はじめに

大好きだったヤンキー漫画は沢山あったのですが、どれもこれも甲乙つけがたい状況でした。
そこで、個人的な好き嫌いは別として、発行部数という数字でランキングしてみてはどうかと思いました(^^)/

ちなみに、このランキングでの発行部数は2018年5月現在で明らかになっている数字であり、流動的なものであること、また復刻版が含まれている場合もありますので、その点をご了承ください。
TOP 10 荒くれNIGHT
発行部数 1,000万部!!
1995年から2005年まで『ヤングキング』にて、また2006年1月16日号から同年12月26日号まで『月刊荒くれKNIGHTマガジン』にて連載された荒くれ共達の物語です。
神奈川県の湘南海岸近辺、および周辺地域を舞台とした「BIKEPACK‐輪蛇」の3代目リーダー・善波七五十を中心とした青少年達の青春を描いた物語になります。
登場人物たちはいわゆる暴走族・ヤンキーが主となっていますが、主人公の「善波七五十」率いる『輪蛇』は周囲から既存の暴走族とは一線を画した存在と目され、伝説の存在として扱われています。

荒くれNIGHT
荒くれKNIGHT 1 (少年チャンピオン・コミックス) | 吉田 聡 |本 | 通販 | Amazon
個人的にはCOBRAの伊武恋二郎が好きでした!
湘南爆走族の権田のオマージュ的なキャラかなぁと思っていましたが、初期の頃より後半はだいぶ個性を発揮していて、やっぱり権田とは違うかぁ・・・と思いましたねぇ。
一人で突っ込んでいった野呂を助けた時は、マジで痺れました(^^)/
作者:吉田聡
代表作として「湘南爆走族」が有名ですが、その他にも「ちょっとヨロシク!」「DADA!」などの名作を残しています。
【暴走族からチーマーへ】私たち世代の不良グループを振り返ってみよう。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
※ ギャングキングについて
ギャングキングも発行部数1,000万部を超えているのですが、現在も連載中なので、ランキングには入れておりません。

TOP 9 湘南爆走族
発行部数 1,874万部!!
1982年から1987年まで少年KINGで連載された暴走族である湘南爆走族を中心に描かれた物語。
神奈川県の湘南海岸を舞台とした暴走族「湘南爆走族」の、2代目リーダーの江口洋助をはじめとするメンバー5人と、権田二毛作率いる地獄の軍団など他の暴走族などの登場人物やグループを中心に友情や恋愛などを描かれています。
序盤はギャグの割合が多いものの、喧嘩やバイクバトルなどの描写、グループ間の抗争などシリアスなストーリーも見られるのが特徴でした。

湘南爆走族
湘南爆走族 (電子書籍版) 1 | 吉田 聡 | マンガ | 本 | Amazon
これは忘れられない漫画です・・・
やっぱり江口と権田のタイマンかなぁ 一番印象に残ってるシーンは。
2人ともボロ雑巾みたいになってまで殴り合っていたのは、仲間を最後まで信じようとする権田と、そんな権田のところに腐った奴が居ることが許せなかった江口との、お互いの気持ちのぶつかり合いが原因であり、激しくも切なく描かれていたのを覚えています。
ほんとに素晴らしい作品でした(^^)/
作者:吉田聡
吉田聡さんは、この『湘南爆走族』を代表作とした、神奈川県藤沢市辻堂出身の漫画家です。
現在も現役で漫画の連載をもってらっしゃいます。
これからの活躍も期待したいですね(^^)/
マンガ『湘南爆走族 』の最終回ってどうだった? - Middle Edge(ミドルエッジ)
TOP 8 WORST
発行部数 2,800万部!!
2001年から2013年にかけて月刊少年チャンピオンで連載された漫画。
「カラスの学校」の異名をとる地域随一の不良校である鈴蘭を中心に描く物語。
1990年から1998年まで『月刊少年チャンピオン』にて連載された『クローズ』の続編にあたります。
その為、WORSTのストーリーは前作終了より約1年後から始まります。

