キャンディに惚れた男は全員お金持ち!(環境もあるけど)
友人とキャンディキャンディの話になると、決まってあなたが結婚したいキャラは誰~?という話題になります!
ちなみに、筆者は付き合うならテリィ、結婚するならアルバートさん(ウィリアム大おじさま/丘の上の王子さま)です(笑)
他にも、わたしはアンソニー派よ!いやいや実はステアこそがいい男よ!という声も聞きます。
それぞれの男性キャラについて考察していきたいと思います♪
ウィリアム・アルバート・アードレー
優しさ ★★★★★
イケメン度 ★★★★★
包容力 ★★★★★
お金持ち度 ★★★★★
ユーモア度 ★★★★★
自由人度 ★★★★★
※注:あくまでも個人の評価です
え、パーフェクトじゃん!
「アルバート」と乗っているが、その正体は、アードレー一族の総長「ウィリアム・アルバート・アードレー」。
キャンディと初めて惹かれあった異性であるアンソニーの母親の弟、要するにアンソニーの叔父にあたる。
キャンディを(経済的にも)精神的にも影から支える、いわば若き足長おじさんような存在。
しかし、その若さゆえウィリアムの名は伏せて生きていました。
キャンディが孤児院ポニーの家のそばの丘の上で1人メソメソ泣いていると、バグパイプを持ち、スコットランドの民族衣装を着た少年がやって来て、気さくに会話した後、「おチビちゃん、君は泣いてる顔より笑った顔の方が可愛いよ」と言って去っていきます。
その際にいかにも高貴な者が持つような立派なバッヂを落としていき、キャンディはそのバッヂをずっと大事に持ち続けます。
その少年を「丘の上の王子さま」と独自に名づけ、心の支えとするのです。
キャンディが、ニールとイライザの陰謀によりメキシコに売り飛ばされそうになった際に突如アードレー家の養女にするという伝達を出したり、大嫌いなニールと結婚させられそうになった際には婚約を解消させるなど、要所要所でうまく権力を使いキャンディを救ってくれます。
また、傷心のキャンディをセントポール学院に入学する手配をしてくれたのもアルバートさん。
みすぼらしい格好しかしたことがなかったキャンディに、随所でアードレー家にふさわしい綺麗なドレスをプレゼントしてくれたのもアルバートさんでした。
しかし、決してキャンディを甘やかすことはなく、アンソニーが亡くなったときに「キャンディ、運命はね人からもらうものじゃないんだよ、自分の手できりひらくものなんだ。きみは一生このまま泣き続けるつもりかい?」だとか、「強くなるんだキャンディ。自分の運命は自分でさがすんだ」と諭したり、キャンディがお金持ちの家の養女でありながら看護師の道を進むことを陰ながら応援するなどしました。
普段は束縛を嫌い、動物と共に放浪の旅を続けています。
元々は美しい金髪の美青年ですが、かつらを被り、ひげを生やし、怪しげなサングラスをして汚い恰好をしているため、まるで浮浪者のような風貌です。
身分が高いのに気取らず、ユーモアがあり、よく冗談を飛ばすなど非常に気さくな性格も持ち合わせています。
キャンディが落ち込んでいる時には必ずと言ってよいほど登場し、キャンディを慰めてくれ、常にキャンディの心の支えとなります。
正体が明らかになった際の衝撃と感動はハンパなかった!
