動物映画。
それは癒しであり、ほっこりであり、笑いであり、シリアスであり、涙であり、ホラーであり、いろいろあるわけです。
本当にいろいろある! とにかく数が多い!!
というわけで心がほっこり、たまにドキドキするような動物映画たちをたくさん集めてみました!
【みんな大好き くま編】
の・ぼ・り・べ・つ! ……といえば!? KUMABOKUJO!(クマボクジョ!) 愉快な仲間が! 楽しい仲間が!?(YEAH!) みんなマテルゼェェイ!(クマボクジョ!)ここはのぼりべつクマ牧場
グリズリー
記事作成時点で中古15000円、コレクター商品21000円ってこれプレミアついてるんじゃ……
いざ探してみると「ワイルドグリズリー」「グリズリー・レイジ」「グリズリー2010」「グリズリー・プラネット」「プロジェクト・グリズリー」「グリズリー・パーク」と同ジャンル(?)作品が多い。
全体的にネーミングセンスが〝おとなしいジャッキー・チェン〟みたいで良さがあります。
あらすじを確認しておきましょう。
なにやら撮影には本物の熊をも使用していたようで、流れとしては
・シャワーや団欒などいかにも熊が現れそうなシーンに入る
・バリバリ~! ←熊が出てくる
・バババーン! ←熊が出てくる時の音
・ぐおおおお ←熊の鳴き声っぽい音
・イヤー! イヤー! ←悲鳴っぽい声
・ぶんぶん ぶんぶん ←ひたすら振り回されているっぽいカメラワーク
こんな感じです。
あまりにも雑なので「ふざけているのではないか」と思われそうですが〝実際こんな感じ〟なので未見の方はぜひどうぞ。
製作は1976年。アメリカ。
実は、
という逸話も持っているそうな。
くまのプーさん
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〝まさかクマ作品が2つも出てくるとは〟の感想が強すぎて動揺しています。
プーさんと言えばやはりディズニーがでてきますが、初出は1926年(!)の児童小説。
作者はアラン・アレクサンダー・ミルン(A・A・ミルン)。
プーさんの本名がサンダースである、という話はちょいちょい出てきますが、これは誤訳だそうで。
【みんな大好き 犬編】
〝まともな作品も提出しないと怒られてしまうのでやっておかねば(使命感)〟
ベートーベン
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一見あらすじでネタバレしているように見えるのが流石アマゾンさん流石。
公開は1992年。監督はブライアン・レヴァント氏。
脚本はホームアローンシリーズの脚本で知られるジョン・ヒューズ氏。
どうもペット作品のど定番らしく、
・ベートーベン1 1992年
・ベートーベン2 1993年
・ベートーベン3 2000年
・ベートーベン4 2001年
・ベートーベン5 2003年
・Beethoven's Big Break 2008年
・beethoven's christmas adventure 2011年
・beethoven's treasure tail 2014年
とシリーズが豊富です。途中からなぜか英語になっていまいた。
これってぜんぶ同じ犬氏がやっていらっしゃるのだろうか。
もののけ姫
犬と言えば!? そう!
