小学校時代にシャーペンが禁止されていた理由とは?

小学校時代にシャーペンが禁止されていた理由とは?

社会人の筆記用具として欠かすことの出来ない「シャーペン」。しかし、我々が小学校に通っていた頃には先生から「シャーペンは禁止、鉛筆を使いなさい」と言われていませんでしたか?なぜ小学校ではシャーペンが禁止だったのでしょうか?この記事ではその謎を紐解いてみたいと思います。


小学校で「シャーペン禁止」の謎!!

社会人の筆記用具として欠かすことの出来ない「シャーペン」。誰もが最低1本はお持ちかと思います。しかし、我々が小学校に通っていた頃には先生から「シャーペンは禁止、鉛筆を使いなさい」と言われてませんでしたか?なぜ小学校ではシャーペンが禁止だったのでしょうか?この記事ではその謎を紐解いてみたいと思います。

実は合理的な理由が色々あったんです!!

理由その1:芯が折れやすい

シャーペンの芯の太さは0.3mm、0.5mm、0.7mmなどが一般的です。鉛筆の芯に比べると明らかに細いですよね。そのため、力の加減をするのが難しい子供がシャーペンを使用すると芯をしょっちゅう折ってしまうので「鉛筆の方が扱いやすい」という事情から、シャーペンは禁止となる場合が多いようです。

芯を3本まとめても、やはり折れやすい!これには毛利元就も困惑!?

※画像はイメージです。

理由その2:「とめ」「はね」が上手くならない

小学校時代は、文字が上手くなるための練習期間でもあります。鉛筆は使っていくうちに芯の形が整うため、文字の「はね」「とめ」「はらい」がシャーペンよりも上手く書きやすいという特徴があります。そのため、鉛筆の使用が推奨されているようです。

理由その3:筆圧の調整が難しい

理由その1の「折れやすい」とも一部重複しますが、シャーペンは鉛筆に比べて折れやすいため、筆圧の加減が難しいという特徴があります。文字を書くのに慣れていない子供にとっては、筆圧の加減になれるためにも「鉛筆の使用が適切」と判断されているようです。

理由その4:カチカチうるさい

シャーペンの特徴として、「芯を出すためにカチカチやらなくちゃいけない」という点があります。シャーペンを振って芯を出すタイプもありますし、どうしても音が出る原因になるんですよね。これを授業中にやられると、他の生徒の気が散ってしまうおそれがあります。

となりでカチカチされたら「ハイスクール!奇面組」の宇留千絵よりもうるさいかも?

※画像はイメージです。

理由その5:解体するなど、玩具にされやすい

シャーペンは思いのほか解体するのが簡単です。なので、子供のおもちゃ替わりになってしまうんですよね。それで散らかされたりしたらもはや授業どころではありません!使用禁止になるのも仕方なし、といったところでしょうか。

※画像はイメージです。

理由その6:スクールカーストが形成される

一般的に、シャーペンは鉛筆よりも高価な傾向にあります。シャーペンの中でも、安価なものから高価なものまであります。つまり、筆記用具の違いが家庭の懐事情を反映してしまうんですよね。それが原因でイジメなどに発展するケースもないとは言い切れません。子供の頃くらいは、皆平等でありたいものです!

※画像はイメージです。

否定された都市伝説「鉛筆業者、文房具屋との癒着」

シャーペン禁止の背景としてよく噂されるのは「近所の文房具屋の策略だ」「鉛筆メーカーとの癒着だ」といった話ですが、これはまず考えられません。なぜなら、文房具屋にしろ鉛筆メーカーにしろ、シャーペンは販売・製造しているからです。鉛筆が売れなくなってもシャーペンが売れるようになれば結局儲かる訳ですから、彼らにとってシャーペン禁止は特にメリットはないと思われます。

※画像はイメージです。

まとめ

頭ごなしに「とにかくシャーペンは駄目!」と指導する教師も中にはいたと思いますが、様々な合理的な理由から禁止されていたようですね。小学生の頃に納得行かなかった方も、少しは納得していただけたでしょうか?他にも面白そうな学校ネタがありましたら、また書いてみたいと思います。

昭和の頃に流行っていた「ロケット鉛筆」。これはどういう扱いになるのだろうか??

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