DDTプロレス高木三四郎「90sナイトライフ回想録」
このコラムは人気プロレス団体「DDTプロレス」社長兼レスラーとして君臨する高木三四郎がプロレス業界に足を踏み入れる以前、90年代東京のディスコやクラブ界隈で名うてのイベンターとしてキラキラ輝いていた若き日を回想するコラム。
その風景にはバブル期のTV局から90年代東京のナイトライフを彩ったディスコやクラブ、そして当時の煌びやかな人間模様までが赤裸々に描かれます。
ミドルエッジ読者のみなさんで90年代の若かりし頃を東京で過ごした方、もしかしたら当時の高木社長と意外な接点があったかもしれませんよ!?
本邦初公開のネタが次々に明かされる、コラム第5回は「渋谷騒然!?愛ちゃんのバレンタイン企画」をお届けします。
(聞き手:ミドルエッジ編集部)
史上最大の義理チョコ大作戦企画!?
「これ!オレどっかに映ってるんだよなあ~!!」
そんな高木社長のコメントで始まった第5回コラム。テレビからクラブイベントときて、ついには飯島愛を一大プロデュースした伝説の企画について語っていただきます。
93年、バレンタインデーの渋谷に「愛」のキューピッドが降臨
タレント募集 飯島愛も当社出身!
ーあれ?この記事間違いなく見ましたよ。大学受験真っ最中に刺激の強い記事だったので覚えております(笑
ほんとですか~!そう。この、いやあ懐かしいな~!超懐かしい!!これ画像保存しよっと。
飯島愛のバレンタイン企画!
当時、愛ちゃんのプロモーション企画として事務所の社長に僕が提案したんですよ。
バレンタイン翌日って毎年ジャニーズが紙面を独占していたんでこれを崩しましょうよって。
英国のダイアナ妃が以前にロールスロイスでパレードしてたイメージが頭にあったので「愛ちゃんをロールスロイスに乗せてパレードしましょう!」って提案したら「面白いね~」となりまして。
社長からは早速「予算出して!」って。
で、たしかチョコレートが5万円で数千個。飯島愛さんのアシスタントとしてサークルの可愛い子とか10名程度。ロールスロイスのオープンカーがレンタルで約20万円。
なんだかんだで経費が40万円近くかかったのですが、この企画を100万円でやらせていただいたんですよ(笑。
1993年2月14日、愛ちゃんが渋谷をロールスロイスでパレード!!
東京・渋谷の神宮通公園を起点と終点に、目抜き通りである公園通りから渋谷駅前までを飯島愛さんがロールスロイスのオープンカーに跨って悠々とパレード。先導には渋谷警察署のパトカー。
冒頭に転載した当時(平成5年2月15日)日刊スポーツの紹介記事を引用してみます。
現代ではおそらくというか絶対に実現不可能なこの企画。
警察の先導の下で行われたというあまりにも大胆な企画の実現、その裏側は!?
【渋谷パレードのルート】
新聞掲載のルートとは若干異なっていますが、以降の高木社長のコメントより当日のルートは上記だったと思われます。
パレード許可を得るために渋谷警察署へ
ー率直に申し上げて、よくパレードの許可がとれましたね!?