キャンディがニールとの婚約解消を頼みにウイリアム大おじさまに初めて会いに行きます。
背を向けているウイリアム大おじさまにニールとの婚約を批判するキャンディ。ウイリアム大おじさまは、「言いたいことはそれだけかい?キャンディ」と言って立ち上がります。
後ろから光がさす中、全身黒の恰好で爽やかに登場したアルバートさんに、この人がウイリアム大おじさまだったなんて…!と衝撃を受けた読者は大多数。
キャンディの中で、丘の上の王子さまとアルバートさんの姿がリンクし、ウイリアム大おじさまはアルバートさんであり、丘の上の王子さまであると気付く、最高に感動的なシーンです。
その後、アルバートさんとレイクウッドを散策。
そして最後、ポニーの丘へ行き感情が高ぶって遂に泣いてしまったキャンディを木陰から見ていたアルバートさんが、「おチビちゃん…笑った顔のほうがかわいいよ…」と言って近づいてきます。
「キャンディ…ほんとうにきみには笑顔がにあう…いつまでもその笑顔を忘れずに…忘れずに…キャンディ―――」
この台詞でキャンディはアルバートさんの元へ両手を広げて走っていき、ENDです。
キャンディキャンディは、ポニーの丘から始まり、ポニーの丘で終わったのでした。
キャンディにとって初恋の人は丘の上の王子さま(アルバートさん)でしたが、アルバートさんは時に兄のように、父親のように、キャンディを広い心と愛で包み込み、見守り続けてくれました。
アンソニー・ブラウン
優しさ ★★★★★
イケメン度 ★★★★★
包容力 ★★★★☆
お金持ち度 ★★★★☆
ユーモア度 ★★☆☆☆
自由人度 ★☆☆☆☆
※注:あくまでも個人の評価です
ブラウン家の長男であり、一人っ子。
幼い頃に母のローズマリーを亡くし、父は船で海に出ているため、家族と過ごすことがほとんどありません。
兄弟がいない代わりに、普段は従弟であるアーチーやステアと一緒に勉強をしたり遊んだりしています。
容姿は丘の上の王子さまに激似で、アンソニーと丘の上の王子さまが同一人物だと勘違いする人もしばしば。
登場時、キャンディが泣いていると「おチビちゃん、わらった顔の方がかわいいよ」と丘の上の王子さまとほぼ同じセリフを言い、キャンディが丘の上の王子さまにそっくりな人という印象を持ちます。
しかしアンソニー本人にキャンディが何度か丘の上の王子さまの話をすると、「キャンディ、まだその王子さまのことを忘れないのかい?ひょっとしてきみは、ぼくがその王子さまに似てるから…」と嫉妬することもありました。
そして、自分に似ている、キャンディが幼い日に出会った王子さまの心あたりがあるとも言っていました。
きっとアンソニーの中に、アルバートさんの顔が浮かんでいたのでしょうね。
叔父なので、似ているのも無理がありません。
基本的には穏やかで優しいアンソニーですが、キャンディが行方不明になり、見つかった時にどこへ行っていたんだと聞き、キャンディが「ちょっと夢の国まで…」と答えると、頬をひっぱたくというような熱い一面も。
また、バラの品種改良が趣味で、常にバラに囲まれている印象。
キャンディの緑の瞳、ブロンドの髪を見て母を思い出し、母が育てていたように自分もバラを育て、そのバラを「スイートキャンディ」と名づけてキャンディにプレゼントするなど、ロマンチックな面もあります。
ニールやイライザをあまり快く思っていない模様で、キャンディが2人からいじめられた時は、常にキャンディを助けたり励まします。
とても悲しいことに、一族でキツネ狩りに出た際に、落馬事故に遭い亡くなってしまいます。
それからは、度々キャンディの回想シーンの中で登場するようになり、キャンディが初めて惹かれ合った異性として作品全体に大きな印象を残す存在となります。
テリュース・G・グランチェスター
優しさ ★★★★☆
イケメン度 ★★★★★
包容力 ★★★☆☆
お金持ち度 ★★★★☆
ユーモア度 ★★★★☆
自由人度 ★★★★☆
※注:あくまでも個人の評価です
テリィの愛称で呼ばれています。
ちなみにアーチーやステアからは陰でキザ貴族と呼ばれています。
父はイギリスの名門貴族グランチェスター家の公爵であるリチャード・グランチェスター、母は大女優のエレノア・ベーカー。
