はじめに
今回は前回、前々回で置き残したものを拾い上げてみようと思きます。機体名にガンダムの名がついていなくとも明らかに後継機種と判断できるもので記事を構成しようと思いますが、途中、年代が前後してしまうかもしれません。その辺はご勘弁願いたいと思います。
逆襲のシャア、CCA-MSVより
RGZ-91

リ・ガズィ
機動戦士ガンダムMS大全集2015
正式機体名からも判る通り、Zガンダムの派生機です。5thルナ落下時の攻防戦でギュネイ・ガスのヤクト・ドーガには優勢な戦いを進められていましたが、シャアのサザビー(コミック版ではナイチンゲール)相手では相手にもならず、シャアはファンネルすら使うことなく、「そんなもので!」と リ・ガズィを見下したセリフすら吐かれるなどアムロにとっては隕石落としを阻止することも出来ず、屈辱的な思いをする事となっていました。νガンダムが完成を見ないこの時点では、ロンド・ベルとネオ・ジオンの戦力差ははっきりとしていましたね。それでもZ plusの複雑な可変機能をオミットし生産性、整備性ともに向上させた量産化しやすい高性能機だったはずなんですが・・・
RGZ-91B

リ・ガズィ・カスタム
リ・ガズィの発展型。頭部はV字型のアンテナを持つなどガンダムタイプに近く、リ・ガズィとνガンダムの中間に位置する機体と設定されている。完全な変形機構を持つ点が特徴。
https://ja.wikipedia.org/
BWS(バック・ウェポンズ・システム)を小型化し背部に取り付けることによって可変機となりアムロ専用機として開発していた機体だったのですが、νガンダムが完成したことからお蔵入りになったようです。
リ・カズィのバリエーション
MSZ-007S

ゼータ・イージー
Image - MSZ-007S.jpg | The Gundam Wiki | FANDOM powered by Wikia

機動戦士ガンダム RETURN OF ZION版
Zイージィ : 機動戦士ガンダム RETURN OF ZION 登場MS&メカ まとめ 連邦編 - NAVER まとめ
徹底的に軽量化のため可能な限り装甲を削ることにより非変形機としては最高クラスの機動性を得たとされています。あとセンサー系の強化もされていて結果的に改修は成功しています。何故、少数しか生産さえなかったのが不思議なのですが、地上でも宇宙でも変形機能を持った機体の汎用性が勝っていると判断されたのかもしれませんね。
RGZ-91AO

リファインΖ改
RGZ-91AO

リガズィAO
リファインΖ改と同じ型式番号の機体です。もしかすると同じ機体の事かな?とも思いましたが、ゲームのストーリー上とはいえ、リファインΖ改とは違うシチュエーションになっていますので、別物としてご紹介いたしました。
MSΖ-007AR

ZARG(ザーグ)
MSZ-006R RGZ-006
ガンダム・センチネルより
前回、Sガンダム(イオタ・ガンダム・スペリオルガンダム)のご紹介はしたのですが、プランとしてあった機体とSガンダムと共に小隊を編成した(ガンダムチーム)機体をご紹介させていただきたいと思います。この後、書こうと思っているZ plusもC1タイプはここで先に登場させます。
MSA-0011[Bst] Plan 303E

ディープストライカー
モデルグラフィックスに連載されたガンダム・センチネルのスペシャルエディションにおいて大型のイラストが掲載されています。本編小説パート未登場ですが、この機体はホントに目を引かれてしまいました。「何者なんだ、おまえは!?」とイラストにも記載されていましたがもはや、MSとは思えない形状になっていますね。左ショルダー部分の円形の物はセンサーでしょうか?とにかく装着できるありったけのブースターとプロペラントタンク、デンドロビウムを思わせる長尺の巡洋艦用主砲やIフィールド、まさに化け物としか言いようがない機体でした。
FAZZ
この機体に関しては既に以前の記事でご紹介していますので、詳細はリンクを張っておきますので、そちらから参照してください。全くの試作機で実戦投入は無理だと思っていましたが「機動戦士Zガンダム」の外伝である「ガンダム・センチネル」では2機実戦に投入され、ガンダムチームとして編入されています。
RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(10) - Middle Edge(ミドルエッジ)
MSZ-006C1
![全高 21.11m
頭頂高 19.86m
全長 24.9m(WR・標準装備時)
(ビーム・スマートガン装着時:36m)
本体重量 36.18t
全備重量 77.04t(標準装備時)
(ビーム・スマートガン装着時:86.77t)
装甲材質 ガンダリウムγコンポジット
出力 2,070kW
推力 18,600kg×4
12,400kg×4
(総推力)124,000kg]
センサー
有効半径 17,000m(標準装備時)
(ビーム・スマートガン装着時:21,000m)
武装 バルカン×2
大腿部ビームカノン×2
ビーム・サーベル×2
ビームスマートガン
その他 姿勢制御バーニア×8](/assets/loading-white-036a89e74d12e2370818d8c3c529c859a6fee8fc9cdb71ed2771bae412866e0b.png)
ZプラスC1
MSZ-006C1 Zeta Plus C1

