今回の記事はこちらの書籍の21ページを参考にさせていただきました。
こちらの書籍は、「ビンテージ」と謳っているように、昔の面白い音楽ネタが一部収録されています。
その中で、今回は21ページに紹介されている「カーカス」のアルバムをご紹介します。

アマゾンで売っている「カーカス」。
そもそも、カーカスとはどういう意味なのでしょうか。
carcassの意味・使い方 - 英和辞典 Weblio辞書
閲覧注意な言葉が並んでいるので、リンクをボタンで隠させていただきました。
神経質な方はスルーしてください。というかこの先の文章も危険!です。
まあ、上の商品の写真のようなことが書いてあります。
本題のバンド「カーカス」。
1985年、ビートルズを産んだリバプールで、4人によりカーカスの前身のバンドが結成されました。ほどなくしてメンバーの入れ替わりがあり、バンド名も「カーカス」と改名されます。

創設者 ビル・スティアー
カーカス - Wikipedia
エクストリーム・メタル - Wikipedia
エクストリームメタルは、細かい音楽的な定義はあるのでしょうが、(上のwikipediaのリンクをご参照ください。)要は個人的な感想ですが、「もうメチャクチャ」なメタル、メロディアスな部分がほとんどなく、叫びまくる音楽と表現できると思います。
邦題からしてもうメチャクチャ。
参考書籍「VOW POP vintage」21ページに紹介されている、カーカスのアルバム。
その名(邦題)も、「屍体愛好癖」。
8曲の作品からなるアルバムですが、1曲を除いて凄まじいタイトルが邦題としてつけられています。
この中の邦題を、ずらりと並べてみます。
私もいろいろな音楽のタイトルを見てきましたが、これほどメチャクチャなタイトルが、しかもズラリと並ぶアルバムは、なかなかないのでは、と思います。
タイトルを見るだけで吐きそうになります。
特に7曲目、「リゼルジン酸による嘔吐,吐瀉物による洗浄」って、もはや意味がわかりません。
リゼルジン酸って何?と思います。インターネットで探してもそんな酸は出てきません。
そんな「リゼルジン酸による嘔吐,吐瀉物による洗浄」が空耳に。
原曲はこちら。
まとめ。
カーカスの魅力は、「どういう歌い方したらこんな声が出るのか」というくらい、「グエー、ウエー」としか聴こえないような、ものすごくパワフルなメタルであることです。
音楽という言葉の定義の広さを思い知ります。
それが、世界中を虜にしたビートルズを産んだイングランドのリバプールで結成されたということがまた、パラドックスで面白いところです。
リバプールって、ずいぶん懐の深い街なのだなあ、と思います。