”すごろく”がこんなに楽しく化けるなんて!『マリオパーティ』
『マリオパーティ』は、1998年12月に任天堂から発売されたNINTENDO64用ソフトで、ジャンルはパーティゲームです。発売は任天堂ですが、開発は『桃太郎電鉄』でお馴染みのハドソンが担当していました。
ボードゲームにしては難解なルールもなく、複雑な操作もほとんど必要ないため初めて触る人でも気軽に遊べて、シンプルかつ十分楽しめる安心設計となっており『マリオシリーズ』の良さが活かされています。今までにも少なからず存在した、ビデオゲーム版のすごろく形式のボードゲームにミニゲーム集を足して全く新しいジャンル「パーティゲーム」を確立させた伝説的名作です。
この記事ではそんな本作のゲーム内容の紹介、シリーズの一覧、プレイ動画、同年に発売された他のゲームソフトなどに触れていきたいと思います。

『マリオパーティ』パッケージ他
Amazon | マリオパーティ | ゲームソフト
まさに全員集合のパーティゲーム!といった感じのパッケージですね。
Amazonでは現在3,548円(※価格変動あり)で取引されています。ただ、このシリーズは基本的にお話の繋がりなどは無く、数あるナンバリングのどこから始めても楽しめるように作られているので、「どうしても初代マリオパーティがやりたい!」という人以外は、お手持ちの任天堂ゲームハードで出ているもので遊んでいただければ大抵満足できるかと。
歴代『マリオパーティシリーズ』の一覧
上でも少し書いていますが、人気シリーズ『マリオパーティ』は任天堂のありとあらゆるゲーム機種でナンバリングタイトルが発売されています。今回紹介するのは『初代 マリオパーティ』なのでシリーズ全体の詳細は省きますが、ここに各タイトルと発売したハード、発売日だけ一覧で紹介させていただきます。
※ タイトルは発売日順に並べています。
タイトル | ハード | 発売日 | ||
---|---|---|---|---|
マリオパーティ | NINTENDO64 | 1998年12月 | ||
マリオパーティ2 | NINTENDO64 | 1999年12月 | ||
マリオパーティ3 | NINTENDO64 | 2000年12月 | ||
マリオパーティ4 | ニンテンドーゲームキューブ | 2002年11月 | ||
マリオパーティ5 | ニンテンドーゲームキューブ | 2003年11月 | ||
マリオパーティ6 | ニンテンドーゲームキューブ | 2004年11月 | ||
マリオパーティ アドバンス | ゲームボーイアドバンス | 2005年1月 | ||
マリオパーティ7 | ニンテンドーゲームキューブ | 2005年11月 | ||
マリオパーティ8 | Wii | 2007年7月 | ||
マリオパーティDS | ニンテンドーDS | 2007年11月 | ||
マリオパーティ9 | Wii | 2012年4月 | ||
マリオパーティ アイランドツアー | ニンテンドー3DS | 2014年3月 | ||
マリオパーティ10 | Wii U | 2015年3月 | ||
マリオパーティ スターラッシュ | ニンテンドー3DS | 2016年10月 | ||
マリオパーティ100 ミニゲームコレクション | ニンテンドー3DS | 2017年12月 |

『マリオパーティ DS』パッケージ
Amazon | マリオパーティDS | ゲームソフト
筆者も調べていて「どんだけ出てるんだよ!」と言ってしまうほどの数です(笑)。
なんと、任天堂発売ゲームの中で「ナンバリング数が最も多いシリーズ作品」らしいですよ。
また、意外と知られていませんが、アーケードのメダルゲームとしても現在までで4作品出しています。
『マリオパーティ』のゲーム内容
基本的なルール

『マリオパーティ2』パッケージ
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マリオパーティとは (マリオパーティとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
豊富でシンプルなミニゲーム集
本作に収録されているミニゲームの数は、驚異の50種類以上!
ジャンルも一辺倒にならずアクションやパズルなど、豊富なバラエティを楽しめます。簡単操作で誰でもシンプルに楽しめ、それでいて個性的なマリオシリーズならではのミニゲームの数々は、プレイヤーに飽きを感じさせません。ボードゲームはどうしても単調になりやすく飽きやすいのが欠点の一つですが、ミニゲームがあるだけで結構違いましたね~。
4人で競い合ったり、協力してクリアを目指す「4人用ミニゲーム」。
1人側と3人側に分かれてプレイする「1vs3ミニゲーム」。
2人1組に分かれプレイする「2vs2ミニゲーム」。
ミニゲームマスに止まった時に発生する「1人用ミニゲーム」。
…などパターンも多く、64とは思えないほどのボリュームを味わえました。
実際のプレイ動画
1998年に発売された他のゲームタイトル
・ドリームキャスト『ソニックアドベンチャー』(1998年12月、セガ)
・ニンテンドー64『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(1998年11月、任天堂)
・プレイステーション『バイオハザード2』(1998年1月、カプコン)

『ソニックアドベンチャー』
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『ゼルダの伝説 時のオカリナ』
Amazon | ゼルダの伝説 時のオカリナ | ゲームソフト

『バイオハザード2』
Amazon | バイオ・ハザード2 | ゲームソフト
筆者の感想
『マリオパーティ』はアクション的な要素を追加している分、ボードゲーム部分のルールは非常にシンプルに纏まっています。そのため老若男女を問わず楽しめる作品でした。ボードゲームが苦手な子供やボードゲームよりアクションゲームの方が好きという人、アクションゲームが少し苦手な人も皆でワイワイ遊べる、まさに「パーティゲーム」を名乗るにふさわしいゲームです。
小ネタ
没になったミニゲーム
本作にはどういう理由か ”没になったミニゲーム” が以下の2種類あり、ソフトの中にデータが残っているらしいです。改造ツール等を使うとプレイできるそうです。
「SAME GAME」
・ハドソン製ソフト『鮫亀』(詳しくはハドソン製とも言い難いのですが…。)のルールで床を消していき、左下にある宝箱を目指すというもの。
「ヨッシーの舌合わせ」
・ヨッシーの舌を伸ばして、ハナチャンに当たる直前にボタンを押して止めるという所謂チキンレース。