その男、凶暴につき
1989年8月12日公開の日本映画で北野武の映画初監督作。
松竹富士配給。興行成績は、配給収入が5億円。
当初は奥山和由プロデュースで監督は故・深作欣二、主演ビートたけしで進められた企画だったのが、深作のスケジュールが合わず、主演ビートたけしのまま、北野武として自身初の監督を務めることになる(ちなみに『その男、凶暴につき』というタイトルは奥山がつけたという)。
ストーリー
首都圏にある某都市に住む男、我妻諒介は犯罪者を追い詰めるためには暴力の行使も辞さない凶暴な刑事。
浮浪者を襲った少年たちの一人の自宅へ押し入って殴る蹴るの暴行を加えた挙句、自白を強要するほど。
その行き過ぎた捜査と粗暴な性格から、勤務する港南警察署内でも危険人物として敬遠されていた。
新たに警察署署長になった吉成から注意を受けるほど、警察という組織にあって浮いた存在の我妻だったが、自身を理解してくれる数少ない同僚と他愛もない冗談を言い、菊地という若い新人刑事が相棒となり、ある時は酒を酌み交わし、完全な孤立は辛うじて免れていた。さらに我妻には、精神障害を持つ妹・灯がおり、我妻は灯のことを大切にしていた。
キャスト
我妻諒介:ビートたけし
撮影当時
主人公で凶暴な刑事。
現在
本名 北野 武(きたの たけし)
生年月日 1947年1月18日(70歳)
主な作品
『その男、凶暴につき』
『あの夏、いちばん静かな海。』
『ソナチネ』
『キッズ・リターン』
『HANA-BI』
『菊次郎の夏』
『BROTHER』
『座頭市』
『アウトレイジ』シリーズ
清弘:白竜
撮影当時
殺し屋
現在
本名 田 貞一
別名義 高山 貞一
生年月日 1952年10月3日(65歳)
在日韓国人2世で戸籍名は田貞一(チョン・ジョンイル、전정일)
(日本名)は高山 貞一(たかやま ていいち)。
最近ではバラエティー番組にもよく出演されてます。
灯:川上麻衣子
撮影当時
我妻諒介の妹。(精神障害を持つ)