WORST
WORST(1) - 漫画(マンガ)・無料試し読み・電子書籍 | BookLive!
九里虎は確かに最強でしたが、僕は花がキャラ的に好きでした(^^)/
クローズも読みましたが、花は鈴蘭には居なかったタイプでしたよね。
また、武装の村田はとことんかっこよかったなぁ/
このWORSTはほんとに面白かったです。
まだ読んでいない方は是非!!
作者:高橋ヒロシ
クローズを代表作に、主に不良の物語をかいている高橋ヒロシさんは、長野県松本市在住の漫画家です。
クローズやWORSTなど、大ヒット作を生み出しました。
外伝も多く出版されており、どれもこれも読む価値ありますよ!
ヤンチャな奴らが、ノリでついついやっちゃた事って? - Middle Edge(ミドルエッジ)
TOP 7 疾風伝説 特攻の拓
発行部数 2,900万部!!
1991年から1997年まで週刊少年マガジン連載された暴走族の漫画。
主人公の浅川拓と爆音小僧が中心となるこの物語は、暴走族の広域な勢力図の中で、多くの抗争を生み、その反面で友情もうかがえる内容にもなっています。
この漫画にも外伝や10年後、20年後の作品があり、根強い人気を誇っています。

特攻の拓
疾風伝説 特攻の拓(27) <完> (ヤンマガKCスペシャル) | 佐木 飛朗斗, 所 十三 |本 | 通販 | Amazon
とにかくかっこいいキャラがわんさか居ましたよね!
僕が好きだったのは、風神雷神、秀人、そしてやはり武丸でしょう(^^)/
統領ですぜ!?(笑) 流石は一条武丸だわ。
武丸の「お前の言ってた鼻くそだよぉ」はほんとに痺れたわ~(>_<)
原作:佐木飛朗斗
漫画原作を手がけており、代表作は『疾風伝説 特攻の拓』などがあります。この『疾風伝説 特攻の拓』をはじめ、横浜を舞台とした暴走族漫画の原作を数多く手がけています。
作画:所十三
1984年に月刊少年マガジンで読み切りの『名門!多古西応援団』にてデビューされた漫画家。これが好評だったことから連載となりました。硬派な世界の少年達の漫画を数多く手掛けています。
所十三さんの作品でおすすめなのが『強行-捜査一課強行犯係』ですね!この作品は4巻までしか出ていないのですが、最高に面白かったです(^^)/ 是非読んでみてくださいね!
マンガ【特攻の拓】登場人物の単車(バイク)まとめ - Middle Edge(ミドルエッジ)
TOP 6 カメレオン
発行部数 3,000万部!!
1990年から2000年まで週間少年マガジンで連載されたヤンキー漫画。
このカメレオンには後続の作品があり、時系列は「カメレオン」→「ポリ公マン」→「カメレオン SevenYearsAfter」→「くろアゲハ」→「カメレオン最終話ラスト」の順になります。

カメレオン
カメレオン 47 (少年マガジンコミックス) | 加瀬 あつし |本 | 通販 | Amazon
この作品にはほんとに笑わせてもらいました(笑)
いや~とにかく笑いのセンスがハンパではありませんでした!
でも、一番好きだったのはマツドクラブの松岡かなぁ
あのトンガリ方が、ちょっと『ドラゴンボール』のベジータに似てる気がするんですよね(笑)
最後は矢沢とヒカルが結婚した様で、その息子栄光が出てきましたよねぇ
とにかく面白い作品でした(^^)/
作者:加瀬あつし
主にヤンキーなどの不良少年を扱った作品を描いていて、一見典型的なダメ男である主人公が、類まれなる奇跡的な幸運と仲間の助け、本人の努力によって成り上がっていく展開が多いのが特徴。
どの作品でも駄洒落や下ネタを多用したギャグ表現が多く、また『北斗の拳』『ジョジョの奇妙な冒険』『ドラゴンボール』などの他作家作品のパロディも取り入れています。
イカがわしいダジャレの宝庫「カメレオン」 ヤンキー矢沢がビシッと下ネタで笑わしてくれました(笑) - Middle Edge(ミドルエッジ)
TOP 5 今日から俺は!!
『今日から俺は!!』は増刊少年サンデーにて1988年9月号から1990年8月号まで連載され、その後掲載誌を週刊少年サンデーに移し、1990年40号から1997年47号まで連載された漫画です。
千葉にある軟葉高校とその周辺地域を舞台としており、三橋貴志と伊藤真司のコンビが主人公として描かれたギャグもふんだんに盛り込まれたヤンキー漫画でした。
発行部数 4,000万部!!

