やりこめばやりこむほど”味”が出る『バトルガレッガ』
『バトルガレッガ』は、1996年に「ライジング」が開発し、「エイブルコーポレーション」が販売したアーケードゲーム用縦スクロールシューティングゲームです。

セガサターン移植版『バトルガレッガ』
Amazon | バトルガレッガ | ゲームソフト
パッケージからも硬派なシューティング感が見て取れますね。
Amazonでは現在なんと!36,780円前後(※価格変動あり)で取引されており、ほぼプレミアものとなっています。
どんなゲーム?
本作は「玄人好み」、「噛めば噛むほど味が出るスルメゲー」として、全体としての評価は高めなゲームです。そのためシューティング初心者にはやや敷居が高いゲームですが、決してお勧めできないわけではありません。その斬新な(当時としては)難易度上昇の条件(後述)を一度理解できれば、「攻略パターンの研究」という本作の面白さ、楽しみかたが理解できると思います。
ゲームシステム

『バトルガレッガ Rev.2016』プレイ画面
Amazon | バトルガレッガ Rev.2016 Premium Edition 【同梱物】"バトルガレッガ2016Edition"サウンドトラックCD、設定資料集、復刻インストラクションカード&基板マニュアル - PS4 | ゲーム
「ランク」について
本作最大の特徴、「ランクシステム」について紹介します。
ランクとは、全シューティングゲーム業界の用語で、「プレイ状況によりリアルタイムに難易度が上下するシステム」のことです。簡単に言うと、巧いプレイをすればするほどどんどん難しくなっていく、というものです。

『バトルガレッガ Rev.2016』プレイ画面2
Amazon | バトルガレッガ Rev.2016 Premium Edition 【同梱物】"バトルガレッガ2016Edition"サウンドトラックCD、設定資料集、復刻インストラクションカード&基板マニュアル - PS4 | ゲーム
…つまり、クリアするためには「ランクの上昇を極力抑える・上昇してしまったら下げる」ことが重要になってきます。キャラに応じて対応を変える必要があったり、自爆する必要があったり、無駄弾を撃ってはならなかったりと様々な制限がかかり、より強者のシューティング魂を熱くさせます。
因みに私の知人は、最近私が本作の話をするまで上記の「ランクシステム」の仕組みに気づかなかったらしく、当時はただの高難易度ゲームだと思ってプレイし見事に惨敗していたそうです。
…ほかにも同じような境遇の方がいるのでは?
『バトルガレッガ』の評価

セガサターン版『バトルガレッガ』パッケージ裏
Amazon | バトルガレッガ | ゲームソフト
1996年に発売された他のアーケードゲームタイトル
・『サムライスピリッツ 天草降臨』(1996年10月 SNK)
・『ティンクルスタースプライツ』(1996年 ADK)
・『ぷよぷよSUN』(1996年12月 コンパイル)
など。

『サムライスピリッツ 天草降臨』
Amazon | サムライスピリッツ天草降臨 | ゲームソフト

『ティンクルスタースプライツ』
Amazon | ティンクルスタースプライツ | ゲームソフト

『ぷよぷよSUN決定盤』
Amazon | ぷよぷよSUN決定盤 | ゲームソフト
筆者の感想

『バトルガレッガ Rev.2016』タイトル画面
Amazon | バトルガレッガ Rev.2016 Premium Edition 【同梱物】"バトルガレッガ2016Edition"サウンドトラックCD、設定資料集、復刻インストラクションカード&基板マニュアル - PS4 | ゲーム
グラフィックもサウンドも質が高く、演出とBGMは一級品でした。極端な難易度上昇システムには驚かされましたが、「自機の強化を過信しない。」「残機0の状態で進み、一機増えたら自爆すること。」「無駄弾を撃たず、ワンショット・キルで。」の”三つの掟”を自分に課すことによって、まあ…なんとか…5面くらいまではクリアできました。
たしかに万人受けする作品ではないのかもしれませんが、弾幕シューティングゲームの祖として、シューティング業界に多大な影響を及ぼした作品であることは間違いありません。