映画『ジャッカルの日』
映画『ジャッカルの日』は、英語版の『Day of the Jackal』はブルーレイ盤がありまが、日本語版はブルーレイ化されていません。
映画『ジャッカルの日』の原作
ジャッカルが暗殺を計画しているドゴール大統領は、実在したフランスの第18代大統領のシャルル・ド=ゴール(1890年11月22日 - 1970年11月9日)です。
フランスのドゴール大統領
File:Commander of Free French Forces General Charles de Gaulle seated at his desk in London during the Second World War. D1973.jpg - Wikimedia Commons
その一つが1962年8月22日に起きた、アルジェリア独立反対派(秘密軍事組織)によるシャルル・ド・ゴール暗殺未遂事件です。シャルル・ド=ゴール大統領は、フランスのプティ=クラマールで4人組に襲われました。彼の乗っていた車には実際10数発の弾丸が打ち込まれました。暗殺は未遂に終わり、この事件はプティ=クラマール事件と呼ばれています。
アルジェリア独立反対派(秘密軍事組織)によるシャルル・ド・ゴール暗殺未遂事件「プティ=クラマール事件」の主犯、OASのジャン・マリー・バスティアン・ティリーが逮捕され、銃殺刑になります。そしてOASは解散を余儀なくされます。ここまでが事実です。
映画『ジャッカルの日』は、この現実に起きたシャルル・ド・ゴール暗殺未遂事件を架空の舞台として製作されました。
映画『ジャッカルの日』あらすじとネタバレ
映画『ジャッカルの日』は、フォーサイス原作を正確に表現しています。
その劇的に進化した映像から目が離せません。
俳優エドワード・フォックス
The Day of the Jackal 5 (you will also forget the name of Duggan!) - YouTube
「プロの殺し屋」コードネーム「ジャッカル」
Amazon.co.jp: 映画パンフレット 「ジャッカルの日」 監督 フレッド・ジンネマン 出演 エドワード・フォックス ミシェル・ロンスデール: おもちゃ
1962年8月フランス準軍事秘密組織「OAS」は、アルジェリア独立を認めたフランス大統領シャルル・ド・ゴールを暗殺するために、ペティ・クラマールに潜伏していました。
ドゴール大統領が乗った車を襲撃しますが暗殺は失敗します。
暗殺に失敗したOASのロダン大佐は、フランスで活動歴のないイギリス人殺し屋ジャッカルを雇います。
フランス警察、恐妻家のルベル警視(ミシェル・ロンズデイル)
The Day of the Jackal Dubbed - YouTube
あらゆる手段を使ってルベル警視はジャッカルを追い詰めていきます。
いつもギリギリのところで追っ手をかわすジャッカル。
この二人の徹底抗戦と心理描写は、映画『ジャッカルの日』の見所のひとつです。
8月25日のパリ解放記念式典の日にジャッカルは傷痍軍人の変装をして現れました。
狙撃用に用意したアパートで松葉杖に隠した特注ライフルを組み立てます。
ジャッカルは大統領が勲章を授与する瞬間に暗殺を決行します。
この映画の一番のネタばれです。周到な殺し屋ジャッカルのミスは、イギリスとフランスの挨拶の仕方の違いを見誤ったこと。
原作者のフォーサイスは、ジャッカルと同じイギリス人です。
監督のフレッド・ジンネマンは、アメリカ人です。
1963年に起きた、ケネディ大統領暗殺事件を思い出します。