どのようなパソコンがあったか?
先ずNECのPC-8800シリーズが大人気となりました。
そして1985年PC-8801markⅡSR登場
PC-8800シリーズはゲーム機のパソコンとして最先端を走っていました。PC-8800markⅡSRが出現し,大幅に表現力が上がったことにより一気にゲーム機として人気になりました。
私も88シリーズを購入しました。私の購入した機種は1986年に発売されたFHです。このFHから2倍の動作速度で動作するというモードが付いたのも、購入を決断した理由の一つです。当時の価格は138,000円でした。
ファミコンは14,800円でしたので10倍近くの値段!ただゲームをする為に買ってしまったのです。
PC-8801mkⅡSRライバル機達
X1やFM7なども人気を博したパソコンでそれぞれに熱烈なファンがついており、また新しい機種が出るたびに新機能が追加され、ゲームの表現力がどんどん上がっていきました。
この機種にも実は心ひかれたのです。かなり悩みましたPC8800シリーズとどっちがいいか?
本体のデザインはとても気に入ってましたが、最終的にはゲームソフトの多さが決め手となりPC8801FHを買ってしまいました。
このシリーズは色数が豊富で表現力が高いパソコンでした。
このパソコンも購入検討を行いましたが、この高い表現力を引き出しているゲームソフトが
ほとんど無かったのが残念で、泣く泣く購入検討から外しました。
憧れのX68000
1987年シャープからX68000が登場しパソコンマニア垂涎のパソコンとなったのです。この機種にはアーケードで人気を博したゲームが次々と移植されゲーマーにとってあこがれのパソコンでした。
しかし、パソコンの中では、ひと際高価な部類で学生にはとても手に入れることは難しいパソコンでした。
パソコンのメインはPC9800シリーズへ
X68000は高価すぎたのでしょうか?その後パソコンゲームのメインはPC-9800シリーズに移っていきました。このPC-9800シリーズがメインストリームとなった時、パソコンゲームは爆発的に増えて行きました。画質がよく16ビット!!PC-8800は8ビット。
PC-9800シリーズの値段が下がったのも一つの要因でしょう。
もちろんビジネスにも使われていたパソコンですが、私の周りの者はゲーム機として使っていました。

PC-9801RX
ゲームクリエーターの誕生
当時にはパソコンゲームのクリエーターが数多くおり、雑誌で良くそのクリエーターの特集が記事になっていました。
有名な方にはドラゴンスレイヤーシリーズを作った木屋善夫、ハイドライドシリーズを作った内藤時浩という方がいました。
このゲームにハマった方は多かったと思います。
かくゆう私もハマった一人です。特にザナドゥにはハマり、まさに寝食を忘れてやり続けたものです。しかし難しいゲームでした。
当時はインターネットなど無く、情報と言えばパソコン雑誌しかありませんでした。次の雑誌が出るのを楽しみに待っていた記憶があります。
今このゲームをクリアしろと言われたら難しすぎて投げ出してしまうかもしれません。当時のゲームを知っている方にとって今のゲームはとても親切にできており、反対にぬる過ぎではないかと思ってしまうのではないのでしょうか。
シブサワコウ氏が作った信長の野望も大変な人気を博しました。現在でも同シリーズが出ているほどの人気ゲームです。今ではメインは家庭用ゲーム機に移ってしまいましたが、このゲームは昔はパソコンでしかできなくこのゲームの為にパソコンを購入した方も多いはずです。
ゲームクリエイター【木屋善夫】
このゲームがどうしてもやりたくてパソコンを購入したのです。パソコン雑誌をパソコンを持っていないのに購入していました。その雑誌でいつも特集が組まれており、このザナドゥのマップ画面を見ながら早くやりたいと思ってました。
ゲームクリエイター【内藤時浩】
日本ファルコムと双璧を成すT&Eソフト、このゲーム会社のソフトも絶対に購入していたものです。
このゲームには持ち物に重さがあり、この重さ制限と戦うゲームでした。お金が重いんです。敵を倒してお金を手に入れても、重すぎて動けない。なんだこれはと思っていましたが、両替機の存在を知って、一気に楽になりました。初めからくれてもいいのに!
当時の信じられないゲームの難しさ
また、難しいゲームの筆頭としてコマンド入力式のアドベンチャーゲームもありました。この当時のアドベンチャーゲームは画面に表示されているコマンドを選択するものではなく、自ら言葉を考え入力するという今では考えられないゲームです。
「ミル ミチ」「ハナス ヒト」とかこんな言葉を考えて入力したものです。変な言葉を入力すると「ソレハデキマセン」とかよく言われたものです。
こんなゲームを当時の私はよくクリア出来たと今思います。
あとがき
ファミコンよりも表現力が高く、遣りごたえのあるゲームが多いパソコンこそ、最高のゲーム機だと当時思っていました。今でもまたチョットやってみたいゲームがたくさんあります。