「もののけ姫」ですね。
言わずとしれたスタジオジブリ作品、宮崎駿監督。1997年製作。
アシタカ、サン、ジコ坊やエボシ御前をはじめた登場人物たちも魅力ですが、ヤックル、ナゴの守(最初にアシタカと戦っていたタタリ神。実はイノシシ)、モロ、乙事主(イノシシの長老)、猩々など登場動物たちのインパクトや活躍は「〝もののけ〟姫」の名前に負けていません。
その人気は強く長く、つい先日もヤックルとアシタカのブロンズ像がつくられたほど
「もののけ姫」インテリアオブジェの予約開始。会いに行くよ、ヤックルとアシタカを持って―― - Middle Edge(ミドルエッジ)
スヌーピーとチャーリー
実は存在しているスヌーピーの映画版。
もともとは「ピーナッツ」という漫画であるうえ、この映画のタイトルも「チャーリー・ブラウンという男の子」なのだが、日本では《スヌーピー》をごり押ししている。いっそ清々しい。
キルミーベイベーはもう――いや、なんでもない。
【みんな大好き 猫編】
子猫物語
12月1日は映画の日! アンケート《ペットと言って思いつく映画》 1位は「101匹わんちゃん」 - Middle Edge(ミドルエッジ)
に登場した「子猫物語」がここでも登場しました。
たくさんの動物たちが登場しますが、やはり《監督がムツゴロウさん》ということで記憶にインパクトがあったようです。
おしゃれキャット
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「ディズニーだとこれが好き」とぽろっと出てきたしぶめの作品。
1970年代の映画をナチュラルに見させてくれるディズニーの、魅力はきっとこういうところなのかもしれません。
【みんな大好き たぬき編】
平成たぬき合戦ぽんぽこ
〝タヌキだってがんばってるんだよォ〟
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1994年のスタジオジブリ作品。高畑勲監督。
現代日本を舞台にしているジブリ作品は「となりのトトロ」「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「耳をすませば」「ホーホケキョ となりの山田くん」「千と千尋の神隠し」「猫の恩返し」などなどである。
本当は《~ぐらいしかない》と言いたかったのだが思った以上にぼこぼこと出てきてしまい扱いに戸惑っている。
ぽんぽこは「たぬきVS人間」を描いたいかにもジブリらしい作品。
全体を通して基本的にたぬきが活躍しているが、彼らはバーガーを食べたりゲームをしたりと案外人間くさい。
すなおに楽しむこともよし、含まれた皮肉を読み解くこともよし、なにより歌がよしの良作。
【みんな大好き ライオン編】
ジャングル大帝
まさかの1950年代作品。
でも1965年、66年、89年にはアニメがつくられている。
91年にはOVAがつくられ、映画に至っては97年、00年、09年とほぼ10年周期でつくられている。
ひとそれぞれに、それぞれのライオンキング――じゃなかった、ジャングル大帝がある。
ライオンキング
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ひとそれぞれに、それぞれのジャングル大帝――じゃなかった、ライオンキングがある。
【みんな大好き 豚編】
電撃!ブタのヒヅメ大作戦
野原一家と〝オカマのイメージが強い〟クレヨンしんちゃんの劇場版ですが、実は〝筋肉とか〟動物とかも定番要素のひとつであったりします。このシリーズだいたいのことやっているので。
1993年に公開された劇場版第1作「アクション仮面VSハイグレ魔王」は敵に獣人が出てくる程度ですが、第2作「ブリブリ王国の秘宝」からは〝ヒロインの師匠がカンガルー〟という動物要素が登場します。
第3作の「雲黒斎の野望」では戦国時代が舞台なので〝馬〟が登場し、第4作「ヘンダーランドの大冒険」ではこれまた敵のひとりに〝熊〟が登場。案外バランスが良い。
さてとりいだしたるは1998年公開、劇場版第5作となる「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」でございます。
この作品ではなんとですね、お馴染みの〝豚〟であるところの《ぶりぶりざえもん》氏がですね、えー、大活躍、する、ということで、はい。
ぜひご覧の際は〝ぶりぶりざえもんは豚なのか〟〝豚とはなにか〟ということについて思いを馳せていただければなと思います。
紅の豚
豚と言えばやはりこれか。
ベイブ
夢はドーンとでっかく“世界一の牧羊豚”!愛くるしい子ブタの愛と勇気あふれる愉快な物語!
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ベイブ。これは素敵な映画でした。
特に劣っているわけでも、優秀なわけでもない子豚のベイブ。
厳しすぎず甘すぎない環境。動物たちの日常とも言えそうな事件たち。
人間と人間の関係。動物と人間の関係。そして動物と動物との関係。
……書いていたらひさしぶりに見たくなってきました。年末はいじわるなことをする牧羊犬、レックスのものまねをして過ごそうと思います。
【みんな大好き 鳥編】
鳥

劇場用ポスター
鳥 (映画) - Wikipedia
我らがヒッチコック、我らが動物パニック。その原点にして頂点とも言うべきが「鳥」でございます。
今回は周囲の人々に
「なんか、動物映画とかって良いですよね。やさしくて、ほっこりしてて。オススメのやつとかありますか?」
みたいな訊き方をしたのですが、「グリズリー」とともに過半数から紹介された作品。
〝やさしさとはなにか〟そんなことを考えさせられるエピソードですね。
【みんな大好き 猿編】
猿の惑星
シリーズがたくさん展開されていますが映画第1作は1968年アメリカ製。
原作はフランス人作家、ピエール・ブールのSF小説。1963年。
【みんな大好き 鹿編】
子鹿物語
鹿!?
