川原由美子さんとは……?

川原 由美子(かわはら ゆみこ、1960年4月20日- )は、日本の漫画家。北海道函館市生まれ、東京都育ち。血液型はO型。
なお、作家になる前のエピソードとして……
小学生の頃から漫画を書き始めており、中学生の頃から投稿を始めていた。中学の頃から登校拒否をするなど学校が嫌いで、高校に進学するも1か月で辞めてしまった、という!Σ(・ω・ノ)ノ!
原稿を持って『週刊少女コミック』(小学館)編集部へ見学に行ってアシスタントになりたいと訴えたところ河野やす子を紹介してもらい、8月から約1年半、アシスタントを務めたらしく、アシスタント中も『週刊少女コミック』や『花とゆめ』などに持ち込みを続けた。
このことからガッツと根性と才能の片鱗がうかがえますね。
さてさて、その才能ぶりは以下にて!
代表作
●前略ミルクハウス

こちらは1985年に第31回小学館漫画賞少女部門を受賞しています!
函館から上京し、あこがれの東京で美大生としての新生活を始めた松本芹香(まつもとせりか)。思わぬなりゆきから彼女が暮らすことになった下宿館――ミルクハウスは、主の菊川涼音、その従兄弟の安原藤をはじめ、個性あふれる魅力的な住人たちで大賑わい。何かと事件の絶えないあわただしい毎日と、夢と希望にみちた彼らの素敵な物語が始まります……。
函館から上京したのは、川原さんの生きたエピソードから伺えますね!
なお、登場人物はほぼモデルさんがおるらしいのこと。
女装している涼音もモデルがおられたのでしょうか。( ゚Д゚)

見よ!『ストップ!!ひばりくん!』もひけにとらぬ美少女っぷり(※大学生男子です)
●観用少女(プランツ・ガール)

川原由美子さんの作品を追うと、よく出てくるのは“人形”というフレーズ。
これをよく生かした設定だと思います。
「可愛かったり綺麗なだけの少女を、…そんな少女をあなたはお望みかしら?」
とわたしたちに宣誓布告してるかのような作品です。
詳細は作品をご覧ください!
●ソルジャー・ボーイ

N・Y、ハーレム育ちの少女、遊(ゆう)。彼女は夢と野望うず巻く芸能界へ“男”としてデビューを!!センセーショナル・ロマン。
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%89-%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E4%BD%90%E3%80%85%E6%9C%A8%E5%AE%88-ebook/dp/B074WPLJ9P/ref=sr_1_3?s=books&ie=UTF8&qid=1528167787&sr=1-3&keywords=%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4ソルジャーボーイ(1) (フラワーコミックス) | 佐々木守, 川原由美子 | 少女マンガ | 本 | Amazon
男装して芸能界に臨むそんなストーリーとなってますが、
女性なら一度や二度もなく悩む自分の中にある“女性”の「性」。
この遊くんは、母親は有名歌手でして、不倫の恋をして生まれた娘なのです。で、母親はその恋が理由で芸能界を追われ、父親はとんずらこいてしまうんですね。母親が不遇を見舞われることになったのは、父であるいい加減なこの男のせいだ!、と男に対して不信感と嫌悪感を抱いてる遊。母親のためなのか、守ろうという意識で、男の子として暮らしてるのに、成長するにつれ、どうしたって体力的に男に劣る自分の体を自覚せざるを得なくなる主人公。そしてまた日本にやってきたら、かわいい女の子とかに取り囲まれて、かわいらしい容姿をしていない自分に対してコンプレックスが生じたり……。
そんな複雑な心境で、男なんて!と対抗意識バリバリなのに、うっかり相手のヒーローが(※遊が女だってことは知らない)に優しくされてホロっときちゃって、気がついてたら好きになっちゃってたお約束の展開に。自分が女であることを受け入れがたい、と思ってたのに、自分がぬぐいがたく女であることを自覚させられる。
その後も男なんかに負けやしない!!と立ち向かうのに、でもやっぱりなぜか好き…、そんな自分の中の「女」の部分で葛藤し続ける……そんなストーリー仕立てです。
川原由美子さんが描かれる少女たちの特徴

デートにお誘いしたい……!( ;∀;)
女の子とは一体なんでしょうか。
なんとなくふわふわーとしてやわらっこくてきゃわいい。
そんなイメージでしょうか。
けれど、川原さんはそこに留まらず、繊細にけれどしなやかでタフな女の子を描き切っています。
しかし実際は、彼女たちは恋に出逢い、痛み、悩み、酸いも甘いも嚙み分けるいい女へと変貌する瞬間をこれほどステキに体現した作者はいないと私は思っています。
あなたも是非、川原由美子さんのたくましくけれどやはり可愛い…♡女の子ワールドに浸ってみませんか?
川原由美子作品一部紹介
普通の女の子から一躍人気アイドルに!? 川原由美子傑作集『25時のシンデレラ』 - Middle Edge(ミドルエッジ)
―花を抱えたふしぎな少女の出逢い―を描いた『花盗人たちの夜』 - Middle Edge(ミドルエッジ)