昭和6年(1931年)創業、銀座の老舗キャバレー『白いばら』来年1月に閉店
1931年、昭和で言えば昭和6年に創業された銀座の老舗キャバレー『白いばら』が来年1月10日に閉店する。1936年(昭和11年)の二・二六事件の起こる前夜には、青年将校が来店し「あすの号外を楽しみにしろ」とうそぶき、軍刀で観葉植物を切って立ち去ったという逸話も残る同店。
新年早々、またひとつ昭和の文化が消える事となる。閉店の理由は老朽化だという。
10月末となるが、ほいじんが(@garaguda)さんがツイートし、悲報に呼応する人々が多く、東京の名所のひとつであったのだと実感している。
店の外壁には日本地図があり、ホステスさんの出身地が紹介されている。キャッチフレーズは「あなたの郷里の娘を呼んでやって下さい」。同郷のホステスさんと地元訛りの会話ができるキャバレーの白いばらは、銀座三丁目シャネルの裏(ガス灯通り)にある。
白いばらでは、100名程のホステスさんと生バンドによるライブやダンスショーを堪能でき、社交場として機能している。また、ショーを観てもショーチャージも取らず、リーズナブルな値段で健全に楽しめるお店としても知られている。有名人や財界人の来店も途絶えることはない。
《中川翔子さんもツイート》
煌びやか、夜の世界など大人の場所として憧れたキャバレー白いばら。昭和レトロな空間が今もなおあり続ける事でいつでも行ける安心感があった。
しかし、貴重な昭和を感じられる場所がなくなる事で、これから年末を迎える事もあり、白いばらを訪れるファンは多いと予想される。
元々地方から来店するファンも多いが、これからはより一層の混雑となるだろう。見納めはお早目に。