キャッチコピーは「Alea jacta est!」頭脳派パズル『XI』
XI (ゲーム) - Wikipedia
『XI』は、1998年06月にソニーから発売されたプレイステーション用パズルゲームです。
悪魔の子供「AQUI(アクイ)」を操作してサイコロをどんどん消していくアクションパズルでした。単純にルールが分かりやすく、キャラクターが可愛らしいため女性からの人気もあり、多人数でわいわい遊べるため未だに根強い人気のある、プレイステーションを代表する名作パズルです。ルールが簡単とはいえサイコロを思い通りに動かすには思考が必要となり、「知能格闘ゲーム」などと表現されることもありました。
この記事ではそんな本作のゲーム内容の紹介、作品の評価、同年に発売された他のゲームソフトなどに触れていきたいと思います。

『XI』パッケージ
Amazon | XI [sai] | ゲームソフト
サイコロがドン!とシンプルにそれだけのパッケージでした。
Amazonでは現在新品なら8,780円(※価格変動あり)、中古なら100円(※価格変動あり)で取引されています。ちなみに本作のキャッチコピー「Alea jacta est!」はラテン語で「賽は投げられた!」という意味です。古代ローマ皇帝ガイウス・ユリウス・カエサルの台詞として有名ですね。
『XI』のゲーム内容
XI[sai]とは (サイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
モード紹介
「TRIALモード」
フィールド上のサイコロを延々と消していくエンドレスモード、2人で協力してプレイできるエキシビジョンモード、3分間でハイスコアをめざすタイムリミテッドモード、などが楽しめる1~2人用のモードです。 ハイスコアを狙うことがこのゲームの目的です。
「BATTLEモード」
1~2人で遊べる対戦モードです。消した目の種類の数が相手より先に一定数まで達したほうが勝利となります。 様々な手段でジャマすることもできます。
「WARSモード」
いつもより大きなフィールドで、5人の対戦相手と戦えるモードです。
普段のモードと違い「AQUI」に体力が設定され、消したサイコロの目で相手に攻撃できるようになります。他の「AQUI」たちの体力をゼロにした人が勝利となります。
「PUZZLEモード」
フィールド上に初めからサイコロが置かれており、決められた手数の内に全てのサイコロを消せばクリアとなります。パズルモードでしか登場しないサイコロも登場します。ステージ数は100面+合計1000面のランダムステージがあり、やりごたえ抜群の一人用モードです。
プレイ動画紹介
当時のCMの紹介
『XI』の評価
Amazonより、個人的な評価・感想など 引用
1998年に発売された他のゲームタイトル
・ドリームキャスト『ソニックアドベンチャー』(1998年12月、セガ)
・ニンテンドー64『ゼルダの伝説 時のオカリナ』(1998年11月、任天堂)
・ゲームボーイ『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』(1998年9月、エニックス)

『ソニックアドベンチャー』
Amazon | ソニックアドベンチャー | ゲームソフト

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』
Amazon | ゼルダの伝説 時のオカリナ | ゲームソフト

『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』
Amazon | ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド | ゲームソフト
因みにいま挙げたソフト3本は、いずれも1998年のファミ通クロスレビュープラチナ殿堂入りを獲得した名作です。この年はプラチナ殿堂入りを果たしたゲームが、なんと13本もありました!
この年は豊作でしたね……。
筆者の感想
サイコロに乗った悪魔ちゃんを操作して、サイコロをころころ転がし、上の面と同じ目をくっつけて消すという、たったそれだけの単純明快なルールなのに奥が深く、ハマってしまうという不思議な頭脳派パズルでした。まるでルービックキューブを解いているような感覚でプレイしていました。ボタンを使わず、ほとんど十字キーだけで操作できるのも魅力の一つですね。このゲームの魅力的なポイント「多人数戦」を遊ぶには、当時あまり使うソフトが無かった周辺機器「コントローラ拡張マルチタップ」が必要という弱点はありましたが、対人戦はマルチタップを買っても損はないほどに面白かったです。まさに90年代を代表する家庭用パズルゲームですね。