今日から俺は!!
僕は第三の主人公と言われた今井勝俊が大好きでしたねぇ(^^)/
今井は馬鹿だけど、ほんとにいい奴だったと思います(笑)
なんでこんないい奴が、あんまりモテないのかなぁと思ったくらいです。
外伝で一度だけ主人公として描かれましたが、それも面白かったです!
作者:西森博之
1987年に『プー太郎』でデビューし、代表作に『今日から俺は!!』『天使な小生意気』があります。
シンプルな画風で、ストーリーテリングとキャラクターの面白みで見せる作家。主にヤンキーが出てくる作品を得意とされています。
マンガ『今日から俺は!!』の最終回ってどうだった? - Middle Edge(ミドルエッジ)
TOP 5 BAD BOYS
発行部数 4,000万部!!
1988年から1996年まで『ヤングキング』(少年画報社)で連載された暴走族の漫画です。
1980年代後半の広島市を舞台に、暴走族の少年少女の青春や抗争を描いた物語。
続編・関連作品として、1990年代後半を舞台に本作より後の世代を描いた続編『BADBOYS グレアー』、主に1980年代前半を舞台に本作より前の時代を描いたスピンオフ作品『女神の鬼』、2010年代を舞台に中年になった本作・グレアーの登場人物とその息子世代を描く続編『KIPPO』があります。
尚、この『BAD BOYS』の発行部数は2011年のものです。また、シリーズ累計発行部数は5,500万部を超えており、実は隠れ1位かもしれませんね(^^)/

BAD BOYS
BAD BOYS 22 (ヤングキングコミックス) | 田中 宏 |本 | 通販 | Amazon
やっぱり陴威窠斗の段野秀典ですかねぇ・・・
段野はほんとに強かったですよね!大所帯の陴威窠斗をまとめ上げるカリスマ性をあったし。
シリーズの中で最強なのは、やっぱり段野ではないでしょうか?
シリーズが時系列で変わりますが、どれも面白かったです(^^)/
作者:田中宏
1988年に故郷の広島を舞台にした“広島暴走グラフィティ”『BADBOYS』を同誌にて連載を開始。
作品の大部分が基本的に同一の世界設定の中にあり、複数の作品にまたがり登場するキャラクターも多く存在するのが特徴です。
現在はヤングキングで『KIPPO』を連載中です(^^)/
初日の出暴走で振り返る全盛期の暴走族VS警察 - Middle Edge(ミドルエッジ)
TOP 3 BE-BOP HIHGSCHOOL
発行部数 4,010万部!!
1983年から2003年まで「週刊ヤングマガジン」で連載されていたヤンキー漫画の金字塔。
ヤンキーというより、『BE-BOP HIHGSCHOOL』ではツッパリや不良と表現した方が良いかもしれませんね。
誰もが知ってる不良漫画であり、不良高校生としてはトオルとヒロシが日本で一番有名なのではないでしょうか?(笑)
20巻くらいまでは恋愛やケンカが主に描かれていましたが、その後はギャグが多くなった様に思います。作者の意図としては、強さのインフレが起きてしまうので、そうした展開にはしたくなかったそうです。