父には本妻がおり、その間に腹違いの兄弟がいます(全員が本妻似であり、いずれも底意地の悪そうな風貌)
かつては父と本妻たちと一緒に暮らしていましたが、母違いのテリィにとっては居心地が悪く、また父もやさぐれているテリィの対処に困っていたため、寮付きのセントポール学院へ入学させました。
自分は父親にも母親にも愛されていないと思いながら生きてきたため、心に暗い影を落とし、周りに対する反発心が強いです。
学校内でも不良として振る舞い、タバコを吸ったり喧嘩っ早いところも。
常に反抗的な態度をとり、理事長や教師からも疎まれているが、名門貴族の血を引き、父親が多額の寄付金を支払っているため強く注意を受けることはありません。
始めのころはキャンディもそんな反抗的な態度ばかり取っているテリィを快くは思っていませんでしたが、テリィの優しくて繊細な一面を見るうちに惹かれるようになりました。
テリィ独自のキャンディへのあだ名は「レディーそばかす」だったり、ひどいときは「ターザンそばかす」と呼ぶこともあります。
自分とは対照的に明るく活発なキャンディに惹かれていき、「そばかすキャンディ、どうやらぼくはきみにイカレたらしいよ…」と心中で言っています。
そして突如キャンディのファーストキスを奪いましたが、キャンディから「不良!」と言われて怒り、キャンディを引っぱたきます。
それに負けずに引っぱたき返すキャンディでしたが、テリィは女性におしとやかさは求めていないようなので、そんな気の強さも惹かれた要因だと思います。
アンソニーを忘れさせるために嫌がるキャンディを無理やり馬に乗せて駆け出します。
アンソニーの落馬から馬に乗ることに対するトラウマと、アンソニーを忘れられないという気持ちにずっと苦しめられ続けてきたキャンディでしたが、テリィの荒療治によりアンソニーへの想いも乗馬への恐怖も払しょくすることができました。
それからは、互いにどんどん惹かれ続ける2人でしたが、イライザによる陰謀によりキャンディを庇って学校を自主退学し、ブロードウェイへ渡り、役者の道を歩み始めます。
役者になってからもキャンディを愛し続け、逢瀬を重ねますが、テリィを愛する美人女優のスザナが舞台事故で自分の身代わりになって足を切断することになってしまい、キャディへの思いを断ち切り、最終的にはスザナを選ぶこととなります。
相思相愛だっただけに、テリィとの別れは辛く悲しいものがありました。
アリステア・コーンウェル
優しさ ★★★★★
イケメン度 ★★★☆☆
包容力 ★★★★☆
お金持ち度 ★★★★☆
ユーモア度 ★★★★★
自由人度 ★★☆☆☆
※注:あくまでも個人の評価です
愛称は「ステア」。
アードレー一族のコーンウェル家の長男。
眼鏡をかけているのでイケメンぶりは隠れがちですが、外すと他のアードレー一族の男子と同様に美形。
弟のアーチーとアンソニーとは大の仲良し。
発明が大好きで、多くのユニークな作品を作っていますが、ほとんど失敗作ばかり。
そのため、いつも弟のアーチーに呆れられています。
空への憧れが強く飛行機を作って乗ることが夢。
性格はのんきで大らかであり、おしゃれにもさほど興味がなく、弟のアーチーとは真逆です。
いつも自分が発明したものをキャンディに試させては失敗してばかりで、キャンディもそんな愉快なアーチーと過ごすのを楽しんでいました。
そんなやり取りを続けるなかキャンディに惹かれますが、テリィとの関係を見ているうちに遠くで見つめているのが一番だと思うようになり、後に出会った自分と同じく眼鏡をかけている少女パティと愛し合うようになります。
最終的には空軍を志願し、第一次世界大戦に参加することを決意。
テリィに会うためニューヨークへ向かうキャンディに、オルゴール「キャンディが幸せになり器」をプレゼントし、そのまま誰にも告げずに戦争へ行きました。
その時がキャンディとステアが2人きりで親密に話した最初で最後のときでした。
最後は戦闘機に乗って戦っていた際に敵に撃墜をされ、パティのことを想いながら絶命しました。
アーチーボルト・コーンウェル
優しさ ★★★★☆
