RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(16)

RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(16)

宇宙世紀で時間軸を少し戻してみましょう。UC0084~UC0088も期間、ティターンズの兵士たちの視点から見た「機動戦士Zガンダム」の外伝、「ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに 」に登場するRXナンバーを持つガンダムTR-1ヘイズル,TR-6ウーンドウォートのヴァージョンについて書いてみます。


RX-124

TR-4[ダンディライアン]と同様の大気圏突入モジュールを装備した形態。機種統合計画におけるバウンド・ドックやラブスカトルの後継機。
コンポジット・シールド・ブースター
MA形態時の頭部が変形したシールド
強化型ウィンチキャノン×2
ダイダロス。ユニット(ミノフスキー・クラフト)

ガンダムTR-6[ダンディライアンⅡ][GUNDAM TR-6 [DANDELIONⅡ]]

機動戦士ガンダムMS大全集2015

この機体はこのMS形態からさらに武装の換装、追加が出来、侵攻・殲滅兵器として単機で運用されます。その強力な火力から目標を破壊する戦術兵器と位置付けられています。

RX-124

ハイパー・ロングレンジ・ビームキャノン
拡散ビーム砲
ウェポンコンテナ複数
Iフィールド

ガンダムTR-6[ファイバーⅡ[GUNDAM TR-6[FIVERⅡ]]

機動戦士ガンダムMS大全集2015

ハイパー・ロングレンジ・ビームキャノンといえばTR-2[ビグウィグ]をおもいだしますね。カール・マツバラがテスト中に爆散の危険が生じたため、無理やり機体から引きはがしていました。その後、数値も安全域までもどって来たことから、あのままテストを続行していても問題はなかったのでは?無理やり引きはがして使い物にならなくすることはなかったのでは?という問いかけに、カールは「実験なんかで死んでたまるか!仲間のために命を懸ける!」と叫んでいましたね。僕としてはこのシーンがとても好きで、印象が深く残っています。後にビグウィグ・キャノン改をTR-6用に技術士官が持ち込んでいましたね。

RX-124

長距離での射撃戦に特化した形態。
アドバンスド・フライルーと同じ強化パーツを装備し、強化パーツに合わせた頭部に換装、ヘイズルタイプの脚部ユニットを接続した形態。ただしムーバブル・シールド・バインダーに変わり、コンポジット・シールド・ブースター2基を装備している。

ガンダムTR-6[フライルーⅡ]射撃形態[GUNDAM TR-6 [HURAIROOⅡ]]SHOOTING MODE

機動戦士ガンダムMS大全集2015

この機体の拡張性も今までのTRシリーズと同じく、かなり高い物だったようです。フルドドⅡを2機搭載して、「ラー」と呼ばれる形態になります。クインリィやサイコ・ガンダムIIのコアMS形態で『A.O.Z Re-boot』ではフライルーII・ラー、もしくはフライルーII・ラーIIと紹介されていました。

ガンダムTR-6[フライルーⅡ]格闘形態[GUNDAM TR-6 [HURAIROOⅡ]]FIGHTING MODE

機動戦士ガンダムMS大全集2015

これが「ガンダム」と言われても判る人はほとんどいないんじゃないでしょうか?そもそもジオン軍の人間にとって、「ガンダム」とは敵の象徴であり、「白い悪魔」と呼ばれた憎悪の対象としては最たるものだったはずです。それが成り行きとはいえ、自分たちが使用、運用するなど考えてもみなかったでしょう。それでも「ガンダム・インレ」の完成を心待ちにし、TRシリーズの完成度を高めていくというのは何という皮肉でしょうか?

RX-124

パーツ試験用の形態で特筆すべき機能は有していないが、過不足のない戦闘力を発揮するとされる。

ガンダムTR-6[ギャプランⅡ][GUNDAM TR-6[GAPLANTⅡ]]

機動戦士ガンダムMS大全集2015

見た目、扱いやすそうな機体ですね。デザインのバランスがいいと言うか、携行している武装もサブアームで保持してはいるものの、無理のない可動範囲がとれていそうで安心できる機体なんじゃないでしょうか?それにしても見た目はやはりギャプランに近いですね。

RX-124

ウーンドウォートの高性能火器管制により、複数の火器を制御し、多数標的への同時攻撃を目的とする拠点防衛形態。
背部スラスターユニット上にマウントされるウェポンカーゴが、あたかも王冠のように見えることから「クインリィ形態」と呼ばれる(設定画稿の記述に[女王形態]との記述あり)。

ガンダムTR-6[クィンリィ][GUNDAM TR-6[QUEENLY]]

機動戦士ガンダムMS大全集2015

最初は「TR-6 デンドロビウムⅡ」の名称も考えられていたそうです。それほどの火器を搭載しているということなのでしょう。「インレ」の出動はコスト・政治的配慮も考慮しなくてはいけないため、その下位機種にあたるこの機体が「インレ」の代わりに出撃することが多かったようです。そして「レジオン建国戦争」を勝利に導く原動力となりました。

RX-124

クインリィ(マルチ・アーム・ユニット及びウィンチキャノンは装備しない)にサイコガンダム又はサイコガンダムMk-IIの両腕と両足を接続(腕はフルドドIIとアドバンスド・キハールIIMA形態の間に、足は折りたたんで接続ユニット化したウーンドウォートの足に)した形態。

