戦場で取材を続けるロベールの映像が流れます。目の前で亡くなった兵士の指には、結婚指輪がありました。
11月20日ロベールが行方不明になります。
ニューヨークにいるキャンディスもパリにいるカトリーヌも同じニュースを新聞で見ます。
その後ロバートは無事にパリに戻り、誰もいないアパートに帰りました。
そしてロバートはカトリーヌに会うためにスキー場に向かいます。友達や新しい男たちとディスコで楽しむ彼女は、「もう会いたくない」とロベールに告げます。
そして、諦めたロベールは会計をすませ、自分のお車へ向かいます。
※ココでネタバレ
一番はじめにロベールが浮気をするホテルのマネージャーとディスコのクロークが同じ人なんですよ。役を演じているのはJean Collomb(ジャン・コロン)。
そして、ロベールが車に戻りフロントガラスの雪をはらうと、助手席にカトリーヌが座っています。ここで映画は終わります。このあと二人はどうなるのでしょう。
フランス映画ですから、男と女、妻と夫という柵を越えた人間関係が築かれていくのでしょうか。
「パリのめぐり逢い」の原題は「生きるために生きる」
映画に登場するのは、オランダのアムステルダムの中央駅やVICTORIA HOTEL。アメリカのニューヨーク、アフリカ。意外なことにパリのシーンは少ないです。
また、映画では、血まみれのベトナム戦争やインドシナ独立戦争、アフリカの動乱やナチなどの白黒のドキュメント映像が流れます。
なぜ、生きるのか?「生きるために生きる」
それが答えなのかも知れません。