鹿映画!?
ピューリッツァー賞を受賞した、マージョリー・キーナン・ローリングス原作の小説を映画化。フロリダ北部の森林地帯を舞台に、小鹿を見つけた少年とその家族を描いたドラマ。グレゴリー・ペックほか出演。
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原作は1938年の児童文学小説「子鹿物語」。作者はアメリカの作家マージョリー・キナン・ローリングス。
【みんな大好き 魚編】
ピラニア
ピラニア (映画) - Wikipedia
1978年のパニック映画。
これらのシリーズはwikiにことごとく《『ジョーズ』世界的大ヒットを受けて数多く製作された生物パニック映画の一つ》と書かれているのが趣深いですね。
本来は臆病な生物であるところのピラニアが獰猛であると誤解される原因のひとつ。
続編では空を飛んだり3Dになったり絶好調である。
【みんな大好き ワニ編】
アリゲーター
Wikipediaの概要には《市街地に現れた巨大ワニと人々との死闘を描く。》としか書かれていない作品。〝でもきっと正しいんだろうなあ〟
果たして動物パニックやドキュメンタリー以外でワニが登場する映画ってあるのだろうか。
世にはヘビやトカゲをはじめとした爬虫類をこよなく愛している人もいらっしゃるので、もうちょっとワニ映画に意識を向けて生活しても良いのかもしれません。
【みんな大好き サメ編】
ジョーズ
「サメの話しようぜ」
「くだらない話題だな。シャークに触る野郎だ」
「もっとジョーズなネタ振れ」
もはや説明の必要はあるまい。
【みんな大好き 番外編】
トトロ
1988年の伝説的スタジオジブリ作品。
表紙の女の子は映画構想段階での主人公。もともとは彼女が主人公だったそうですが、その後、シーンの追加などの思いつきがあって《サツキとメイ》という姉妹がうまれたそうです。
なお〝同時上映は火垂るの墓〟
映画館で楽しくトットロトットロしにきたお子様たちに空襲警報を聞かせるというのはいったい誰の発想であったのか……
エイリアン
〝In space no one can hear you scream.〟
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1979年公開のSF映画。これもほとんど説明の必要は無いだろう。
シリーズ作品は「エイリアン」「エイリアン2」「エイリアン3」「エイリアン4」「プロメテウス」「エイリアン:コヴェナント」「エイリアンVSプレデター」「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」などなど展開されているが全てが時系列順というわけではないので注意。
〝ところでエイリアンって動物なんですかね?〟
プレデター
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相手にアーノルド・シュワルツェネッガーがいるかいないかという点で考えれば、プレデターはエイリアンに比べて不運であったと言わざるを得ない。
ところでプレデターって以下略
楽しいムーミン一家 ムーミン谷の彗星
おなじみの謎生物、ムーミン一家の貴重な劇場版。
貴重なので15万とかする。オー、マイ、ガッ!
ジュラシック・パーク
スティーブン・スピルバーグ監督が贈るSFXアドベンチャー第1弾。裕福な企業家がDNAから恐竜を蘇らせ、孤島にリゾートパークを建設。ところが、パーク内で恐竜たちが暴れ出し…。
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〝この映画たちのなかだったら恐竜は比較的まともな動物かな……〟
おまけ
〝まさかこんなラインナップになるとは思ってもみませんでした〟
最初のうちは「犬と私の10の約束」とか「盲導犬クイールの一生」とか「ルドルフとイッパイアッテナ」とか「ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊」とかコンセプト通りのタイトルがビシバシ出ていたのですが、時代的に取り扱えないからもうちょっとないすか?と聞いた瞬間「グリズリー」がでてきてあとはどったんばったん大騒ぎということになりました。
最後には《人間だって一種の動物なんだから、すべての映画は動物映画だって言えるのさ……》とかかっこつけておこうと思ったのですが規格外動物と、そもそも動物じゃなさそうなものが多くて説得力が微塵も無いみたいです。
本稿を書くにあたり、動物映画情報をご提案してくださった方々、ありがとうございました。