ガンダムTR-6[クィンリィ]フルアーマー形態[GUNDAM TR-6[QUEENLY]]FULL-ARMER

機動戦士ガンダムMS大全集2015

地球圏にまだいた(スイートウォーター)シャアに技術協力を頼む事が出来れば「サイコフレーム」を使った最強の「サイコガンダム」が登場していたことでしょう。もっともシャアが「レジオン」などという国を認めるわけもなかっただろうし、ジオン公国ザビ家の末裔を名乗るジオンの亡霊と協力関係をむすぶこともあり得なかったでしょう。それにしても「インレ」は全長100mをこすような戦略兵器であり、これは別としてもグリプス戦役最終局面から以降、最強をうたったこの機体がもし第2次ネオジオン抗争に現れることがあったとしたら、結果はどうなっていたんでしょうね?

RX-124

敵大型機動兵器への対抗策として開発された大型形態。ギガンティック形態と呼ばれていたが、『Re-boot』でサイコ・ガンダムIIという名称で再設定されデザインもリファインされた。

ガンダムTR-6[ウーンドウォート]ギガンティック形態[GUNDAM TR-6[WONDWART]GIGANTIC MODE]

機動戦士ガンダムMS大全集2015

あの巨大MA「サイコガンダム」の手足を付けた状態でこのバランスのデザインということは「サイコガンダム」のMS形態とほぼ同じ大きさということですね。『Re-boot』でサイコ・ガンダムIIという名称を使い再設定したわけもうなずけます。名称から当然「サイコミュ・システム」を搭載しているでしょうし、これを敵には回したくないですね。

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TR計画の最高到達点。ファイバーIIとダンディライアンIIをそれぞれ装備したコアMS二機が合体した形態。クインリィ(女王)形態の上位モデルでもあり、大王形態とも呼ばれる。

ガンダムTR-6[インレ][GUNDAM TR-6[INLE]]

機動戦士ガンダムMS大全集2015

これらの形態以外に惑星間航行形態と呼ばれるものがあり、惑星間航行用の大型ブースター「フリス」を装備したインレ強化プランの一つ。インレがまるごと納まるほど巨大な惑星間巡航用ブースターを装備する。また、巨大な3枚の翼を持ち、展開することで太陽風推進も行なえる。このプランに関連すると思われるSSD(スターシップダウン)と呼ばれる専用母港も確認されており、U.C.0091には連邦が計画を引き継いでいる。

射出形態,巡航形態,大気圏離脱形態(MA形態)、大気圏離脱形態

機動戦士ガンダムMS大全集2015

この形態が「TR計画」の完成形です。全長、全高共に100mを超える超大型MAです。2機のMSを同時に使用してそれぞれの分担が火器管制と操縦系の管制と分けているのがすごい発想だと思いませんか?その上、キハールⅡのみを射出出来てしまう、これはもう想像の範囲を完全に͡越されてしまいました。確かにこんなものが戦場に現れたら手も足も出せないでしょう。それにしても「ティターンズ」そのものがジオン残党軍の掃討が目的で結成されたはずが、その最終兵器をジオン残党軍が、それも火星で完成させようとしているとは・・・今後の展開はまだ判りませんが、『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』では題名通りに物語の中核を担う存在。レジオンの手によって防衛兵器としての完成が進められ、搭乗者はNT部隊のアリス親衛隊から選定される予定となっています。

RX-124

武装は大口径メガキャノンのほかに、頭部サイコミュユニットの武装サイロには、サイコミュ誘導兵器であるビット、リフレクタービット、シールドーブースター型モビルビット、有線ビーム砲の各種サイコミュ兵器、各種武装を収納した輸送用ロケットや巡航ミサイル、プラズマリーダーを装備し、Iフィールド、ミノフスキークラフト、大気圏突破に突入もできる特殊装備も持つ。さらには核弾頭ミサイル・BC兵器といった狂気の大量破壊兵器も搭載している。

ガンダムTR-6[サイコ・インレ][GUNDAM TR-6[PSYCO・INLE]]

機動戦士ガンダムMS大全集2015

ジオンとしてはこのサイコミュ・システムを組み込んだものが「インレ」の最終形態なのでしょう。「TR計画」はコンペイトウのティターンズ開発チームによって生み出されたもので、ニュータイプに対しては敵意すら感じる組織によるものです。そのニュータイプもしくは強化人間それもジオン兵となると恐らく心情的には許せないものがあるんじゃないでしょうか?いずれにせよこの形態をもって「TR計画」は終了となるはずです。このA.O.Zの物語はこれで終了なのでしょうが、外伝とはいえもう「ガンダム」というMSの枠を完全に逸脱していますね。

終わりに

毎回、資料として使わせていただいていますが、今回も大変お世話になった本をご紹介させていただきます。

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WEB版「くろうさぎのみた夢」もどうぞ

http://hobby.dengeki.com/comic_novel/19559/

次回はサイドストリーとファーストガンダムシリーズ最後の「ガンダムUC RE0096」までを書いてみます。ぜひお楽しみに!

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