか素の拳にするかはコンパチになる
ビーム・ライフルは専用の握り手が付くので接着してしまえば手首差し替えで使い勝手が良いが、ナギナタは通常手首を使うので、ナギナタを右手首に接着した場合、武器を持っていない状態の素立ちポーズは取れなくなる。
ビーム・ライフルは、人差し指がちゃんと伸びたライフル握り手専用の物が別に付く。この辺イマドキのHGUCより真摯?
一方で、ガンプラの呪い的に言われてきた「ドムにハズレなし。ゲルググに当たりなし」という言い回しも、このキットでは(作中の扱いはともかく)デザイン的には明らかにゲルググ系だが、実に曲面デザインを上手くとらえた好キットに出来上がっている。
ビーム・ライフルを構えるディジェ!
肩のバインダーや腰の括れからスカートへのラインなど、腕のいかにもジオン系な柔らかさなども存分に表現されている。
ビーム・ナギナタを構えるディジェ!
後は塗装。
このキットは色分けも結果的に優秀で、紺色とスカイブルーの2色のランナーで、「スカイブルーを紺色に塗る」箇所は、足首や背中のバインダーの淵など少しあるが「紺色のパーツをスカイブルーに塗る必要があるパーツ」は皆無なので、今回は部分塗装で対応。
スカイブルーパーツに塗る紺色は、ブルーFS15044、関節部分はミディアムブルー。
胸やバーニア内部のの赤と黄色はイエローとモンザレッド。モノアイはピンク。
ビームライフルと右肩のバインダーの外側はネイビーブルーで塗装した。
ビーム・ナギナタは、柄をキャラクターイエローで、ビーム刃はイエローで塗装。
なかなかの出来栄えを見ていると、うん今のところはHGUC要らずかもしれないと思える程度には、完成度の高いキットであるとはいえる。