伝説的なバッドエンド。後味が悪い鬱展開。懐かしのトラウマ漫画!

伝説的なバッドエンド。後味が悪い鬱展開。懐かしのトラウマ漫画!

スパイダーマン(池上遼一版)、デビルマン(漫画) 、「桜多吾作版マジンガーシリーズ」、手塚治虫の鬱展開漫画など昭和の伝説クラスのトラウマ漫画を振り返ってみましょう。バッドエンドや鬱展開は漫画だけにしたいですよね。


引き裂かれた「みさと」さんの死・・・容赦のないグロ描写。トラウマ度MAX。

最後の希望を持っている・・・グレートの最終兵器「自爆装置」を使うこと

『サイボーグ009』(地下帝国ヨミ編)002=ジェットと009=ジョーが死亡したとも捉えられる結末に、読者から抗議殺到。非常に美しいバッドエンド。

講談社「少年マガジン」版『サイボーグ009』(1967年13号) 「地下帝国ヨミ編」最終回

崩壊する地下帝国ヨミから飛び立った魔人像内部に001のテレポーテーションで飛ばされた009 = 島村ジョー。 

「私たちはブラックゴーストの本体であり、本体でないから・・・。」
「我々を倒たとしても、それは細胞の一部をつぶしただけに過ぎない。ブラックゴーストは無限に存在する。」

009「そんなばかな」

「ほんとだよ。つまり、君たちの戦いは無駄だったんだ」

009「お前たちが細胞の一部なら、細胞をすべて潰すまでだ!最後のひとつまで」

「じゃあ、人間をすべて殺さなくちゃ。」

009「どういうことだ?」

「我々は人間の象徴と言ったはずだ。」
「人間の心の中にある悪が私たちの正体・・・。」
「だから僕たちは滅びない・・・人がいる限り」

ブラックゴーストの真の正体は人間の心の中にある「醜い欲望」と「悪意」そのものだった。人がいる限りブラックゴーストは滅びない・・・。

講談社「少年マガジン」版『サイボーグ009』(1967年13号) 「地下帝国ヨミ編」最終回

「黒い幽霊団(ブラックゴースト)」の最後

「きみひとりならたすかるかもしれない」言うジョーに対し、「やくそくしたじゃないか……死ぬときはいっしょに……と」と笑い、二人抱き合い大気圏に突入した。

決戦を終え、宇宙へ投げ出されたジョーを救出するも、ジェットの足のロケットのエネルギーは尽きようとしていた。

ジョー!きみはどこにおちたい?

地上で夜空を見上げる姉弟がいた。落ちて燃え尽きていくジョーとジェットの軌跡を「流れ星」と思い、世界に戦争がなくなり平和になる事を祈るのだった。

MW-ムウ-  MWによって人生を狂わされた男の復讐。生きるもの、全て道連れだ。最後に結城美知夫が生き残ったのか?

結城と賀来は16年前、ある島で軍が保管していた毒ガス・MWが発生する事件に巻き込まれた人々の生き残り。

その毒ガス事件は政府の隠蔽により抹消され、世間では知られていない。 

賀来は結城を誘拐・レイプしたことで毒ガスを吸わせてしまったことへの負い目と懺悔から、神父となり、結城を救済すべく、犯罪をやめさせようとするのだが、結城の悪魔的魅力に翻弄され、彼の計画に協力してしまうことに。

手塚治虫の漫画作品『MW』(ムウ)「ビッグコミック」(小学館)1976年9月10日号 - 1978年1月25日号に連載された。

元々はおとなしい少年だったが、沖ノ真船島で起きたMW漏出事故に遭遇し、MWの後遺症で良心とモラルを無くし、凶悪な知能犯となる。

結城美知夫(ゆうき みちお)表の顔は関都銀行新宿支店のエリート銀行員、裏の顔は世間を騒がす誘拐殺人犯。

結城は毒ガス事件の当事者たちへの復讐として、数々の誘拐事件と猟奇殺人を繰り返した末にMWを奪い、全世界を自分の最期の道連れにしようと企むのである。

まんまとMWを手に入れ、今度は空軍大佐の子供を人質をとり賀来と共にハイジャックする。

不敵な笑みを浮かべた男は、双子であることを活かして入れ替わった結城美知夫なのか?

『MW』(ムウ)の「ラストシーン」 結城の双子の兄は不敵な笑みを浮かべるのだった。

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