フェアレディZ

ダットサン・フェアレデー1200
日産自動車が製造するスポーツカーの事です。
源流はダットサン・フェアレディで日産自動車が製造し、ダットサンブランドで販売したスポーツカー。
フェアレデの名が付いたのは1960年1月 - 「フェアレデー1200」最初の1台。
概要

マイ・フェア・レディ 特別版 [DVD]
日本における通称は「Z」。「フェアレディ」と言う名前はミュージカル映画「マイ・フェア・レディ」から名付けられた。
いずれのモデルも「フェアレディ」を冠すのは日本国内のみで、輸出向けは「DATSUN」または「NISSAN」と社名を付して呼称される。
アメリカ合衆国での愛称は「Z-car」(ズィーカー)

Datsun 260Z 2/2(北米仕様)
初代 S30型系(1969年 - 1978年)

日産・フェアレディZ(初代)30型
1969年に先代モデルであるオープンボディのダットサン・フェアレディに代わって発売されました。
ヨーロッパ製の高級GTに匹敵するスペックと魅力あるスタイルを兼ね備えながら、格段に廉価であったことで、北米市場を中心に大ヒットしました。
初代フェアレディZ スペック

240Z(エアロ装着)
当時の新車販売価格

Fairlady240ZG
日本国内における当時の新車販売価格が廉価版の「Z」が84万円、
「Z-L」が105万円とスポーツカーとしては比較的安価であったことで爆発的にヒットした。「432」は182万円、後に追加された「240ZG」は150万円。
現在では軽自動車並みのお値段ですね。
5マイルバンパー

5マイルバンパーを装着した280Z
1975年に輸出モデルは従前の2.6Lから2.8LのL28E型エンジンの変更で排気量アップした「ダットサン280Z」(HLS30)に変更。ニッサンEGIシステムであるが、触媒などの排気ガス浄化システムは装着されていない。
北米モデルは5マイルバンパーと呼ばれるショックアブソーバ付きの大型バンパーを装着。
初代生産終了

フェアレディZ S130 5MTターボ 2シータ クーペ
1978年にS130型へのフルモデルチェンジにより初代の生産終了しました。
2代目 S130型系(1978年 - 1983年)

フェアレディZ (ベース) クーペ1979年
先代のロングノーズ・ショートデッキスタイルを継承しながら、2代目はややワイドサイズとなって登場。「200Z」と2.8Lの「280Z」の2つのL型エンジンを設定していた。
Tバールーフ

200Z-T Tバールーフ仕様
1980年に国産車で初めてTバールーフ仕様車を追加。
このモデルをガス圧開閉式セミガルウィングウィンドウ化改造されたものがテレビドラマ『西部警察』に登場するパトロールカー「スーパーZ」として使用された。
マイナーチェンジ

フェアレディZ 2.0 Z Tバールーフ ターボ クーペ82年バックスタイル
1981年10月29日マイナーチェンジ。
2.8Lモデルが圧縮比アップやフリクション低減などにより10ps出力向上し155psとなった。2.0LモデルのATをロックアップ式に、パワーステアリングをリサーキュレーティングボールからラック・アンド・ピニオンに変更。他にサスペンションチューニングの変更、全般的な軽量化、大型ソフトカラードバンパーの全車標準化、対米モデルと同じフードルーバー(NACAダクト)追加、センターピラー上のグリルやテールランプの変更、自動速度制御装置、リアサイドウインドウのリモコン機構、メタル対応デッキ、減光式ルームランプ、ドアキー照明、本革と人工皮革のコンビシート(オプション)の採用など。
2代目 S130型系が製造販売終了

フェアレディZ 3.0 300ZX 2シーター Tバールーフ クーペ83年最終型
1983年8月で2代目 S130型系の製造販売が終了しました。
3代目 Z31型系(1983年 - 1989年)

フェアレディZ 3.0 300ZX 2by2 クーペ
1983年9月
ロングノーズ・ショートデッキというZのコンセプトを引き継ぎながら、空力性能を重視して、エクステリアをシェイプアップした3代目が登場。
このフルモデルチェンジでライトの位置が大幅に変わりました。
3代目のキャッチコピー

300ZX 2シーター (前期型)
キャッチコピーは『較べることの無意味さを教えてあげよう』、『ワルツ・ナイト』、『セラミック・レスポンス』、『SOUL SYNCHRO MACHINE』など。
アニバーサリー

フェアレディZ 日産創業50周年記念・限定車 クーペ
1984/1985年に日産自動車創立50周年を記念した「アニバーサリー」を北米市場のみで発売。デジタルメーターやブラックの本革内装、リアオーバーフェンダー、専用アロイホイール、左カウルの記念オーナメントなどが特徴。日本では同仕様が販売されなかった為、逆輸入された個体が存在する。
3代目 Z31型系製造販売終了

フェアレディZ 2.0 200ZR-II 2シーター Tバールーフ クーペ89年最終型
1989年(平成元年)6月で3代目 Z31型系製造販売終了しました。
4代目 Z32型系(1989年 - 2000年)

日産・フェアレディZ(4代目) Z32型
1989年(平成元年)7月10日
スタイル、パフォーマンスを始めとして、完璧なスーパースポーツカーを目指した4代目が登場。キャッチコピーは『スポーツカーに乗ろうと思う』。
バブル景気の絶頂期と崩壊、その後の日産の経営悪化のため10年以上という長期に渡り生産されたモデルである。
ヘッドライト

フェアレディZ 3.0 300ZX ツインターボ 2シーター Tバールーフ クーペ1989年
ヘッドランプは3代目のパラレルライジングタイプから、再び固定式に戻された。
このランプはレンズの傾斜が非常に緩いため、当時の一般的なレンズカットとハロゲンバルブの組み合わせでは透過率が低すぎて照度が確保できず、カットなしのレンズ(カバー)とし、プロジェクターランプ(ロービーム用)の採用とリフレクター(ハイビーム)の見直しでこの問題を解決している。
フェアレディZコンバーチブル

フェアレディZコンバーチブル 3.0 オープン
1992年8月
フルオープンモデルとなる「フェアレディZコンバーチブル」を追加(2シーターのみ)。シートベルトのリトラクターとハンガーの位置がドア内部からボディ側に変更。
バージョンR

フェアレディZ 3.0 バージョンR ツインターボ 2by2 Tバールーフ クーペ
1997年1月
一部改良。「バージョンR」追加、新ボディ色ミッドナイトパープル追加。ツインターボモデルとバージョンRはABSを標準装備。2シーターがバージョンSのみの設定となる。
マイナーチェンジ

フェアレディZ 3.0 バージョンS 2by2 Tバールーフ クーペ後期型
1998年10月ボディ剛性の向上。フロントバンパー、リアスポイラーなどを変更。サイドシルプロテクターを装備。フロントオーナメントとリヤの300ZXの文字を赤色化。
メーカーオプションでポリッシュ仕上げのアルミホイールが設定される.
4代目販売終了

フェアレディZ 3.0 バージョンS 2by2 Tバールーフ クーペ4代目最終型
2000年12月
販売終了。2002年7月の5代目(Z33型)発売までは一時的に絶版車種となった。
現在は

6代目フェアレディZ
2008年12月1日に復活後初めてのフルモデルチェンジを行い、6代目 Z34型となった。
懐かしZが欲しくなった貴方
最後に・・・

フェアレディZ 48年式240Z 左ハンドルS30 クーペ

フェアレディZ 48年式240Z 左ハンドルS30 クーペ リヤスタイル
いかがだったでしょうか?
また面白そうなネタがあったらまとめてみたいと思います。
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