佐武はどこか別の場所で殺されて首を切断され、菊人形の首と挿げ替えられていた。
眠らせて珠世(たまよ)を犯そうとする佐智(すけとも)さん。
ちょっと怖いシーン3 怖い人はハイスピードで飛ばしましょう!
翌朝、佐智(すけとも)の屋敷の屋根の上で、佐智の死体が発見される。
佐智は琴糸で首を絞められていたが、付近に争った痕跡がないことから、別の場所で殺され、この場所に運ばれたと思われる。
佐智が琴糸で首を絞められたと聞いた竹子は、犯人は青沼菊乃・静馬の母子ではないかと言い出す。
激怒した3人の娘たちは、ある日菊乃が住む別宅に乗り込んで行き、菊乃を散々痛めつけて家宝を奪い返した。
竹子は、青沼母子がその時の復讐をしているのではないかという。
菊と琴糸は、「家宝を奪われた恨み」という意味ではないか、と。
3人に痛めつけられた青沼菊乃・静馬の母子
「 珠代(たまよ)は佐兵衛にとって、初めて心のそこから愛した女性・春代の血を引く、実の孫」神主が重たい口を開いて話してくれた佐兵衛の過去は、意外なものであった。
松子「珠代さん、決心はついたわね?佐竹さんと佐智さんがあんなことになってしまった今、あなたが結婚する相手はこの佐清しかいないのよ。さあ、最後のお返事を聞かせて頂戴」
珠代「お断りします」
松子「何ですって!?あなた自分が何を言ってるのかわかってるの?佐清との結婚を拒んだら、あなたは遺産に関するすべての権利を失ってしまうのよ?」
珠代「松子おばさま、この人は佐清さんではありません」
「佐清、お前が私の息子じゃないなんて、そんなバカな。珠代の言ったことは嘘だよね?」
「フフフ・・・珠代の言ったことは本当だよ。 あんたの大事な佐清さんは、とっくにどこかへ消えちまったよ!」 「お前は一体・・・」
「青沼静馬だよ。あんたとあんたの妹たちに痛めつけられ、責め苛まれた青沼菊乃の息子、静馬さ!お袋が死んだのは俺が9つの時だ。最後まであんたたちを呪っていた、この犬神一族をな。俺は自分に誓った、必ず復讐してやる、お袋の恨みを晴らしてやるってな!」
偽の佐清の正体は青沼静馬だった。本物の佐清(すけきよ)の母親をかばう気持ちを利用して、母親の復讐をすると同時に犬神家を乗っ取ろうとしていたのだ。