イケメン度 ★★★★☆
包容力 ★★★☆☆
お金持ち度 ★★★★☆
ユーモア度 ★★★★☆
自由人度 ★★☆☆☆
※注:あくまでも個人の評価です
愛称は「アーチー」。
アードレー一族のコーンウェル家の次男。
兄のステア、アンソニーととても仲が良く、いつも行動を共にしていました。
髪が長めで、少々ナルシストなところあり。
おしゃれが大好きで、大きな羽根つきの派手な帽子をかぶったり、ひらひらしたレースのブラウスを好んで着たりしています。
初登場時はキャンディに乗っていたボートから突き落とされ、おニューのブラウスがびしょ濡れじゃないか!と憤慨するなどしました。
テリィを「キザ貴族」と呼ぶ割には自身も十分キザであり、初回ではキャンディに投げキスやウィンク、手にキスまでしてキャンディをドキドキさせました。
ステアと同様、キャンディと過ごすうちにどんどんキャンディに惹かれていきました。
セントポール学院でテリィの部屋に間違って入った時にテリィに殴られて以来テリィを嫌い、彼女がテリィと恋仲なのを知ると猛烈に嫉妬をすることも。
2人の仲の良い姿を見て、「見ちゃいけない」と目を背けたり、「ぼくは兄貴と違う。そんな簡単に忘れられるはずがない」と心中で語っており、ステアがキャンディを遠くで見ていることを選んでからも、キャンディのことが諦められない様子でした。
しかしアニーから向けられる強い恋心を知り、次第にキャンディを諦め、アニーの想いを受け入れます。
アンソニーやステアと同様ラガン兄妹を嫌っており、アードレー一族の中で、キャンディにとっては常に心強い味方でした。
存在自体は華やかなアーチーなのですが、筆者の周りではさほど人気は高くありませんでした。
その理由を考察すると、他のキャラクターとは違い、常にキャンディの味方でありながらも、キャンディを直接救うという場面が少ないことが原因にありそうです。
ニール・ラガン
優しさ ☆☆☆☆☆
イケメン度 ★☆☆☆☆
包容力 ☆☆☆☆☆の
お金持ち度 ★★★★☆
ユーモア度 ☆☆☆☆☆
卑怯度 ★★★★★
※注:あくまでも個人の評価です
アードレー一族のラガン家の長男。
金持ちのボンボンといった印象で、根性がねじ曲がっており、卑怯な性格。
キャンディを孤児院出身だからという理由で、ラガン家に来た早々妹のイライザと共にいじめていました。
キャンディに窃盗の冤罪を着せてメキシコへ売り飛ばそうと企んだことからアンソニーやアーチー、ステアからも嫌われ始めることに。
口で相手を罵るわりには弱虫で喧嘩に弱いです。
後に、街で不良にからまれているところをキャンディに助けられたのをきっかけに、「あいつ、おれのことを不良から助けてくれた。おれのことを…。そういえばあいつきれいになったな…」とキャンディに惹かれていきます。
始めは、あんな孤児院出身のいやしい女…と自分の気持ちを否定していましたが、気持ちは膨らむばかりで、だんだんストーカーのようになっていきます。
キャンディとアルバートさんが同居しているアパートまで行き、キャンディが誰かと暮らしていることを知ると「誰と一緒にいるんだ!」と嫉妬したり、自分に気を向けさせるためにわざと別の女性といるところを見せつけるなどしました。
テリィのふりをして誰もいない別荘にキャンディを呼び寄せ、力ずくでモノにしようとしたものの、キャンディから拒絶され顔を引っかかれてしまいます。
飛び出していったキャンディに「キャンディいくな!おれを置いていくな!キャンディ…!」と去っていくキャンディを目で追い、情けなく泣いていました。
その後、このニールさまをこけにしやがって!と愛憎が入り混じった状態となり、ついにはキャンディと結婚ができないのなら志願兵になってやると言い出し、無理矢理婚約しようとしましたが、ウィリアム大おじさまの出現により取り消されました。
キャンディキャンディの男性キャラのまとめ、いかがでしたか?
最終的には、キャンディとは別の女性を選んだ人もいますが、みんな必ずキャンディに出会うと惹かれてしまうほどの魔性っぷり。
一度はこんなモテ人生、経験してみたいものですね♡
(全体的に見れば波乱万丈で過酷な人生ですが(笑))