BE-BOP HIHGSCHOOL
BE-BOP-HIGHSCHOOL(47) (ヤングマガジンコミックス) | きうちかずひろ | 青年マンガ | Kindleストア | Amazon
とにかく城東の山田が大好きでした!
山田はいい顔してたわ~ ほんと不良の典型的な顔つきでした(笑)
白山高校の三羽ガラスとの喧嘩も面白かったなぁ・・・一番印象に残ってますかね。
とにかく『BE-BOP HIHGSCHOOL』は面白かった!
笑いが判ってらっしゃるなぁと思いました(^^)/
作者:きうちかずひろ
代表作はもちろん『BE-BOP-HIGHSCHOOL』になりますが、海賊版として『サル番長』という漫画があったのを覚えてますか?
エテ公が主人公で『BE-BOP-HIGHSCHOOL』のパクリの様な内容になっていましたが、『BE-BOP-HIGHSCHOOL』より数倍下品でだったのを覚えています(笑)
結構面白かったなぁ(^^)/
ビー・バップ・ハイスクール!!出演者のその後を追ってみた!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
TOP 2 クローズ
発行部数 4,500万部!!
1990年から1998年まで『月刊少年チャンピオン』にて連載された不良の漫画。
その人気は絶大で、小栗旬さん主演で映画にもなりましたね!
『クローズ』という題名は、不良少年をカラス(CROW)に例えたことから付けられています。開始当初は超不良校・鈴蘭男子高校に転校してきた主人公・坊屋春道を軸に据え、様々な強敵と喧嘩を重ねて友情を育んでいく様子を描いていましたが、物語が進んでキャラが増えてゆくにつれ、群像の中の個人描写にも重点が置かれるようになっていきました。

クローズ
クローズ(26) (少年チャンピオン・コミックス) | 高橋ヒロシ | 少年マンガ | Kindleストア | Amazon
やっぱりリンダマンが好きでしたねぇ
タイマンで春道に勝利したのはリンダマンだけでしたよね(^^)/
しかもリンダマンって、結構な苦労人だったしなぁ・・・
あとは武装戦線でしょうか。武装戦線はカッコよかった・・・ メンバー全員がみんなカッコよかったよなぁ 特にあの武装戦線の皮ジャンがカッコ良過ぎだっての!
作者:高橋ヒロシ
チャンピオンでの連載が主な漫画家で、代表作はやはり『クローズ』と『WORST』になります。
また、映画のクローズZEROの原案の作成などもされています。
TOP 1 ろくでなしBLUES
発行部数 5,000万部!!
『ろくでなしBLUES』は1988年25号から1997年10号まで「週刊少年ジャンプ」に連載された不良の漫画です。
東京都武蔵野市の吉祥寺にある帝拳高校周辺を主な舞台とした、ヤンキー達による学園モノ漫画。物語はギャグを所々にちりばめた短編と、他校の強敵とのバトルがメインの長編ストーリーの組み合わせによって構成されていて、その中でもボクシングは重要なテーマのひとつになっていました。
ちなみに、帝拳高校の建物としてのモデルは、調布市にある東京都立神代高等学校だったそうです。

ろくでなしBLUES
ろくでなしBLUES (Vol.36) (ジャンプ・コミックス) | 森田 まさのり |本 | 通販 | Amazon
上の画像凄くないですか?東京四天王揃い踏みですぜ!?(笑) 痺れるわ~!
でも、個人的には島袋が好きでした(笑)
島袋は良い奴だった・・・ 結構強いし男気あるし、ほんとに良い男だった(^^)/
あと、ブルーハーツのメンバーが元となったキャラが作中に登場した時は面白かったです!
作者:森田まさのり
高校を卒業して上京し、あの『北斗の拳』の作者である原哲夫さんの元でアシスタントを経験された森田まさのりさん。
代表作はこの『ろくでなしBLUES』と『ROOKIES』になります。
『ROOKIES』も面白かったですよねぇ! 僕はドラマも映画も観ました(^^)/
ろくでなしBLUESの最強キャラは?前田、葛西、鬼塚、薬師寺の東京四天王に加えて大阪の川島、辰吉、ボクシングの原田まで。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
その他
その他にも多くのヤンキー漫画がありましたよねぇ
『ぶっちぎり』の闇ガラスレースも面白かったし『湘南純愛組!』も青春!って感じでとても良かったです! ちなみに『湘南純愛組!』は大ヒット漫画『GTO』鬼塚の青春時代ですよね(^^)/ただ、発行部数がちょっとわからなくて、ランキングで検討出来なかったのが残念でした(>_<)

最後に
冒頭でも書きましたが、これはあくまでも明らかになっている発行部数のランキングであり、どの作品も甲乙つけがたい名作でしたね!
個人的にも青春時代にのめり込んだ作品が多く、まとめてみてほんとに楽しかったです(^^)/
いくつになっても、ヤンキー漫画で学んだことを忘れたくないですね(笑)