WR形態
Sガンダムとの連携で活躍していましたね。高橋昌也氏の小説「GUNDAM SENTINEL ALICEの懺悔」で詳しく表現されています。ムック本のスペシャルエディションは画像があるのでそれなりに迫力はありますが、小説パートは完全版ではないので併せて小説版をお勧めします。ペズンの反乱時、α任務部隊に3機配備され、最後まで残ったのは地球の引力圏での戦闘で大気圏突入し戦闘を終えた1機のみで、他の2機は撃墜されています。
ORX-013

ガンダムMK-Ⅴ
ORX-013 Gundam Mk-V
パイロットの能力もあるのでしょうがインコムのオールレンジ攻撃は圧倒的でしたね。ほぼ一瞬でネロ9機を撃墜するシーンでニューディサイズの首領でもあり、MSに乗ればエースパイロットとして高い技術を持つブレイブ・コッドの乗機として登場します。オーガスタ研究所による開発された機体で、サイコ・ガンダムの小型版とも呼ばれています。機体性能は高く、その上にパイロットも優秀となれば普通の者では敵することもできなかったでしょう。Sガンダムも「ALICE」の発動が無ければ、落とされていたものと思います。通称「G-Ⅴ」とする資料もありますが、「G-Ⅴ」は別に設定されている資料もあるので何とも言えません。
ORX-013

G-Ⅴ
明貴美加氏によるガンダムMK-Ⅴ&ドーベン・ウルフの初期稿として起こされたものです。明貴氏はガンダムvsガンダムを目論んでこのデザインをしたらしいですが、結局ドーベン・ウルフとなり思惑通りにはいかなかったようです。G-Ⅴの初期稿はガンダム・センチネルでMK-Ⅴとして登場することになりました。この機体も型式番号はガンダムMk-Vと同じORX-013となっているのでMk-Vと混同されることが多くなったのではないでしょうか。
関連の機体たち
AMX-014

ドーベン・ウルフ
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ネオ・ジオンの開発した機体ではありますが、これも明らかにガンダムの血統を継ぐ派生機といえるでしょう。「機動戦士ガンダムZZ」ではラカン・ダカランが6機のドーベン・ウルフの一隊を率い、グレミー・トトの反乱軍側として登場しました。その他にも「GUNDAM・EVOLVE../10」や漫画の「機動戦士ガンダムUC バンデシネ」、「機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン」でも登場しています。量産されたようですね。
ここまできて、ガンダムMK-Ⅳはどうしちゃったの?と思われる方も多いかと思いますので、ここら辺でMK-Ⅳのご紹介をしてみたいと思います。
ORX-012 MSF-008

ガンダムMk-IV
Painted Build: B-CLUB 1/144 Gundam Mk. IV - Gundam Kits Collection News and Reviews
ガンダムMk-IVはガンダムMk-Ⅲ同様、複数の雑誌などでそれぞれに設定されていて、どれが本物といわれると困ってしまうのですが、初出はゲーム「SDガンダム GGENERATION-ZERO」だったので、これが一番有名だと思います。後1999年になって初めて等身大のイラストが「電撃ホビーマガジン」に登場しました。この機体、インコムが搭載されているのですが、遠隔誘導端末「準サイコミュ・システム」に関してはジオンよりも連邦軍側のほうが技術が進んでいたという様な資料がありましたが、ジオンは一年戦争時に既に「ブラウ・ブロ」を実戦投入していますので、開発に関しては少なくともジオンの方が先発で、後れを取っているようには僕には感じられませんが・・・
Z plus について
「ガンダム・センチネル」で設定されている機体が結構あるので今回の記事で書こうかと思ったのですが、Z plus のヴァリエーションがかなりの数になるのでこれはこれで、まとめて書いてみることにしました。基本性能の高さからでしょう、様々な機体があります。大きくとらえるならこれも汎用性の高さともいえるのではないでしょうか?
あとがき
今回の記事はどうも年代が前後したり、系統立てた繋がりをうまく出せていないようで、自分自身の事ながら非才を認めざるを得ません。次回は今回書かなかった「CCA-MSV」の中でのガンダム系と書けるようならZプラスも一気に並べてみようかと思っています。応援していただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(11) - Middle Edge(ミドルエッジ)
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